ピアノ教室に子どもを通わせる際、どのように先生を選ぶべきかについて、お話しさせていただきます。
大前提として選ぶべき先生の特徴は「人による」
まず初めにお伝えしたいのは、「良い先生」と「悪い先生」というのは、人それぞれの価値観によって異なります。
誰かが「良い先生はこういう特徴があって、こういう先生になるべきですよ」と言ったところで、実際にそんな先生が自分に適しているのかは、一概には分からないのです。
最近ではSNSなどで「良いピアノの先生とは」という投稿も見受けられますが、それはあくまで投稿者の価値観です。
良いピアノの先生とは?
まず大事なのは、「人間性」と「音楽性」、この二つにおいて尊敬できる先生であることです。
どちらかが素晴らしくてももう一方が欠けていると、楽しくそして尊敬の念を持ちながら学ぶことが難しくなる可能性があります。
ピアノは長いスパンで勉強することが多く、先生といる時間も長くなりますので、この二つは重要な要素です。
これはあくまで一つの考え方ですので、一つの参考として捉えていただければと思います。
良いピアノの先生は初見演奏ができる?
初見演奏とは楽譜を初めて見たときに、その場で演奏することを指します。
「初見で弾ける先生は素晴らしい」という意見もよく聞きますが、本当にそれだけで判断していいのでしょうか。
初見演奏ができることよりも、その先生が演奏する音がどれだけ素晴らしいか、音楽に対する考え方が重要という考え方もあります。
楽譜を読む能力は比較的初歩的な段階で誰でも習得できるものです。
音楽的な演奏や感動を与える演奏を見せてもらった時の方が「教わりたい!」という気持ちを強く持てるでしょう。
良いピアノの先生は人の気持ちに寄り添える
さらに重要なのは、生徒の気持ちに寄り添い、理解しようとする先生です。
例えば、弾けない理由を一緒に考え、練習方法や腕の使い方に問題がないかを共に探る姿勢を見せてくれるか。
自分の考え方を押し付けず、生徒それぞれの感性や考え方を尊重する先生こそが、本当に素晴らしい先生だと思います。
子どもにとって最適なピアノの先生を選びましょう
先生を選ぶ際は、人間性と音楽性を重視し、生徒の立場に立って考え、寄り添ってくれる先生を選ぶことも考えてみましょう。
様々な先生の意見や考え方を取り入れながら、自分や子どもにとって最適な先生を見つけてください。
ピアノのレッスンを通じて素晴らしい音楽を共有できる環境を見つけ、子どもが毎日音楽を楽しむことができるよう願っています。
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