ヨーグルトの水切り方法|簡単にできる基本から時短テクニックまで

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プレーンヨーグルトから水分を取り除いた水切りヨーグルトは、クリームチーズのような濃厚な味わいが楽しめます。チーズケーキティラミスなどのお菓子作りだけでなく、サラダのトッピングや料理の隠し味としても活躍する万能食材です。

本記事では、基本的なヨーグルトの水切り方法から、急いでいるときに便利な時短テクニックまで、さまざまな方法を詳しく解説します。

目次

ヨーグルトの水切りとは

ヨーグルトの水切りとは、プレーンヨーグルトから水分を取り除く作業のことです。取り除かれた水分はホエー(乳清)と呼ばれ、残ったヨーグルトは濃厚でクリーミーな食感に変わります。

水切りするとどう変わるのか

水切り前のヨーグルトはトロトロとした液体に近い状態ですが、水切りをすることで固形に近い状態になります。食感はサワークリームやクリームチーズに似ており、酸味は残しつつもコクが増します。

水切り時間によって固さを調整できるため、用途に合わせて好みの状態に仕上げられます。短時間ならふんわりと柔らかく、長時間ならしっかりと固めに仕上がります。

水切りヨーグルトの栄養価

水分を抜くことで、ヨーグルトに含まれていたタンパク質が凝縮されます。100gあたりで比較すると、普通のプレーンヨーグルトに含まれるタンパク質が約4gなのに対し、水切りヨーグルトには約8g含まれています。

同じ重量で2倍のタンパク質が摂取できるため、筋トレをしている人やダイエット中の人にも向いています。カルシウムなどの栄養素も濃縮されるため、栄養価が高まるのが特徴です。

ホエーには何が含まれているのか

水切りで出てくるホエーは、捨ててしまう人も多いかもしれませんが、実は栄養素がたっぷり含まれています。水溶性のタンパク質やビタミン、ミネラルが溶け出しており、そのまま飲んだり料理に使ったりできます。

ホエーはほのかな酸味があるため、スープやドレッシング、マリネ液などに加えるとコクが出ます。はちみつと炭酸水で割ってドリンクにするのもおすすめです。

基本の水切り方法

最も一般的な水切り方法は、ザルとボウル、キッチンペーパーを使った方法です。特別な道具を必要とせず、家にあるもので手軽に作れます。

用意するもの

ボウルホエーを受けるため
ザルヨーグルトを置くため
キッチンペーパーヨーグルトを包むため
ラップ乾燥を防ぐため

水切りに必要な道具はこの通りです。

ザルはボウルより少し大きめを選ぶのがコツです。ホエーがヨーグルトに触れないよう、底同士に余裕がある組み合わせにしましょう。

手順

基本の水切り手順は次の通りです。

ボウルの上にザルをセットし、キッチンペーパーを2〜3枚敷きます。厚手のキッチンペーパーなら1枚でも構いませんが、薄手の場合は破れないよう複数枚重ねたほうが安心です。

敷いたキッチンペーパーの上にプレーンヨーグルトを広げます。ヨーグルト1パック(400g)をそのまま入れても問題ありません。表面が平らになるように広げておくと、均一に水分が抜けます。

ラップをふんわりとかぶせて乾燥を防ぎ、冷蔵庫に入れます。冷蔵庫で寝かせている間に、ヨーグルトから水分が抜けてホエーがボウルに溜まっていきます。

水切り時間の目安

水切り時間固さ用途
1〜2時間ふんわり柔らかめそのまま食べる、ソース
3〜4時間やや固めお菓子作り、ディップ
一晩(8〜12時間)しっかり固めチーズケーキ、和え物

水切り時間によって仕上がりが変わります。

1〜2時間の水切りでは、サワークリームのような柔らかさになります。そのまま食べたりフルーツに添えたりするのに適しています。

3〜4時間水切りすると、クリームチーズに近い固さになり、お菓子作りに使いやすくなります。一晩しっかり水切りすると、水分が半量ほどになりコクが強まります。

キッチンペーパーの代わりになるもの

キッチンペーパーがない場合は、清潔なガーゼやさらし布で代用できます。ガーゼは目が細かいため、ヨーグルトが漏れることなくきれいに水切りできます。

コーヒードリッパーとペーパーフィルターの組み合わせも便利です。少量のヨーグルトを水切りしたいときに向いており、ドリッパーの下にカップを置くだけで水切りできます。

時短で水切りする方法

急いでいるときや、思い立ってすぐに水切りヨーグルトを使いたいときは、時短テクニックを活用しましょう。

重しを使う方法

水切り時間を短縮する最も簡単な方法は、ヨーグルトの上に重しを置くことです。重力で水分が押し出されるため、通常の半分から3分の1程度の時間で水切りできます。

重しには、水を入れたポリ袋が適しています。ヨーグルトの重量の2倍程度の水(400gのヨーグルトなら800ml程度)を厚手のポリ袋に入れ、口をしっかり閉じます。

基本の水切り方法でキッチンペーパーに包んだヨーグルトの上に、この水入りポリ袋をそっと置きます。15〜20分ほど冷蔵庫に入れておけば、濃厚な水切りヨーグルトが完成します。

電子レンジを使う方法

電子レンジで加熱すると、ヨーグルトに含まれるタンパク質が固まり、水分と分離しやすくなります。この方法なら、わずか15〜20分程度で水切りヨーグルトが作れます。

耐熱容器にヨーグルトを入れ、ラップをかけずに600Wの電子レンジで約2分加熱します。ヨーグルトがほんのり温かくなる程度が目安です。

加熱後、ボウルの上にザルとキッチンペーパーをセットし、温めたヨーグルトを流し入れます。そのまま10分ほど置き、キッチンペーパーでヨーグルトを包んで優しく絞ると、水切りヨーグルトの完成です。

電子レンジ方法の注意点

電子レンジを使った水切りは時短になりますが、デメリットもあります。加熱によって乳酸菌が死滅してしまうため、生きた乳酸菌を摂取したい場合には向きません。

ただし、死滅した乳酸菌も腸内で善玉菌のエサとなり、整腸作用や免疫力アップに役立ちます。栄養価が完全に失われるわけではないため、時間がないときの選択肢として覚えておくと便利でしょう。

また、レンジで作った水切りヨーグルトは、基本の方法で作ったものと比べると食感がやや異なります。ふんわりとした仕上がりになり、少しポロポロとした粒感が残る場合があります。

塩を加える方法

ヨーグルトをひとつまみ加えてから水切りすると、浸透圧の作用で水分が出やすくなります。電子レンジで加熱する前にを混ぜておくと、より効率的に水切りできます。

を加えることで味に深みも出るため、料理に使う場合は特におすすめです。ただし、お菓子作りに使う場合はなしのほうが無難でしょう。

道具を使った水切り方法

専用の道具を使うと、より手軽に水切りヨーグルトが作れます。

水切りヨーグルト専用ポット

市販されている水切りヨーグルト専用ポットは、容器の内側にザルがセットされており、下にホエーが溜まる仕組みになっています。

ヨーグルトを入れて冷蔵庫に置くだけで、自動的に水切りが進みます。水切り具合を確認しやすく、保存もそのままできるため便利です。

100円ショップでも水切り用のタッパーが販売されており、手軽に試せます。ただし、大きさによっては冷蔵庫のスペースを取るため、購入前にサイズを確認しましょう。

コーヒードリッパーを使う方法

少量のヨーグルトを水切りしたい場合は、コーヒードリッパーが便利です。ペーパーフィルターをセットし、その中にヨーグルトを入れるだけで水切りできます。

カップやグラスの上にドリッパーを置けば、ホエーがカップに溜まります。場所を取らず、洗い物も少なく済むのがメリットです。

茶こしを使う方法

目の細かい茶こしでも、少量のヨーグルトなら水切りできます。グラスやボウルの上に茶こしを置き、ヨーグルトを入れて冷蔵庫で寝かせます。

茶こしの底がホエーに触れないよう、深さのある受け皿を選ぶのがポイントです。途中でホエーを捨てながら水切りすると、よりしっかり水分が抜けます。

パックのまま水切りする方法

ザルやボウルを洗うのが面倒な場合は、ヨーグルトのパックをそのまま使う方法もあります。

手順

ヨーグルトの容器に数カ所、爪楊枝やフォークで小さな穴を開けます。底面と側面に5〜6カ所ほど穴を開けるのが目安です。

穴を開けた容器をザルや深めの皿の上に置き、冷蔵庫で一晩寝かせます。容器の穴からホエーが染み出し、自然に水切りができます。

この方法のメリット

洗い物が最小限で済み、手間がかかりません。ヨーグルトを移し替える必要もないため、キッチンペーパーも不要です。

ただし、水切りに時間がかかるため、急いでいるときには向きません。また、穴から少しずつしかホエーが出ないため、しっかり固めに仕上げたい場合は基本の方法のほうが確実でしょう。

水切りヨーグルトの保存方法

作った水切りヨーグルトは、密閉容器に移し替えて冷蔵庫で保存します。保存期間は2〜3日が目安です。

冷蔵保存のコツ

キッチンペーパーから水切りヨーグルトを取り出すときは、ヘラやスプーンを使って優しくこそげ取ります。無理に引っ張るとキッチンペーパーが破れてしまうため、丁寧に作業しましょう。

取り出した水切りヨーグルトは、清潔な保存容器に入れてフタをします。空気に触れると乾燥したり風味が落ちたりするため、なるべく密閉できる容器を選びましょう。

冷凍保存も可能

水切りヨーグルトは冷凍保存もできます。ラップで小分けに包んでから、ジップ付きの保存袋に入れて冷凍庫へ。冷凍すれば1カ月ほど保存できます。

使うときは冷蔵庫で自然解凍します。完全に解凍すると、冷凍前とほぼ同じ食感に戻ります。解凍後は2〜3日以内に使い切りましょう。

水切りに向いているヨーグルトの種類

基本的にどのプレーンヨーグルトでも水切りできますが、種類によって仕上がりが変わります。

生乳100%のヨーグルト

生乳100%のヨーグルトは、コクがあり濃厚な水切りヨーグルトに仕上がります。クリームチーズに近い風味が楽しめるため、そのまま食べるのに適しています。

明治ブルガリアヨーグルトLB81プレーンや、雪印メグミルクのナチュレ恵などが代表的です。これらの製品は水切りしてもなめらかな食感が保たれます。

脂肪ゼロのヨーグルト

ダイエット中の人には、脂肪ゼロのヨーグルトもおすすめです。カロリーを抑えつつ、タンパク質が凝縮された水切りヨーグルトが作れます。

ただし、脂肪ゼロのヨーグルトは普通のヨーグルトよりもなめらかになりにくく、コクが少なめに仕上がります。味や食感に若干の違いが出る点は理解しておきましょう。

豆乳ヨーグルトでも作れる

乳製品を控えている人は、豆乳ヨーグルトでも水切りヨーグルトが作れます。作り方は通常のヨーグルトと同じで、同様に濃厚な仕上がりになります。

豆乳ヨーグルトは大豆特有の風味があるため、好みが分かれるかもしれません。甘酒やフルーツと合わせると食べやすくなります。

失敗しないためのポイント

水切りヨーグルト作りで失敗しないためのコツをいくつか紹介します。

ホエーがヨーグルトに触れないようにする

水切り中にホエーがザルに触れてしまうと、ヨーグルトが再び水分を吸収してしまい、うまく水切りできません。

ボウルとザルのサイズを確認し、底同士に十分な余裕があるか確かめましょう。途中でホエーの量が多くなったら、一度取り出して捨てるのも有効です。

冷蔵庫で水切りする

常温で水切りすると、ヨーグルトが傷んでしまう可能性があります。必ず冷蔵庫で水切りしましょう。

冷蔵庫内でホエーがこぼれないよう、安定した場所に置くことも大切です。ボウルが傾いたりしないよう、平らな棚に置きましょう。

ヨーグルトの表面の水分は事前に取り除く

開封時のヨーグルトには、表面に水分が浮いている場合があります。この水分をあらかじめ別の容器に移しておくと、水切り時間が短くなります。

ただし、この表面の水分もホエーなので、捨てずに料理やドリンクに活用しましょう。

水切りヨーグルトの活用方法

作った水切りヨーグルトは、さまざまな料理やお菓子に使えます。

そのまま食べる場合

水切りヨーグルトはそのままでも十分おいしく食べられます。はちみつジャムをかければ、濃厚なデザートになります。

フレッシュフルーツと合わせてヨーグルトボウルにするのもおすすめです。ブルーベリーやイチゴ、バナナなどを添え、グラノーラをトッピングすると見た目も華やかになります。

お菓子作りに使う

チーズケーキティラミスなど、クリームチーズを使うレシピで代用できます。クリームチーズよりカロリーが低く、さっぱりとした仕上がりになります。

パンケーキの生地に混ぜると、ふんわりとした食感になり、タンパク質も補えます。マフィンやスコーンの材料としても使えます。

料理に使う

サラダのドレッシングやディップソースとして活用できます。・コショウで味を調えれば、野菜スティックにつけるディップになります。

マヨネーズの代わりにポテトサラダに混ぜたり、カレーの隠し味に加えたりするのも良いでしょう。酸味がまろやかになり、コクが増します。

まとめ

ヨーグルトの水切りは、ザルとボウル、キッチンペーパーがあれば誰でも簡単にできます。基本の方法では冷蔵庫で1〜2時間から一晩寝かせるだけで、濃厚な水切りヨーグルトが完成します。

急いでいるときは、重しを使う方法や電子レンジを使う方法で時短できます。電子レンジなら15〜20分程度で作れるため、思い立ったときにすぐ使えて便利です。

水切りで出たホエーには栄養素が含まれているため、捨てずにドリンクや料理に活用しましょう。水切りヨーグルトは冷蔵庫で2〜3日、冷凍すれば1カ月ほど保存できるため、まとめて作っておくのもおすすめです。

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