「BAKE CHEESE TART」や「PRESS BUTTER SAND」で知られるBAKE社から、2025年1月に新ブランド「トーキョー煎餅」が誕生しました。
このブランドは「パリッとかじって懐かしい、ポリっとかみしめ新しい。」をコンセプトに、懐かしい煎餅に現代的なエッセンスを加えた新しい米菓を提案しています。
この記事では、トーキョー煎餅の概要や特徴、人気商品である「煎餅サンド」の食レポ、実際の口コミなどを詳しく紹介します。お土産選びや自分へのご褒美探しの参考にしてください。
トーキョー煎餅の商品ラインナップ
トーキョー煎餅では、昔ながらの米菓に洋菓子のエッセンスを加えた、新感覚の商品を展開しています。ブランドを代表する「煎餅サンド」をはじめ、味のバリエーションが豊かな「ふきよせ」、もち米の旨みを堪能できる「あられ」など、どれも個性あふれるラインナップです。それぞれの商品は、手土産や贈り物、自分へのご褒美にもぴったりです。
煎餅サンド
煎餅サンドは、トーキョー煎餅の看板商品です。国産米を使用した煎餅を薄さ約3ミリにまで焼き上げ、そこに口どけの良いクリームを挟んでいます。煎餅の香ばしさと、なめらかなクリームの組み合わせは絶妙で、ひと口食べるごとに新しい驚きと美味しさを感じられる一品です。
この商品は和と洋をバランス良く融合させており、日本茶はもちろん、紅茶やコーヒーとの相性も良好です。年代を問わず好まれる味わいで、幅広い層に支持されています。
現在販売されているフレーバーは以下の3種類です。
- ビターキャラメル
- プラリネチョコ
- チーズメープル
さらに、大丸東京店では限定フレーバー「あんバター」も登場しました。
価格は、5個入りが1,296円(税込)、10個入りが2,592円(税込)で販売されています。
贈答用としても選びやすい包装デザインです。
ふきよせ
「ふきよせ」は、さまざまな味や食感が楽しめるあられの詰め合わせです。
国産の米を使用し、素材本来の旨みを引き出すために、昔ながらの製法で一粒一粒丁寧に作られています。
見た目にもカラフルで、手に取るたびに違う味が楽しめるのが魅力です。
ふきよせには、次の5種類のバリエーションがあります。
- ZARAMEクラシック:ざらめの甘みが香ばしい煎餅と好相性。
- CHEESEフレンズ:チーズの塩気がアクセントとなった大人の味わい。
- UMEブロッサム:ほんのり酸味のある梅風味で、さっぱりとした後味。
- NEGIブラウン:香ばしいネギの風味が食欲をそそる一品。
- JAGAゴールド:じゃがいもの風味とサクサク食感がクセになる味。
どの種類も価格は各324円(税込)と手に取りやすく、いろいろな味を買い揃えて食べ比べを楽しむのもおすすめです。
あられ
「あられ」は、国産のもち米100%を使用した、一口サイズの米菓を3種類詰め合わせた商品です。
香ばしく焼き上げた粒は、ほどよい硬さと深い旨みを感じさせ、食べ応えがあります。
お茶請けはもちろん、塩味の効いたタイプはお酒のおつまみにも最適です。
ラインナップは以下の2種類があります。
- KAORIキッチン:昆布やごまなど、和の食材を活かした香り豊かな味わい。
- SPICEジャーニー:香辛料をアクセントにしたエキゾチックな風味が特徴。
価格は1,188円(税込)で、3種類のあられが各5個ずつ、合計15個入りです。
箱入りで見た目も上品なため、ちょっとした贈り物にも適しています。
煎餅サンドを実際に食べてみた食レポ
トーキョー煎餅の代表的な商品である煎餅サンドを実際に購入し、食べた感想を紹介します。今回は3種類の煎餅サンド(チーズメープル、プラリネチョコ、ビターキャラメル)を食べ比べてみました。
煎餅サンド〈チーズメープル〉の味わい
チーズメープルは、コクのあるカマンベールチーズをクリームに合わせ、さらにメープルシュガーをバランス良く配合した商品です。使用しているチーズ原料のうち、カマンベールチーズを75%以上使用しているとのことです。
パッケージはレトロかわいいマジョリカタイルデザインで、天面にはエンボス加工が施されています。箱のサイズは縦13.7cm×横17.2cm×高さ6cmで、賞味期限は購入日から29日間ありました。
食べてみると、まずお煎餅の表面の塩味が感じられます。パリッとお煎餅が割れると中の甘く柔らかいクリームが現れ、チーズの風味とメープルの甘さが広がります。メープルの香りは最後まで楽しめ、パリパリの食感とともに「しょっぱい→甘い→またしょっぱい」といった味の変化が口の中で楽しめます。
煎餅サンド〈プラリネチョコ〉の味わい
プラリネチョコは、ナッツが香ばしいチョコクリームをサンドした商品です。アーモンドを砂糖でキャラメリゼしたプラリネペーストに砕いたローストアーモンドを加え、香ばしさと食感を引き出しています。
パッケージはチーズメープルと同様のデザインですが、色合いが異なります。賞味期限は購入日から60日間と、3種類の中で最も日持ちします。
食べてみると、やはり最初にお煎餅の塩味を感じ、その後プラリネチョコレートの甘さが広がります。ほろ苦く甘いプラリネチョコレートにはナッツの風味も感じられ、「しょっぱい→甘い→ほろ苦い→しょっぱい」という味わいの変化が楽しめます。後味も長く続き、あまじょっぱさとほろ苦さの組み合わせが印象的です。
煎餅サンド〈ビターキャラメル〉の味わい
ビターキャラメルは、キャラメルの配合を重ねて調整し、ビターで芳醇なクリームに仕上げた商品です。キャラメルチップのジャリッとした食感が香ばしさをプラスしています。
パッケージは他の2種と同じデザインですが、色合いが異なります。特徴的なのは栞のデザインがパッケージと統一されており、3種類の中で最も推されている商品のように感じられました。賞味期限は購入日から27日間でした。
食べてみると、煎餅の塩味がまず強く感じられます。ビターキャラメルの味は後からゆっくりと広がり、塩味と煎餅のお米の風味、ほろ苦く甘いビターキャラメルの味が混ざり合って独特な「甘じょっぱい」味わいになります。ほろ苦いキャラメルの風味は最後まで続き、大人向けの風味を楽しめます。
トーキョー煎餅の口コミ・レビュー
BAKEが新しく展開した「トーキョー煎餅」の口コミやレビューを集めました。東京駅・大丸東京店で2025年1月にオープンした新ブランドについて、様々な購入者の声をご紹介します。
【一人目】賞味期限は次の日まで!?新感覚の煎餅!
買い物ついでの東京駅で立ち寄りました。店舗は2025年1月17日オープンで、今年できたばかり。SNSで見かけて気になっていたので、サクッと寄ってみました。
大丸東京 地下1階なので八重洲口からアクセスも良好です。大丸オープンと同時に向かったので店舗にはポツポツと人がいる程度でした。
今回は目当ての「煎餅サンド」を2種類購入しました。 ①ビターキャラメル ②あんバター
2種類とも共通して、煎餅感を強調せず、シンプルに塩味を効かせつつ、厚さも薄くパリッと感を楽しめます。サンドしている甘さと非常に相性がよく、良いバランスだと思います。
あんバターは賞味期限が翌日となっていて、生ものなので早いのは理解できますが、煎餅に早めの賞味期限設定があること自体に新鮮さがあり非常に面白かったです。
手土産のバリエーションに増えて良かったと思います!
【二人目】OEM生産で作られた煎餅を販売する『BAKE』社の新ブランド
チーズタルトなどを売っているBAKEの新ブランド。パッケージはおしゃれ、店員さんの制服もパッケージと揃えてあっておしゃれですが、肝心の煎餅の味はフツーです。「吹き寄せ」はスーパーで買う安い煎餅よりはマシですが、全く値段に見合っていません。あんこが挟まったやつは、植物油脂が口に残ります。
お値段の8割はパッケージ代だと思ったほうがいいでしょう。リーフレットやホームページは、こだわって作ってます感を醸し出していますが、作っているのはベイク社自身ではなく、OEM生産で他社に作ってもらったものをおしゃれなパッケージに入れて売っているだけです。それって菓子屋というより商社ですね。
【三人目】美味しい煎餅サンドのビターキャラメル
週末の17:50頃に訪店し、先客3名でした。
購入したのは煎餅サンド(ビターキャラメル)1,296円。キャラメル本来の味わいを引き立てるために試行を重ねて配合を調整した、ビターで芳醇なクリームを軽い塩気のある厚さ3mmの煎餅でサンドした商品です。甘じょっぱくて、珈琲や紅茶にも合いそうな美味しい商品でした!
【四人目】煎餅サンドとあられの感想
煎餅サンドのビターキャラメル味と、あられ2種を購入しました。煎餅サンドの色んなお味の詰め合わせされたものが欲しかったのですが、売り切れで、1番人気とオススメされたビターキャラメルを購入。
パリッとした歯応えのある煎餅にキャラメル味のクリームがサンドされています。あまじょっぱさのバランスがいい感じ。
あられは2種の味が一袋に入っています。珍しい味のものを選んで購入してみましたが、「うん、あられね」といった感じです。お値段もお安くはないので、話題づくりのお土産にはいいかもしれません。
煎餅サンドは違うお味を試してみたいです!パッケージに凝っているので、新しい東京土産としていいかもしれません。
【五人目】BAKEの新ブランドは期待はずれ
BAKEが新ブランドのお煎餅を発売するとあり、新幹線で東京に来た友人を迎えに行きながら大丸に期間限定出店中のトーキョー煎餅に寄ってみました。
デザインはイタリアを彷彿とさせるマジョリカタイルで、どこか懐かしさを感じます。
煎餅サンドの種類は3種類: ・ビターキャラメル ・プラリネチョコ ・チーズメープル
今回は2種類をお試しで購入しました。薄めのお煎餅にクリームがサンドされていますが、お煎餅の塩味が強く、クリームの味が際立ちません。お煎餅の食感もそこまでパリパリ感はなく、お煎餅とクリームがマッチしているように感じられず残念でした。
BAKEの洋菓子は好きで、よくいただいているので期待しただけに残念です。
【六人目】初日に訪問した思い出
東京駅は大丸の地下を通り、ランチに向かう途中新店舗を発見。暇そうにしていた店員さんにいつから?と聞いたら「初日です」とのこと。
後で来ようと食事から帰ってくると、メチャ並んでいました。愛想のいいお姉さま効果ですね!
10人ほどの列に並び順番がまわってきそうな時、「きてくれたんですね♪」と覚えてくれていたことに気分がよくなり、煎餅サンドのチーズメープルとチョコの各5枚セットを購入しました。
しょっぱ・あまっのコンボとパリッとした触感がなかなか良いです。お土産候補の仲間入りですね。富〇見堂にかなり寄せている感はありますが、普通に買えるのがいいと思います。
【七人目】気になっていた煎餅サンド!
販売スタッフの方に「煎餅サンドの中でどれが一番売れていますか?」と尋ねると、「日によって違うんですが、チーズメープルが売れています。しっかりとしたチーズの味がしています」とのことでした。
パリッとお煎餅が割れると、中の甘く柔らかいクリームが出てきます。クリームは、チーズの味わいとメープルの風味と甘さを感じられ、メープルの香りは最後の方まで感じられます。
パリパリの食感とともに、「しょっぱい→甘い→またしょっぱい」といった味覚が口の中で行き交います。あまじょっぱい味わいが美味しいです。
SNSでは、「美味しい」「くせになる」といった評価の高い投稿が多い印象です。味が悪い、まずいといった低い評価の投稿は見当たりませんでした。
トーキョー煎餅の口コミと評判【まとめ】
トーキョー煎餅に関する実際の口コミや評判を見てみましょう。インターネット上の評価やSNSでの反応など、さまざまな視点からブランドの評判を確認できます。
好意的な口コミ
多くの口コミでは、煎餅サンドの「甘じょっぱさ」や新しい食感が高く評価されています。「くせになる」「美味しい」といった評価が多く見られました。特に、煎餅の塩味とクリームの甘さのバランスが絶妙だという意見が多くありました。
また、パッケージデザインの可愛さやギフトとしての適性を評価する声も多く、「新しい東京土産として良いかもしれない」という意見もありました。コーヒーや紅茶との相性の良さも評価されています。
批判的な口コミ
一方で、「お値段の8割はパッケージ代」「肝心の煎餅の味はフツー」といった価格に対する価値を疑問視する意見もありました。また、「お煎餅の塩味が強く、クリームの味が際立たない」「お煎餅とクリームがマッチしているように感じられない」という味のバランスに関する批判も見られました。
BAKEがOEM生産(他社に製造を委託)していることを指摘し、「作っているのはベイク社自身ではなく、OEM生産で他社に作ってもらったものをおしゃれなパッケージに入れて売っているだけ」という意見もありました。
トーキョー煎餅とは
トーキョー煎餅は、2025年1月に誕生したばかりの新しい米菓ブランドです。手がけているのは、「BAKE CHEESE TART」や「PRESS BUTTER SAND」など数々の人気スイーツブランドを展開する株式会社BAKE(本社:東京都)。トーキョー煎餅は、同社にとって9番目の新ブランドとなります。
日本の伝統的なお菓子である“煎餅”に、洋菓子の手法や発想を融合させることで、まったく新しい米菓の世界を創造しています。ブランド誕生からすでに注目を集めており、東京土産やカジュアルギフトとして話題を呼んでいます。
ブランドコンセプトは「懐かしい×新しい」
トーキョー煎餅のブランドコンセプトは、「パリッとかじって懐かしい、ポリっとかみしめ新しい。」という言葉に凝縮されています。昭和の記憶を呼び起こすような“懐かしさ”と、素材や製法にこだわった“新しさ”を一枚の煎餅に同居させるという、挑戦的な試みです。
これまで煎餅というと“和”のイメージが強く、お土産やギフトでは洋菓子に押されがちでした。そこでBAKEは、「お菓子を、進化させる。」という自社ビジョンのもと、日本の米菓文化に新たな風を吹き込むべく、現代のライフスタイルに合った“進化系煎餅”を提案しています。
デザインテーマは「懐かしくて、新しい」
トーキョー煎餅の世界観は、味わいだけでなくビジュアル面にも色濃く反映されています。ブランドのデザインテーマは「懐かしくて新しい」。その象徴ともいえるのが、パッケージや店舗内装に採用されている「マジョリカタイル」のモチーフです。
マジョリカタイルは、明治以降の日本において、家の玄関まわりなどに“幸せの象徴”として飾られていた装飾タイルです。レトロで華やかなこの模様は、日本人にとってどこか懐かしく、縁起の良い存在として親しまれてきました。トーキョー煎餅では、このモチーフを通じて「贈る人も、贈られる人も笑顔になる」ギフト体験を演出しています。
ロゴやシンボルマークにもこだわりが詰まっている
ブランドロゴは、やわらかい丸みを帯びたフォントで構成されており、親しみやすく上品な印象を与えます。また、シンボルマークには、網焼きで焼かれる煎餅のイメージが重ねられ、見た目にも美味しさとあたたかみを感じられるデザインです。
細部に至るまでこだわり抜いたビジュアル設計により、若年層から年配層まで、幅広い世代にとって“思わず手に取りたくなる煎餅”となっています。和菓子でありながらも、洋菓子のようなスタイリッシュさを併せ持つそのビジュアルは、ギフト需要の高い現代において、大きな強みとなっています。
トーキョー煎餅の店舗
トーキョー煎餅は、2025年1月にスタートした新しい煎餅ブランドです。和の伝統と洋の感性を融合させた独自の商品が話題を呼び、登場からわずか数ヶ月で販売の幅を広げています。
初お披露目は「大丸東京店」の期間限定出店
ブランドの初出店は、2025年1月8日から14日までの7日間。東京駅直結の大丸東京店1階「MVPスイーツコーナー」にて期間限定で販売が行われました。話題の新ブランドが登場する場所として知られるこの催事スペースに選ばれたことで、多くのスイーツファンや買い物客が足を止め、連日行列ができるほどの盛況ぶりとなりました。
初の常設店舗が「大丸東京店地下1階」にオープン
期間限定販売の好評を受け、2025年1月17日には、同じ大丸東京店の地下1階にてブランド初となる常設店舗がグランドオープンしました。アクセスに優れた東京駅直結という立地もあり、通勤途中のビジネスパーソンや観光客など、幅広い層の来店が見込まれています。営業時間は10:00〜20:00で、定休日は大丸東京店に準じています。
「BAKE the SHOP」全国店舗でも一部商品を販売
店舗展開は東京にとどまりません。2025年2月15日からは、スイーツ専門店「BAKE the SHOP」の全国店舗でも、トーキョー煎餅の一部商品の取り扱いがスタートしました。これにより、地方に住む方々にもブランド商品を手に取る機会が増えています。取扱商品は店舗ごとに異なりますが、人気の煎餅サンドを中心に展開されています。
オンライン販売で全国から注文可能に
さらに、2025年2月19日からは、BAKEグループが運営する公式オンラインショップ「BAKE the ONLINE」にて、トーキョー煎餅の商品が通販対応となりました。スマートフォンやパソコンからいつでも購入できるようになったことで、遠方の方へのギフトや、リピーターの需要にも応える体制が整っています。商品の鮮度や包装にもこだわりがあり、自宅用としてはもちろん、贈り物としても利用しやすい仕様です。
今後は全国催事への出店も予定
今後は、全国各地の百貨店や商業施設の催事スペースへの出店も予定されています。期間限定のポップアップ形式で展開しながら、トーキョー煎餅の世界観や味わいをより多くの人々に届けていく方針です。ブランドとしては、「日本の伝統をもっと自由に、もっと楽しく」をテーマに、全国的な認知拡大とファン層の獲得を目指しています。
トーキョー煎餅の会社概要
トーキョー煎餅を運営しているのは株式会社BAKEです。BAKEとその新ブランド展開について見ていきましょう。
BAKE社について
株式会社BAKEは、「BAKE CHEESE TART(ベイク チーズタルト)」や「PRESS BUTTER SAND(プレスバターサンド)」などの人気ブランドを運営する企業です。2013年の創業以来、「1ブランド=1プロダクト」戦略で、工房一体型の店舗を特徴として事業を拡大してきました。
しかし、新型コロナウイルスの影響を大きく受けた後、2023年よりマルチブランド展開とOMO(Online Merges with Offline、オンラインとオフラインの融合)の推進へと方針を転換しています。
BAKEの新ブランド展開
BAKEは近年、新しいブランドの開発に積極的に取り組んでいます。2023年10月には架空のパティスリーを舞台にしたストーリー仕立ての世界観を展開する「しろいし洋菓子店」を、2024年2月には同社で初めてテスト販売での反響からブランド化した「caica」をローンチしました。
「トーキョー煎餅」はBAKEにとって9つ目のブランドであり、米菓への挑戦は同社では初となります。新ブランド開発にあたっては、SNSの動向やオンラインでの口コミを定期的に集積する中で、「あまじょっぱい」スイーツのニーズを捉えたことが背景にあります。
トーキョー煎餅の今後の展望
トーキョー煎餅はBAKEの新たな挑戦として始まったブランドですが、今後どのような展開が予想されるのでしょうか。
ブランド戦略
BAKEのブランド戦略部部長である馬場諭氏は、「『PRESS BUTTER SAND』に次ぐ東京みやげの2本目の柱として成長させていきたい」と話しています。メインターゲットは、BAKEの顧客層であり百貨店の購買層である30〜50代。加えて、世界観と価格帯の観点から20代女性をサブターゲットとして定めています。
「どんな飲み物にも合うお菓子」として、お茶請けだけでなく酒のおつまみなど、さまざまな利用シーンを想定しており、幅広い顧客層の獲得を目指しています。
商品展開の可能性
トーキョー煎餅は今後、煎餅サンドのみならず、バラエティー豊かな米菓を展開する予定です。ローンチ時点では、「煎餅サンド」は3品目7SKU、「ふきよせ」は5品目6SKU、あられは1品目2SKUをラインアップしていますが、今後さらに商品ラインナップを拡充していくことが予想されます。
まとめ
トーキョー煎餅は、日本の伝統的な米菓である煎餅に、BAKEならではの現代的なエッセンスを加えた新しいブランドです。「パリッとかじって懐かしい、ポリっとかみしめ新しい。」というコンセプトのもと、懐かしさと新しさを融合させた商品を提供しています。
代表的な商品である煎餅サンドは、薄く焼き上げた煎餅に様々な味のクリームをサンドした商品で、「甘じょっぱい」という新しい味わいを楽しめます。レトロかわいいパッケージデザインも特徴的で、ギフトや手土産としても喜ばれる商品になっています。
一部では価格に対する価値を疑問視する声もありますが、多くの口コミでは新しい味わいや食感が高く評価されています。トーキョー煎餅は今後も商品ラインナップを拡充し、BAKEの新たな柱として成長することが期待されています。
東京駅や大丸など、アクセスしやすい場所に店舗を構えているので、新しい東京土産を探している方や、甘じょっぱい新感覚のお菓子を試してみたい方は、ぜひトーキョー煎餅の商品を手に取ってみてはいかがでしょうか。