アイスには4種類ある
- アイスクリーム:乳脂肪分8%以上、乳固形分15%以上。
- アイスミルク:乳脂肪分3%以上、乳固形分10%以上。
- ラクトアイス:乳脂肪分を含まず、植物油脂を主成分とする。
- 氷菓:乳成分を含まず、水や氷を主原料とするもの(例:かき氷)。
それぞれの分類は法律で定められており、パッケージの成分表示にも明記されているため、購入前に確認できます。
ラクトアイスが「体に悪い」と言われる理由
- 植物油脂の質が問題
- 添加物の使用
- 栄養価が低い
1. 植物油脂の質が問題
アイスクリームの代わりに植物油脂を使用して濃厚さを再現していますが、これには問題があります。加工された植物油脂には「トランス脂肪酸」が含まれる場合があり、この成分が健康に悪影響を及ぼします。
- トランス脂肪酸のリスク
- コレステロール値の悪化
- 肥満や慢性炎症の原因
- 糖尿病のリスク増加
- 記憶力低下(アメリカ心臓協会の研究による)
日本ではトランス脂肪酸の表記義務がないため、パッケージでは確認できません。ラクトアイスには大量の植物油脂が含まれている可能性が高いため注意が必要です。
2. 添加物の使用
ラクトアイスには、乳化剤や安定剤が多く含まれていることがあります。これらはアイスの食感や保存性を向上させるために使われますが、過剰摂取は体への負担となる可能性があります。
3. 栄養価が低い
ラクトアイスは、乳脂肪分が含まれていないため、アイスクリームに比べて栄養価が低いとされています。そのため、エネルギー源としての質は低いと言えるでしょう。
健康的なアイスを選ぶポイント
- アイスクリームを選ぶ
- 成分表示を確認する
- 手作りアイスを作る
アイスクリームを選ぶ
健康を意識するなら、乳脂肪分が豊富な「アイスクリーム」を選びましょう。乳脂肪は、植物油脂に比べて自然な形で体に吸収されやすく、栄養価も高いです。
成分表示を確認する
購入する際は、成分表示をよく確認し、「植物油脂」の記載があるものは避けるのが無難です。また、「トランス脂肪酸」の表記がない場合でも、加工食品には含まれている可能性があるため注意が必要です。
手作りアイスを作る
アイスを楽しみたいけれど健康も気にしたい方には、手作りアイスがおすすめです。例えば、バナナを使ったシンプルなレシピを紹介します。
材料: 冷凍したバナナ
作り方:冷凍バナナをミキサーで滑らかになるまで撹拌するだけ。濃厚でクリーミーな味わいが楽しめます。砂糖を使わないため、低カロリーで栄養価も高いです。
まとめ
アイスを選ぶ際に体に良いものを選びたい場合は、「アイスクリーム」と表記されたものを選びましょう。植物油脂や添加物が多い「ラクトアイス」や「アイスミルク」は健康リスクを考えると控えた方が無難です。手作りアイスで楽しむのも一つの方法です。健康を意識しながら、楽しいアイスタイムをお過ごしください。