氷菓とは|定義や種類、アイスクリーム類との違いなど

氷菓とは

氷菓(ひょうか)とは、乳固形分が3.0%未満の冷たいお菓子のことです。水や果汁などを凍らせて作るのが基本で、乳成分を多く含むアイスクリーム類とは区別されます。
かき氷やシャーベット、アイスキャンディーなど種類はさまざま。さっぱりとした口当たりで、暑い日にぴったりの夏の風物詩です。
参考:アイスの種類(4分類)|日本アイスクリーム協会
法的な定義
氷菓は、水や牛乳などの液体に、果汁・小豆・砂糖などを加えて凍らせた、冷たいお菓子の区分です。
食品衛生法のもとで、アイスクリーム・アイスミルク・ラクトアイスは「乳等省令」、
氷菓は「食品、添加物等の規格基準」(昭和34年厚生省告示第370号)で定められています。
参考:食品別の規格基準について|厚生労働省
氷菓とアイスクリーム類の違い
氷菓は、アイスクリームやアイスミルク、ラクトアイスとは異なる特性を持っています。
それぞれの違いを詳しく見ていきましょう。
氷菓と『アイスクリーム』と違い
アイスクリームは乳固形分が15.0%以上、乳脂肪分が8.0%以上含まれており、濃厚でクリーミーな味わいが特徴です。
口当たりは滑らかで、乳製品の風味を強く感じます。
アイスクリームは、特に寒い季節にも楽しめるデザートとして広く愛されています。
氷菓と『アイスミルク』の違い
アイスミルクは乳固形分が10.0%以上で、乳脂肪分は3.0%以上含まれています。
アイスクリームよりも乳脂肪分が少なく、比較的軽い口当たりが特徴です。
氷菓ほどの爽快感はありませんが、ミルク感を感じやすく、よりまろやかな味わいです。
アイスミルクは、乳製品の風味を楽しみたいが、アイスクリームの重さが苦手な方に適した選択肢となります。
氷菓と『ラクトアイス』の違い
ラクトアイスは乳固形分が3.0%以上含まれており、植物性脂肪が使用されることが多いです。
氷菓よりもクリーミーな食感ですが、氷菓特有の爽快感とは異なり、少し重みを感じることがあります。
ラクトアイスは、氷菓とアイスクリームの中間のような存在で、クリーミーさと軽やかさのバランスを取ったデザートです。
氷菓と『冷菓』の違い
冷菓という言葉は、ゼリーやプリン、フルーツポンチなど、冷たくてひんやりとしたデザート全般を指します。
一方、氷菓は「凍らせた食品」に限定されており、冷菓の一種ではありますが、凍結しない食品も含まれる冷菓とは異なります。
冷菓は必ずしも凍らせる必要はなく、冷やして固めるだけのデザートも多いため、氷菓の特徴を理解するためには、その製法の違いを知ることが重要です。
氷菓の特徴
さっぱり
氷菓は乳製品をほとんど含まないため、軽い口当たりで爽快感があります。
氷のシャリシャリとした食感が特徴で、果汁やジュースを使用したフレーバーがさっぱりとした味わいを提供します。
低カロリー
氷菓は乳脂肪をほとんど含まないため、アイスクリームやアイスミルクなどに比べてカロリーが低いです。
特にダイエット中の方や、カロリーを気にする方にはありがたい存在。
豊富なバリエーション
氷菓には、アイスキャンディーやシャーベット、かき氷など多くの種類があり、それぞれ独特の食感や風味を楽しむことができます。
氷菓の種類
氷菓の仲間は幅広く、ここで挙げるのはその一部です。たとえば、こんなものがあります。
アイスキャンディー
棒付きの氷菓で、果汁やジュースを凍らせて作られます。
外側はシャリシャリとした食感で、中は氷の粒を感じられるものが多いです。
シャーベット
フルーツの果汁やピューレを主成分としており、アイスクリームよりもさらりとした食感が特徴です。
シャーベットは果実の風味がダイレクトに感じられるため、フルーツの味わいをしっかりと楽しみたい方におすすめです。
かき氷
氷を細かく削り、シロップをかけて楽しむ氷菓です。
日本では宇治金時やイチゴミルクなどのフレーバーが人気です。
様々なシロップやトッピングを使うことで、毎回違った楽しみ方ができます。
なお、かき氷にアイスや果物をのせたものは「フラッペ」とも呼ばれます。
フローズンフルーツ
フローズンフルーツは、果物をそのまま凍らせて作る氷菓です。
砂糖や添加物をほとんど使わないため、果物本来の甘みや香りをそのまま味わうことができます。
シャキッとした食感と、ひんやりとした口当たりが特徴です。
ソルベ
ソルベは、果汁やピューレなどを凍らせた、フランス生まれの氷菓です。
乳製品を使わないぶん口当たりが軽く、果物の風味をそのまま楽しめます。
凍らせながらかき混ぜて空気を含ませるので、きめ細かくなめらかな舌ざわり。
コース料理では、口直しの一品として出されることもあります。
グラニテ
グラニテは、水や果汁に砂糖を加えて凍らせた、イタリア発祥の氷菓です。
凍らせる途中でフォークなどで粗くかき混ぜるため、シャリシャリとした氷の粒が残ります。
なめらかなソルベとは対照的な、ざらりとした食感が持ち味です。
フランス料理でも、コースの途中の口直しに使われます。
氷菓の人気商品
日本には数多くの氷菓ブランドがあり、さまざまな魅力的な商品が販売されています。
フタバ食品「サクレレモン」
輪切りのレモンが入ったかき氷タイプの氷菓で、甘みと酸味のバランスが絶妙です。
さっぱりとした味わいが特徴で、特に暑い日にぴったりです。レモンの爽やかな香りと酸味が食欲をそそります。
井村屋「メロンボール」
メロンの形をした容器に入っており、シャリシャリとした食感と爽やかなメロン風味が特徴です。
見た目も可愛らしく、手軽に食べられるため、子どもから大人まで楽しめる商品です。
赤城乳業「ガリガリ君」
日本を代表する氷菓で、外側はシャリシャリ、中はガリガリとした独特の食感が楽しめます。
定番のソーダ味をはじめ、季節ごとにさまざまなフレーバーが登場するため、毎年楽しみにしている人も多い商品です。
まとめ
氷菓は、乳固形分3.0%未満で軽やかに楽しめる冷たいお菓子です。かき氷からアイスキャンディーまで種類は幅広く、サクレレモンやガリガリ君といった定番も親しまれています。
暑い季節のお供に、その日の気分でお気に入りの一品を選んでみてはいかがでしょうか。
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