バッケン・エボリューション
オーブン=ショーケース
これまでオーブンは厨房の片隅にひっそりと置かれる存在でした。
しかし、バッケン・エボリューションはこの常識を覆し、オーブンそのものを店舗の主役に引き上げました。
美しく焼き上がるお菓子の様子を、まるでショーのようにお客様に見せる。
この革新的なアイデアが2010年、グッドデザイン賞・中小企業庁長官賞を受賞しました。
店舗側から見る景色
店舗側から見たデザインは美しさと機能性を兼ね備えています。
焼き上がるお菓子の姿が一目でわかる透明なショーケースのような構造。
視覚だけでなく、漂う甘い香りや温かみを感じることでお客様はまるで魔法にかかったような体験を味わえます。
このオーブンを導入することで店舗全体の雰囲気が一段と魅力的になります。
厨房側から見る景色
一方で、厨房側から見た造形は、高度な焼成技術を追求したデザインとなっています。
使いやすさと性能の両立を実現し、どんな焼き菓子も理想的な仕上がりに。
職人が求める精密さを支える構造が整っています。
バッケン・エボリューションの特徴
焼成中の食品を間近で見てもらえる
オーブンの扉には特殊な構造が施され、表面が熱くなりません。
お客様はオーブンに近づき、まるで触れるかのような距離で焼き上がりを楽しめます。
複層ガラスと空気層が放熱を抑え、視覚だけでなく触覚や聴覚までも刺激。
扉を閉める音、漂う香り、手に伝わる暖かさが五感を包み込みます。
温度を保ち続ける密閉性
密閉性こそ窯の命。美しい焼き色やしっとり感、ふっくらとした仕上がりを実現するには、密閉性が鍵を握ります。
しっかりとした炉の構造と重厚な扉、そして改良を重ねた特殊炉内構造がこれを可能にしています。
この密閉性は石窯以上のレベルで連続焼成中も温度の安定を保ち、短時間での焼成を実現。
結果的に電力消費を抑え、年間のランニングコストを大幅に削減します。
扉が両方開くスルータイプでも温度は安定
バッケン・エボリューションのもう一つの驚きは、スルータイプの扉を採用しているにも関わらず、炉内の温度が驚くほど安定している点です。
上火を4つのブロックに分け、火力のバランスを細かく調整する技術によって、どの位置に置いてもむらなく焼き上がるという理想を実現しました。
菓子に合わせた3種類の火力
さらに、バッケン・エボリューションは焼成するお菓子に最適な火力を選べる3種類の設定を提供します。
「荒火」はパン生地やクッキー向き。
「軟火」はスフレやジェノワーズにぴったり。
「極軟」は長時間じっくりと焼き上げるメレンゲ菓子などに最適です。
この絶妙な火力調整により、どんなお菓子も最高の仕上がりを保証します。
バッケン・エボリューションは、ただのオーブンではありません。
お菓子作りを芸術に変え、お客様に感動を届けるための究極のパートナーです。