甘味 おかめ(麹町店)の口コミ・評判|皇居近辺の甘味と食事

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「甘味 おかめ 麹町店」は、東京メトロ半蔵門駅近くの麹町に位置し、伝統的な甘味とお食事メニューの両方を提供する店舗です。皇居周辺というビジネスエリアの立地において、落ち着いた雰囲気の中で和の味を提供する場として機能しています。

この記事では、甘味 おかめ 麹町店の詳細な基本情報、長年の歴史の中で提供されるメニューの構成、長年受け継がれてきた「おかめ」の空間コンセプト、そして訪問前に確認すべき利用情報を網羅的に解説します。


目次

甘味 おかめ(麹町店)とは

甘味 おかめ 麹町店は、1990年4月4日にオープンしました。同店は、麹町・半蔵門エリアのビジネス需要に対応した営業形態をとっており、周辺のワーカーや地元住民にとって、日常的な食事や甘味を楽しむ場として親しまれています。

店舗の所在地とアクセス

店名甘味 おかめ 麹町店 (カンミ オカメ コウジマチ)
所在地東京都千代田区麹町1丁目7 フェルテ麹町1・7 1F
交通手段東京メトロ半蔵門駅より徒歩約5分(半蔵門駅から292m)
定休日毎週土曜日、日曜日、祝日
電話番号03-5275-5368

店舗は皇居のお堀からも近く、オフィスビルの一階に位置しています。立地の特性上、営業日が平日のみとなっており、周辺のビジネスパーソンや皇居周辺の散策者が主に利用しています。東京メトロ半蔵門駅から徒歩5分圏内というアクセス性の良さも利用のしやすさに繋がっています。

営業時間と店舗設備

営業時間月・火・水・木・金:10:30 ~ 18:00 (L.O. 17:30)
席数45席
支払い方法カード可(AMEX)、電子マネー可、QRコード決済可(PayPayなど)
空間・設備落ち着いた空間、全席禁煙、テイクアウト可、予約可

席数は45席が用意されており、店内での飲食が可能です。比較的席数が多いため、ゆったりと過ごせる空間を提供しています。クレジットカード(AMEXのみ)、電子マネー、QRコード決済(PayPayなど)にも対応しており、キャッシュレス決済の利便性の高さも利用者に配慮された点です。


甘味 おかめ(麹町店)のコンセプト

内装元は有楽町本店にあったおかめのお面が看板として使用されている。奥行きのある広々とした店構え。
家具松本民芸家具の水屋箪笥や、鳥取民芸木工のトロリーなどが使用されている。これらは熟練した職人の手仕事によるもの。
食器(陶磁器類)の多くが福島県会津の陶芸家・五十嵐元次氏の作品。スプーンは工業デザイナー柳宗理氏のデザイン。
装飾陶芸家・柴田雅章氏の大皿が常設され、壁には書家・久泉氏の書や人間国宝・芹沢銈介氏の型染などが飾られている。

おかめは、創業時から日本の「民藝運動」に共感し、その美意識を店づくりに取り入れています。この「民藝の精神」は、麹町店の空間構成にも深く反映されており、華美な装飾ではなく、日々の暮らしで使われる道具の美しさが活かされています。

麹町店は、古民家調のシックで落ち着いた内装が施されています。店内には、日常的に使用されてきた手仕事の用品に美しさを見出す「民藝」の品々が、店内の調度品として配置されています。特に、松本民芸家具は熟練の職人が手仕事で作り上げたもので、長年にわたり修理しながら大切に使われています。これらの調度品や器類は、代々受け継がれてきたものであり、店内の雰囲気を構成する重要な要素となっています。


甘味 おかめ(麹町店)のメニュー

おかめは、伝統的な甘味に加え、出汁にこだわったおでんやうどんなどの食事メニューも提供している点が特徴です。この多岐にわたるメニュー構成は、甘味だけでなく食事を目的とした利用者のニーズにも対応しています。

看板メニュー「おはぎ」

メニュー名構成要素と特徴価格(税込)
おはぎ(つぶ国産のもち米を使用。通常のサイズの約2倍の大きさ。もち米の粒感を残すように作られる。330円/個
おはぎ(きなこ・胡麻)つぶが入ったもち米に、きなこや胡麻をまぶしたもの。胡麻は別添えの胡麻で風味を調整可能。330円/個
おはぎ(さくら)2月頃から初夏までの季節限定。淡い桜色に染めたもち米でつぶを包み、桜の葉と花で飾られる。330円/個

おはぎに使用されるは、国産小豆と砂糖だけで作られており、一晩水につけた小豆を弱火で丁寧に炊き、甘さを控えめに仕上げるように手間をかけて練り上げられています。このは、一般的なおはぎと比較して甘さが抑えられており、小豆本来の風味を活かすことに重点が置かれています。また、おはぎは注文を受けてから一つ一つ手作りされ、ほんのり温かい状態で提供されることが特徴です。

多様な甘味と季節限定メニュー

メニュー名特徴価格(税込)
蔵王あんみつ金時豆とバニラのソフトクリームに黒蜜をかける。ソフトクリームの白さが蔵王の樹氷を想起させることから命名された。980円
クリームあんみつさらし、硬めに仕上げた寒天、季節のフルーツ、求肥、自家製杏の甘露煮に黒蜜をかけて楽しむ定番メニュー。980円
手むき栗ぜんざい9月〜12月末頃の季節限定。国産栗を一つ一つ丁寧に手むきし、厳選して砂糖と水だけで煮た栗を使用したぜんざい。1,260円
おかめ最中麹町店と有楽町店のみで販売されるお土産専用品。「きつね」と「おかめ」の形の小ぶりの最中。注文を受けてから作り始めるため、香ばしさが保たれている。1,320円/5個

あんみつに使用される黒蜜は、沖縄産黒砂糖を煮詰めて作られ、の甘さを引き立てるコクと深みを生み出しています。また、白玉は温かくモチモチとした食感を保つため、注文後に作られて提供されています。

充実した食事メニュー

メニュー名特徴価格(税込)
茶めしおでんおかめが毎日出汁を取って仕込むおでん(大根、こんにゃく、玉子など7種)に、香ばしい茶飯と漬物を添えたセット。出汁の味が深く染みていることが特徴。1,150円
玉子ぞうに優しい出汁で炊いた玉子雑炊。軽食として、また体が温まるメニューとして提供される。1,040円
田舎しるこ/御前しるこ温かい甘味だが、汁気があり食事のカテゴリにも利用される。北海道産大納言を用いたつぶの田舎しること、布で漉したさらしの御前しるこの2種類がある。980円

これらの食事メニューは、甘味メニューと並行して提供されており、オフィス街という立地でランチや軽食の需要に対応しています。おかめの一日は出汁を取ることから始まっており、その出汁を活かしたおでんや雑炊は、甘味とともに店舗を支える重要なメニュー群です。


甘味 おかめ(麹町店)の口コミ・評判

味の評価おはぎのサイズ感と、甘さが控えめなの味のバランスが評価されている。手作りの製法や素材へのこだわりを評価する声がある。
メニューの幅甘味と食事メニュー(おでん、うどんなど)の両方が提供されており、利用目的が多岐にわたる点で便利だと評価されている。
雰囲気民藝調の内装による落ち着いた空間が評価されており、周囲を気にせずゆったりと過ごせる環境であるとの認識が見られる。
サービス店員による丁寧な接客や、温かいお茶(ほうじ茶など)をこまめに注いでくれる心遣いといったサービスが評価されている。

利用者の声からは、おはぎなどの「変わらない品質」と、「民藝に囲まれた静謐な空間」が評価されていることが分かります。また、ビジネス街という立地でありながら、テイクアウト可能な商品も豊富であり、手土産としての利用も多いことが確認できます。


訪問前に知っておきたい利用情報

営業形態と利用シーン

営業曜日平日(月曜から金曜)のみ営業。土日祝日は定休日。
予約可否予約可。混雑が予想される場合や大人数の場合は事前予約も可能です。
テイクアウトおはぎや最中などがテイクアウト可能で、手土産や自宅用として販売されている。
空間和風で落ち着いた雰囲気。45席の席数があり、お一人様や少人数での休憩、ビジネスランチにも適している。

営業日が平日に限定されているため、周辺のビジネス客や平日に時間が取れる利用者に特化したサービス提供を行っています。また、テイクアウトサービスは、手土産として利用する顧客にとって利便性が高いとされています。

支払いとその他設備

クレジットカード可(AMEX)
電子マネー
QRコード決済可(PayPayなど)

複数のキャッシュレス決済に対応しているため、利便性の高い店舗です。ただし、対応可能なカードブランドや電子マネーの種類は限られているため、来店前に確認することが推奨されます。全席禁煙であり、落ち着いて食事や甘味を楽しむことができます。


まとめ

甘味 おかめ 麹町店は、1990年のオープン以来、麹町の地で和の甘味と食事を提供し続けています。

控えめな甘さのを用いた大振りなおはぎや、出汁にこだわったおでん、雑炊などが提供されています。店内は、松本民芸家具や人間国宝の作品が飾られた民藝の精神に基づく落ち着いた空間で構成されています。

平日の限られた時間での営業となりますが、質の高い和の味と静かな空間を求めている際に適した店舗です。

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