歴史・文化– category –
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歴史・文化
昭和20年代の日本の菓子業界!戦後に生まれた菓子
昭和20年代の日本の菓子業界 昭和20年代、日本は戦争の敗北を受けて、これまで築いてきたものをすべて失いました。 国民は困窮し、経済情勢は混乱を極め、食糧事情も非常に厳しいものでした。 進駐軍による統治下、物資の不足が深刻で、買い出し列車で遠方... -
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戦時中の日本の菓子業界!シュークリームとカスタードクリーム禁止令
シュークリームとカスタードクリーム禁止令の背景 1931年 太平洋戦争突入 昭和6年12月8日、日本は太平洋戦争に突入しました。戦争が始まった当初、日本国内では各地での勝利に沸く雰囲気がありましたが、連合国側の反撃が本格化すると、戦局は急速に悪化... -
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大正時代の菓子の歴史!輸入品と大量生産技術の普及
大正時代の日本のお菓子 大正時代の菓子業界 大正時代(1912年-1926年)は明治時代と昭和時代の間に位置する時期です。 この時代は、非常に短い期間ながらも歴史的に重要な転換点となりました。 一般的には「大正ロマン」と呼ばれて文化的にも華やかな時代... -
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森永製菓の創業者「森永太一郎」とは?創業から普及の歴史
森永太一郎、西洋菓子を学ぶ 明治21年(1888年)、森永太一郎は九谷焼の販売を志して英国船アラビック号でアメリカに渡りました。 しかし現地で商売の成功を収めることができず、さらには帰国を諦めることもできない状況に直面します。 そこで彼が着目した... -
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日本にフランス菓子がやってきたのは明治時代【村上光保とサムエル・ペール】
フランス菓子はパティスリー・フランセーズやフレンチ・ペストリーとも呼ばれ、美食文化の象徴として世界中で愛されています。 古来、お菓子に関する話題ではなぜか"フランス"という言葉が冠されることが多いです。 その理由としては、フランスが美食文化... -
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明治時代の日本のお菓子を紹介!西洋菓子が根付く歴史
明治時代の日本のお菓子 明治維新によるお菓子文化の飛躍 明治維新は日本が封建社会から近代社会へと脱皮する一大革命でした。この時期、日本は国際社会の一員となるため市場開放と資本主義の導入を急ぎ、富国強兵を進める中で諸外国との交流が深まりまし... -
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西欧は十字軍の遠征中、インドにて砂糖と出会う
砂糖とアレクサンダー大王 歴史の大舞台には、時代を超越するような規模の偉人が現れるものです。その中でもアレクサンダー大王はまさにその象徴といえる存在でした。 彼は父であるフィリップ二世の跡を継ぎ、東奔西走しながら驚異的な活躍を見せ、西はマ... -
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【和菓子の原形】唐菓子とは?「八種唐菓子」と「十四種の果餅」
唐菓子から和菓子へ 「唐菓子」は現在の和菓子の完成形に至る遥か前段階の、いわば“プレ和菓子”とでも呼ぶべきものです。 唐菓子の多くは油で揚げて作られたものが目立ちます。 これは、現在の中華料理に見られる調理法と共通しており、中国大陸から伝来し... -
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甘味で紐解く日本の菓子文化!
私たちの祖先は、外からの文化や技術を決して拒絶することなく、まずはそれを素直に受け入れ、必要に応じて自らの感性に合うようにアレンジし、最終的には独自のものとして昇華してきました。 その柔軟性としたたかさこそが、日本の文化を豊かにしてきた要... -
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【和菓子の起源】鎌倉・室町時代の菓子文化(茶道と茶菓子)
果物が「巣子(くす)」と呼ばれ、やがて「菓子」へと名を変え、大陸から伝わった文化とともに「唐果物」や「唐菓子」へと発展。日本のお菓子文化の歩みは、まさに時代の流れとともに豊かに形を変えます。一度先進文化の恩恵を受けた大和民族の探究心と進...
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