ミスタードーナツとゴディバの再コラボ|「Mister Donut×GODIVA」全5種
ミスタードーナツは創業55周年
| 創業年 | 1970年 |
|---|---|
| 周年 | 創業55周年(2025年) |
| 新スローガン | いつもあるのに、いつもあたらしい。ミスタードーナツ |
ミスタードーナツは1970年に創業しました。2025年で創業55周年という節目を迎えています。
55年という期間は、複数の世代にわたってドーナツを提供してきたことを意味します。子どもの頃に食べていた人が、今度は自分の子どもや孫を連れて店を訪れるという世代間の継承が起きています。
2025年から新スローガン「いつもあるのに、いつもあたらしい。ミスタードーナツ」を掲げています。このスローガンには、長年変わらず存在し続けながらも、常に新しい商品や体験を提供し続けるという姿勢が込められています。
周年企画の内容
周年企画として、いくつかの商品展開を行っています。
創業当時の商品を進化させた「ホームカット」は、懐かしさと新しさを両立させた商品です。当時の味や形を思い出させながら、現代の技術や嗜好に合わせて改良されています。
新食感ドーナツ「もっちゅりん」は、これまでにない食感を追求した商品です。もちもちとした食感とふんわりとした軽さを組み合わせた、新しいタイプのドーナツになっています。
今回のゴディバとのコラボレーションを、周年企画の集大成と位置付けています。一年間展開してきた様々な企画の中でも、特に力を入れた取り組みということです。
ゴディバの歴史と展開
ブランドの成り立ち
| 創業年 | 1926年 |
|---|---|
| 創業地 | ベルギー |
| 周年 | 創業100周年(2026年) |
| 日本初出店 | 1972年 |
ゴディバは1926年にベルギーで創業したプレミアムチョコレートブランドです。
2026年で創業100周年を迎えます。100年という期間は、一世紀にわたってチョコレート製造を続けてきたことを示しています。ベルギーはチョコレートの伝統が深い国で、職人技術や品質へのこだわりが受け継がれています。
世界各国で展開しており、国際的なブランドとして認知されています。各国の文化や嗜好に合わせた商品展開を行いながらも、ゴディバという名前が持つ高級感や品質は一貫して保たれています。
日本での展開
| 初出店 | 1972年 |
|---|---|
| 店舗数 | 国内370店以上 |
| 展開 | 新業態の推進 |
日本には1972年に初出店しました。
現在は日本国内に370店以上を運営しています。百貨店を中心に展開してきましたが、近年は駅ナカや商業施設など、様々な場所に店舗を構えています。
新業態の展開も推進しています。従来の店舗販売だけでなく、カフェ形式やテイクアウト専門店など、多様な形態で商品を提供しています。コンビニエンスストアとのコラボレーション商品なども展開し、より幅広い層にゴディバのチョコレートを届けようとしています。
コラボレーションの経緯
ミスタードーナツとの協業は2024年に続き2回目です。
前回の協業では、ゴディバのチョコレートとミスタードーナツのドーナツという組み合わせが、消費者から高い評価を得ました。プレミアムなチョコレートを、手軽な価格で身近な場所で楽しめるという点が支持されました。
2回目となる今回は、前回の経験を生かして商品開発が進められています。消費者の反応やフィードバックを踏まえ、より完成度の高い商品を目指しています。
商品開発の考え方
開発のコンセプト
1月5日に東京都内で実施した新商品発表会で、両社の担当者が開発の考え方を説明しています。
ミスタードーナツ事業本部企画開発本部第1開発室の溝口敏幸氏は「ショコラの味わいとドーナツとしてのおいしさ、ゴディバらしさの両立を追求した」と説明しています。
この3つの要素を同時に成立させることが、開発の難しさでもあり目標でもありました。チョコレートの味を優先しすぎるとドーナツとしての軽さが失われ、ドーナツの食感を優先しすぎるとチョコレートの濃厚さが薄れます。両方を高い次元で実現することが求められました。
ゴディバらしさという要素も加わります。単においしいチョコレートドーナツではなく、ゴディバというブランドが持つ気品や特別感を感じられる商品でなければなりません。
世界観の融合
ゴディバジャパンのエグゼクティブ・ショコラティエであるヤニック・シュヴォロー氏は「気品あるゴディバのチョコレートと親しみやすく遊び心あるミスタードーナツという二つの世界観を融合した自信作」と語っています。
ゴディバは高級感や特別感を持つブランドです。贈り物や自分へのご褒美として選ばれることが多く、日常的に頻繁に買うものではありません。一方でミスタードーナツは、気軽に立ち寄れる身近な存在です。おやつや軽食として、日常的に利用されています。
この対照的な2つの世界観を融合させることで、新しい価値が生まれます。高級なチョコレートを日常的に楽しめる、あるいは身近なドーナツが特別な体験に変わる、という両方の魅力を持った商品が実現しています。
商品ラインナップ
全5種の構成
商品は全5種で構成されています。
それぞれの商品には、異なるコンセプトと開発の背景があります。ゴディバの代表的な商品からインスピレーションを得たもの、ミスタードーナツの人気商品をベースにしたもの、そして今回新たに開発されたものという3つの方向性があります。
トリュフショコラドーナツ
ゴディバの「トリュフショコラ」に着想を得て、生地の口溶けの良さを追求した商品です。
トリュフショコラはゴディバを代表する商品の一つで、なめらかな口溶けと濃厚な味わいが特徴です。この特徴をドーナツで再現することが目標とされました。
ノワールとプラリネの2種類を展開しています。ノワールはダークチョコレートを使用したもので、カカオの風味が強く感じられます。プラリネはヘーゼルナッツなどのナッツ類を使用したもので、香ばしさと甘さのバランスが特徴です。
生地の口溶けの良さを追求するため、配合や製法が工夫されています。口に入れた瞬間から溶け始めるような軽やかさと、チョコレートの濃厚さを両立させています。
生ショコラフレンチ
ミスタードーナツの人気商品「フレンチクルーラー」をベースに、軽いショコラ生地を実現した商品です。
フレンチクルーラーは、ミスタードーナツの中でも特に軽い食感が特徴のドーナツです。シュー生地を油で揚げることで、中が空洞になり、サクッとした食感と軽さが生まれます。
この軽さを保ちながら、ショコラの味わいを加えることが開発のポイントでした。チョコレートは一般的に重厚感があるため、フレンチクルーラーの軽さと両立させるには工夫が必要です。
ノワールとプラリネの2種類を展開しており、トリュフショコラドーナツと同じフレーバー構成になっています。異なる食感で同じフレーバーを楽しめることで、好みに応じて選択できます。
ドゥショコラパイ
今回新開発したサクサク食感の商品です。
ドーナツでもフレンチクルーラーでもない、パイという第3の形態を採用しています。パイ生地を何層にも重ねることで、サクサクとした食感が生まれます。
この商品は、前回のコラボレーションにはなかった新しい提案です。ドーナツやフレンチクルーラーとは異なる食感と味わいを求める層に向けて開発されています。
チョコレートとパイ生地の組み合わせは、フランス菓子などでも見られる定番の組み合わせですが、ミスタードーナツとゴディバという組み合わせで実現したことに新しさがあります。
アニバーサリーセット
| セット内容 | 個数 |
|---|---|
| トリュフショコラドーナツ | 2種 |
| 生ショコラフレンチ | 2種 |
| 合計 | 4個入り |
持ち帰り専用のオリジナルボックス入り「アニバーサリーセット」も数量限定で発売されています。
このセットは、ドゥショコラパイを除く4種類が1つずつ入っています。複数の味や食感を一度に楽しめる構成になっており、贈り物や自分用のまとめ買いに適しています。
オリジナルボックスは、両社の周年を祝うデザインになっていると考えられます。通常の箱とは異なる特別なパッケージにすることで、アニバーサリーコレクションとしての価値を高めています。
数量限定という設定は、希少性を演出しています。欲しい人は早めに購入する必要があり、購買意欲を高める効果があります。
販売期間と展開
| 販売開始 | 1月9日 |
|---|---|
| 販売終了 | 2月中旬(予定) |
| 期間 | 約1か月強 |
商品は1月9日から2月中旬まで期間限定で発売されています。
期間を限定することには、いくつかの意図があります。
まず特別感の演出です。いつでも買えるわけではなく、この期間だけという限定性が、商品の価値を高めます。次にバレンタインデーの時期に合わせた展開です。1月から2月中旬という期間は、バレンタインデーの準備期間と重なります。チョコレートへの関心が高まる時期に、プレミアムなチョコレートドーナツを提供することで、需要を取り込めます。
また在庫管理やオペレーションの効率化という実務的な理由もあります。通常商品と並行して特別な商品を製造し続けることは、店舗運営の負担になります。期間を区切ることで、集中的に展開できます。
今年限りの理由
このコラボレーションは「今年限りのアニバーサリーコレクション」とされています。
両社の周年という特別な年だからこそ実現した企画であり、来年以降は同じ形での展開はないということです。ミスタードーナツの創業55周年とゴディバの創業100周年が重なるという条件は、今年だけのものです。
今年限りという設定は、購買意欲をさらに高めます。来年買えばいいという選択肢がなく、今買わなければ二度と手に入らないという緊急性が生まれます。
ただし、コラボレーション自体は2回目であり、形を変えて今後も続く可能性はあります。今回のアニバーサリーコレクションという形は今年限りでも、別のテーマや商品構成でのコラボレーションは考えられます。
発表会の様子
プロモーション活動
1月5日に東京都内で新商品発表会が実施されました。
発表会には俳優の神尾楓珠が登場しています。有名人を起用することで、メディアへの訴求力を高め、SNSでの拡散も期待できます。
神尾楓珠は新商品を5.5秒で紹介する企画に参加しています。5.5という数字は、ミスタードーナツの55周年に掛けたものです。短時間で商品の魅力を伝えるという制約が、かえって印象に残る演出になっています。
また今年の抱負をしたためた書き初めを披露しています。書き初めは日本の新年の伝統的な行事で、一年の始まりという時期にふさわしい企画です。
メディア展開
発表会を開催することで、各種メディアに情報が配信されます。
新聞、雑誌、テレビ、ウェブメディアなどが取り上げることで、広告費をかけずに情報を広めることができます。特に両社の周年という話題性があるため、ニュースとして取り上げられやすい要素があります。
SNSでの拡散も重要な要素です。発表会の様子や神尾楓珠の登場、商品の写真などが投稿されることで、若い世代を中心に情報が広がります。ハッシュタグを使った投稿キャンペーンなども展開される可能性があります。
コラボレーションの意義
ブランド価値の相乗効果
ミスタードーナツとゴディバのコラボレーションは、両社にとってメリットがあります。
ミスタードーナツにとっては、ゴディバというプレミアムブランドと組むことで、自社商品の価値を高めることができます。ゴディバのチョコレートを使った商品は、通常のドーナツよりも高い価格設定が可能になり、客単価の向上につながります。
ゴディバにとっては、ミスタードーナツの店舗網を活用することで、より多くの消費者に商品を届けることができます。全国に展開するミスタードーナツの店舗は、ゴディバ単独では到達できない層へのアクセスを提供します。
周年企画としての効果
両社が周年という節目を迎える年にコラボレーションすることで、相互に盛り上げる効果があります。
ミスタードーナツの55周年とゴディバの100周年は、どちらも長い歴史を持つブランドであることを示しています。この歴史の重みを、共同で訴求することができます。
周年企画は、既存顧客に改めてブランドを思い出してもらう機会でもあります。久しぶりにミスタードーナツを訪れる、ゴディバの歴史を知るといった行動を促すことができます。
まとめ
ミスタードーナツとゴディバの再コラボレーションは、両社の周年を祝うアニバーサリーコレクションとして展開されています。
「本日、甘やかしていい日。」というテーマのもと、日常を特別な時間に変える商品がラインアップされました。全5種の商品は、それぞれ異なるコンセプトで開発され、ゴディバのトリュフショコラからの着想、ミスタードーナツのフレンチクルーラーをベースにした展開、新開発のパイという多様な構成になっています。
ショコラの味わいとドーナツのおいしさ、ゴディバらしさの両立を追求し、気品ある世界観と親しみやすさを融合させた商品開発が行われています。1月9日から2月中旬までの期間限定、今年限りのアニバーサリーコレクションという設定が、特別感と希少性を演出しています。
両社の周年という節目に実現したこのコラボレーションは、ブランド価値の相乗効果を生み出しながら、消費者に新しい体験を提供する試みです。





