MENU

御菓子御殿とは|沖縄のお菓子と観光施設

  • URLをコピーしました!
目次

御菓子御殿とは

沖縄県中頭郡読谷村に本社を置く株式会社御菓子御殿は、単なるお菓子屋さんではありません。沖縄の文化や歴史を肌で感じられる複合的な観光施設として、多くの人に愛され続けています。同社の歩みは昭和54年、読谷村の小さな洋菓子店から始まりましたが、昭和61年に参加した読谷村の村おこし事業で紅いもと出会ったことが大きな転機となりました。

沖縄のお土産 – 元祖 紅いもタルト...
沖縄のお土産 – 元祖 紅いもタルト – 御菓子御殿 【 公式 】 元祖 紅いもタルト の 御菓子御殿 公式サイトです。沖縄にこだわったお菓子やおみやげをご用意しております。旅行や観光で訪れたお客様に楽しんで頂ける店舗・施設もござい...

代表作「元祖 紅いもタルト」

村おこし事業をきっかけに誕生した「元祖 紅いもタルト」は、今や年間販売数が1000万個を超える、沖縄を代表する有名なお菓子です。沖縄県産の鮮やかな紫色の紅いもを100%使ったこのタルトは、同社の売上の3分の1を占める主力商品に成長し、沖縄のお土産として全国に広まりました。この成功の背景には、紅いも、沖縄、自然、出来立てという4つのこだわりがあります。

沖縄全域をカバーする店舗網

沖縄県内に広がる店舗網も大きな特徴です。

現在、同社は県内に12店舗を展開しており、その店舗網は那覇空港から石垣島まで沖縄全域をカバーしています。国際通りくもじ店、国際通り牧志店、那覇空港店、石垣店などの各店舗では、それぞれの立地を活かした特色のあるサービスを提供しています。

沖縄の文化を体感できる店舗

御菓子御殿が最も特徴的なのは、沖縄の歴史や文化を建物で表現していることです。店舗に足を踏み入れると、沖縄の文化を直接体験できる空間が広がっています。

御菓子御殿 恩納店:首里城を模した建物

2001年に恩納村にオープンした恩納店は、沖縄が誇る歴史遺産である首里城を忠実に真似た造りとなっています。入口には守礼門があり、店舗は首里城正殿そっくりの外観をしています。青い空に映える鮮やかな朱色の建物は「触れることができる首里城」として、多くの観光客の撮影スポットにもなっています。一歩店内に足を踏み入れると、そこは沖縄の素材にこだわったお菓子のお城が広がり、訪れる人々に沖縄の文化を直接体感させてくれる空間となっています。

御菓子御殿 恩納店:紅いもタルト手作り体験

恩納店で特に人気なのが、全国でもここでしか体験できない紅いもタルトの手作り体験です。この体験では、タルト生地を形作るところから紅いもペーストを絞るところまで、さらにオリジナルのパッケージにメッセージやイラストを描くところまで含まれています。10時、13時、16時の3回開催され、約2時間で12個の紅いもタルトを作ることができます。焼き上がった手作りタルトは、体験で自分が描いた箱に詰めてもらえるため、完全オリジナルのお土産となり、焼きたてのサクサク感は市販品では味わえない特別な美味しさだと評判です。この体験は気の合う仲間同士で楽しく過ごしたり、親子で絆を深めたり、大切な人への贈り物として活用したりと、様々な目的で利用されています。

御菓子御殿 名護店:DINO恐竜PARK やんばる亜熱帯の森

さらにユニークな施設として、名護店に併設された「DINO恐竜PARK やんばる亜熱帯の森」があります。このテーマパークには50体から80体以上の恐竜が配置されており、映画ジュラシックパークでおなじみのティラノサウルスやステゴサウルス、首の長いブラキオサウルスなど、多種多様な恐竜たちが存在しています。やんばるの豊かな原生林の中で恐竜の鳴き声が響き、動き出す恐竜の迫力に胸が高鳴る、冒険心あふれる体験ができます。整備された遊歩道では、背の高い亜熱帯の木々に差し込む木漏れ日が心地よく、散策するだけでも大自然に癒される空間となっています。コース終盤にはお子様が遊べるキッズスペースもあり、横には休憩所も設けられているため、家族連れでも安心して楽しむことができます。

出来立てを届ける工場併設システム

御菓子御殿の大きな魅力の一つが、製造工程を間近で見学できる工場併設システムです。出来立ての美味しさをお届けしたいという想いから、読谷本店、恩納店、国際通り松尾店の3つの大型店舗には紅いもタルトの製造ラインが併設されています。

各店舗の工場見学

読谷本店では、焼きあがった紅いもタルトを一つ一つ個別に包装していく様子や、アーモンドチョコレートサンドの製造工程を見学できます。恩納店では、タルト生地に紅いものペーストが波打つように絞られていく様子を最も広いスペースで見学できます。松尾店では、タルト生地の中に紅いもペーストが絞られて釜の中に入っていく様子を見学できます。この製造ラインはまるでからくり装置のようで、大人から子供まで好奇心を刺激する仕組みとなっており、お土産を選びながら気軽に立ち寄れることも大きな魅力です。

店舗ごとのレストラン

御菓子御殿はレストラン事業にも力を入れており、各店舗では異なる雰囲気での食事体験を提供しています。

読谷本店の「お食事処 花笠」は沖縄の古民家を思わせる雰囲気で、自家製麺の沖縄そばやゴーヤーチャンプルーなどの沖縄料理を味わえます。恩納店には併設のカフェ「ダイヤモンドブルー」があり、ビーチまで0秒という最高のロケーションで、エメラルドグリーンの海を眺めながらシェフ特製のスイーツや地元食材を使った料理を楽しめます。名護店では亜熱帯植物に癒される空間で、定番の沖縄そば、沖縄の家庭の味チャンプルー、様々な沖縄の郷土料理を心ゆくまで堪能できます。

徹底した品質管理と認証取得

品質管理においても徹底的にこだわっており、2016年にはISO22000 HACCP認証を取得しています。原材料の仕入れから最終製品まで、各工程ごとに微生物による汚染や金属の混入などの危険な要因を分析し、危険を防ぐための重要な工程を継続的に監視・記録する管理システムを導入しています。現在、読谷本店工場と恩納工場でこの認証を受けて、安心で安全な商品作りに努めています。

幅広い商品展開

商品展開も多岐にわたっており、こだわりのお菓子だけでなく、沖縄そばなどの特産品、一点一点丁寧に手作りされたシーサーや琉球ガラス、地域限定のグッズ、沖縄県内の各酒造メーカーの泡盛など、幅広い沖縄らしい商品を取り扱っています。ただし、小型店舗では主にお菓子の販売のみとなっています。

地域への貢献|6次産業化の優良事例

御菓子御殿の取り組みは、生産から販売までを一貫して行う「6次産業化」の優れた事例としても高く評価されています。また、安心・安全な商品提供のために品質管理にも徹底的にこだわっています。

生産農家から紅いもを全量買い取り、1次加工から製造、そして直売所や県内スーパー、百貨店、空港、観光施設での販売までを一貫して行うことで、地域の雇用を生み出し、会社の経営基盤を強くし、生産農家の安定にも貢献し、作物のブランド化を実現しています。この取り組みは平成26年度に農林水産省食料産業局長賞を受賞し、地域活性化の模範的な事例となっています。

数々の受賞実績

御菓子御殿の努力は、数々の受賞実績にも表れています。

全国菓子大博覧会では「名誉総裁賞」「観光庁長官賞」「農林水産大臣賞」などを受賞し、モンドセレクションでは「最高金賞」「金賞」など多数の賞を受賞しています。特に「元祖 紅いもタルト」はモンドセレクションで6年連続金賞を受賞し、国際優秀品質賞も獲得しました。「塩胡麻ちんすこう」は10年連続金賞受賞によりクリスタル威光賞という特別な栄誉も受けています。お土産物施設としての評価も非常に高く、2020年からは「プロが選ぶ観光・食事、土産物施設100選」の土産物施設部門で6年連続全国第1位に選ばれ続けています。

未来の展望

現在の代表取締役社長である澤岻英樹氏は、「お菓子は人が笑顔になって幸せな気持ちになれる」という信念のもと、創業以来のモットーである「やさしい心くばり」を大切にしながら、新しい発想で事業展開に努めています。

お菓子を食べると楽しい思い出がよみがえる、そんな夢のあるお菓子作りを通して、社会に必要とされる会社づくりと社員が誇りを持てる会社づくりに取り組んでいます。

実際にお客様からも「出来立てを食べてすごく美味しくて幸せになった」「旅行の思い出とともに味わえる」「家族で取り合いになるほど美味しい」「沖縄土産の定番として皆に喜ばれる」といった温かいメッセージが数多く寄せられており、同社が目指す「お客様が笑顔になれるお菓子作り」が確実に実現されています。

株式会社御菓子御殿は、小さな洋菓子店から始まり、読谷村の村おこし事業をきっかけに沖縄を代表する総合的な観光施設へと発展した企業です。単なるお菓子の製造販売にとどまらず、沖縄の文化体験、自然との触れ合い、食事、エンターテインメントを一体化させた独自のビジネスモデルを構築し、地域の活性化と雇用創出に大きく貢献しています。素材へのこだわり、沖縄らしさの追求、自然の風味を活かした製法、出来立ての美味しさへの情熱を貫きながら、今後も沖縄の魅力を全国に発信し、多くの人々に愛される企業として発展し続けることでしょう。

沖縄のお土産 – 元祖 紅いもタルト...
沖縄のお土産 – 元祖 紅いもタルト – 御菓子御殿 【 公式 】 元祖 紅いもタルト の 御菓子御殿 公式サイトです。沖縄にこだわったお菓子やおみやげをご用意しております。旅行や観光で訪れたお客様に楽しんで頂ける店舗・施設もござい...
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次