ペン字練習に欠かせない三種の神器を紹介します。
ちなみに、これから紹介する道具は全て揃えてもなんと1000円以下です。
一つ目:ゼブラのボールペン サラサドライ
ボール径は0.4、0.5、0.7の3タイプあり、特徴はなんといっても速乾性です。
インクが特殊な成分で作られており、紙にすぐ吸い込まれます。
書いた直後に触れても手について汚れることがありません。
ペン字練習の時はたくさん文字を書くため、速乾性があり手が汚れないというのは大切なポイントです。
また、左利きの方にも横書きした時に書き進めても手につくことがないので特にお勧め。
見た目は無骨なザ・ボールペンという感じのデザインですが、このグリップが非常に丈夫で大きく開くバインダークリップを搭載しており、ペン字練習のノートに挟んで携帯しやすいという点も魅力です。
書き心地はカリカリ系ではなく、名前の通りさらさらとした滑らかさがあります。
インクの出も少なく、長時間練習するのに最適なペンです。
二つ目:ジャポニカ学習帳
ジャポニカ学習帳は1970年に発売開始され、累計14億冊も売れているそうです。
小学生の時に使っていた方も多いのではないでしょうか。
目を引く写真の表紙や裏表紙の学習図鑑。小さい頃、勉強に飽きたらなんとなくこのページを読んで時間を過ごしていた少年少女もいるでしょう。
では、なぜこちらがお勧めかというと、このマス目が5mm×5mmで点線が入っているため、文字の中心に書くことを意識して練習することができます。
つまり、どこから書き始めればマスの真ん中に書けるのかが自然に身につくのです。
ペン字練習には文字の中心を意識することが本当に大切です。
普通の大学ノートだとこの点線がありません。このジャポニカ学習帳があれば、この意識をする練習がすぐにできます。
ちなみに、この罫線の色は日本色彩研究所の研究成果から生まれた目が疲れにくい色です。
マスの色もいろんなサイズがありますが、8マスタイプは練習するのにゆったりとスペースを使えるのでお勧めです。
ただ、デザインが個性的なのでカフェで広げて使うのには気になる方もいるかもしれません。
そんな方には、ノートをカッターで切り離して携帯するのも一つの方法です。
三つ目:三菱鉛筆 ソフト下敷き NK-250
下敷き、普段使っていますか?
下敷きは小学生以来使っていない方が多いかもしれませんが、実はペン字練習において必須のアイテムです。
今回お勧めするのは、ふにゃふにゃタイプのソフト下敷きです。
イメージとしては銀行の窓口に置いてある記入台のデスクマットに近いビニール素材。
ソフトタイプの下敷きを使用する一番の理由は、紙がわずかに沈み込んでくれるということです。
ペン先が沈み込むことで安定した線が書けるようになります。
横線や縦線がブレにくくなり、止め、跳ね、払いがしやすくなります。
また、筆圧を下敷きが吸収してくれるため、長時間の練習でも疲れにくいです。
ただ1枚下敷きを挟むだけで、ペン字練習にもさまざまなメリットがあります。
滑り止めの効果もあり、机の上に紙を直に置くよりもこの下敷きを1枚敷いたほうが断然書きやすく、紙がずれにくくなります。
ハードタイプの下敷きしか使ったことがない方には味わったことのない書き心地になると思いますので、ぜひ試してみてください。
・注意点
ちなみに気をつけていただきたいのは厚さです。
厚さが0.7mmのNK-150というのと、厚さが2mmのNK-250という商品がありますが、断然2mmのNK-250をお勧めします。
厚みがあるほうがペン先の沈み込みに大きく影響するため、0.7mmだと少し薄すぎるかもしれません。
三菱鉛筆以外のソフト下敷きを選ぶ場合も、この2mmぐらいの厚さがお勧めです。
また、この下敷きの唯一の欠点は裏写りしてしまうことと、経年で黄ばんでくることです。
こんなに頑張って書いたぞということが励みにもなりますが、持ち歩くには少し見栄えがよくないかもしれません。
ただ、この下敷きは本当に書き心地が変わるので、騙されたと思ってぜひ買ってみてください。
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