バッケン・デポとは
バッケン・デポは専門店が独自の個性を発揮するための“パートナー”です。
絞り作業は製菓において重要な工程であることは疑いありませんが、現代の経営においては何事も効率とクオリティの両立が求められます。
スタッフは絞りという単純作業だけに多くの時間を割くのではなく、生み出すアイデアや技術を活かす時間に充てるべきです。
バッケン・デポはそんな経営の課題を解決して、作業の効率化とクリエイティブな発想を両立するために設計されました。
バッケン・ミニデポは、絞り機能の優れた性能をそのままに、よりコンパクトな設計を実現した新モデルです。
ホッパータンクを小型化し、低い位置に設置することで生地の投入が簡単になり、女性でも快適に作業できるよう配慮されています。
ワイヤーカッター機能を搭載して角のない滑らかな絞りを可能にすることで、より美しい仕上がりを追求しました。
専門店の“こだわり”を形に絞る
「バッケン・デポ」が提供するのは、単なる時間の短縮ではありません。
その自由な絞り機能を活用して新しい商品やメニューを開発するチャンスを提供します。
材料へのこだわりや長年温めてきたアイデアを実現することで専門店ならではの魅力を引き出します。
シュークリーム、マカロン、シート生地、エクレアなど、多様な絞りの形状に対応可能です。
この柔軟性が専門店のアイデアを無限に広げる原動力となります。
圧倒的なパフォーマンス
バッケン・デポはその性能においても群を抜いています。この速度と正確さが現場の効率を大きく向上させます。
- 1個約28gの場合
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5口6列で30個を絞り、フランス天板1枚あたり約35秒で完了。
- 1個約12gの場合
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5口12列で60個を絞り、同じく天板1枚あたり約40秒。
- 大容量対応
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1個約850gの生地でも、6取浅口天板(545×395mm)を1枚約35秒で仕上げます。
- エクレアなどの棒状商品
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長さ約10cmの生地を5口4列で20本、1枚あたりわずか25秒で絞ります。
新感覚のバウムクーヘンを創出
バッケン・デポは南蛮窯と組み合わせることで、従来にはない“新感覚クーヘン”を作り出します。
専用の焼成トレイに約3ミリの薄さで生地を絞って南蛮窯で約3分間焼成。
これを繰り返すことで、層を重ねた独自のクーヘンが完成します。
紅茶、コーヒー、抹茶などのフレーバーを取り入れたオリジナルのクーヘン。仕上げはキューブ型にカットした“キューブクーヘン”や、竿状の“クーヘンカステラ”など、用途やアイデアに応じて多彩なバリエーションが作れます。
板バウムクーヘンの製造プロセス
トレイの底から約6ミリの高さで、生地を約3ミリの薄さで絞ります。
絞り終えたトレイは自動で南蛮窯に送られ、約3分間焼成されます。
焼成後、トレイは移動テーブルに乗り、センサーが次の絞り位置へ自動で移動します。
焼成で膨らむ生地の厚さを計算し、2層目はトレイの底から約12ミリの高さで生地を絞ります。
このプロセスを繰り返すことで、均一で美しい層を持つバウムクーヘンが完成します。
まとめ
「バッケン・デポ」は単なる道具ではなく、専門店が未来の可能性を形にするための相棒です。
効率化と独創性を両立させ、店舗の魅力を新たなステージへと引き上げます。
製菓業界の新しいスタンダードとして、その存在感は今後ますます大きくなるでしょう。