「血液サラサラ」という言葉は、テレビや雑誌でよく耳にするものの、具体的にどのような状態を指すのか、実はあまり知られていないかもしれませんね。
これは、血液が血管の中を滞りなく、スムーズに流れている状態を指す健康的な表現です。
では、なぜ血液がサラサラだと良いのか、逆に「ドロドロ」の状態とは何が違うのか、私たちの体で実際に何が起こっているのかを詳しく見ていきましょう。
「血液サラサラ」って、どういう状態?
「血液サラサラ」って言葉、意外と「なんとなく体に良さそう〜」くらいのイメージしか持ってない人、多いと思うんだよね。
「血液サラサラ」っていうのは、血液が体の中の血管をス〜ッとスムーズに流れてる状態のこと。逆に言えば、ベタベタして流れにくくなったりしてないってこと。
「血液ドロドロ」ってなると、血がかたまりやすかったり、流れが悪くなってたりして、体にとってはあんまりよろしくないの。
じゃあ、そのサラサラとドロドロって、いったい何が違うのか、私たちの体の中で何が起きてるの?ってとこを、もっとちゃんと見ていこ!
血液がスムーズに流れるって、どういうこと?
私たちの体の中には、心臓から全身へと血管がびっしり張り巡らされてるの。
その長さ、なんと約9万キロ!地球2周以上できるくらいなんだって。ヤバくない?
でも、そんな超ロングコースを毎日ずっと血液が流れてくれてるんだよ。しかも休まず!
血液の仕事って、ただ流れてるだけじゃないの。
酸素とか栄養とかを体じゅうに届けたり、逆にいらなくなった老廃物を回収したりって、めっちゃ大事なことばっかしてるんだよね。
で、「サラサラな血液」ってのは、その血液がちゃんとどこにもつまらずに、スイスイ〜っと流れてる状態。
特にポイントなのが「毛細血管」っていう、超細い血管!
これね、髪の毛よりも細くて、太さはたったの約7マイクロメートル。
ピンとこないかもだけど、赤血球っていう血の成分がやっと通れるくらいのサイズなのよ。
でも、健康な赤血球って、ちょっとムニュ〜って形を変えてスルッと通れちゃうの。
これができるから、ちゃんと体の隅々まで血が行き渡って、酸素も栄養も届けられるってわけ!
これが「血液サラサラ」な状態ってこと!
血液がサラサラだと、どんないいことあるの?
血液がサラサラって、聞くだけでなんか健康そうなイメージあるよね。
でも実際どんなメリットがあるのか知ってる?
そこでここでは、血液がサラサラだと体にどんな良いことが起きるのか、分かりやすく教えちゃうよ!
酸素と栄養がしっかり行き渡る
まずね、血液の一番大事なお仕事って、体のすみずみまで酸素と栄養を運ぶことなの。
たとえば、呼吸で取り込んだ酸素は赤血球が運んでるし、食べ物からとった栄養も血液が届けてくれてるんだよね。
で、血液がサラサラだと、その流れがスムーズだから、毛細血管の先の先までちゃんと酸素と栄養が届くってこと。
これってめちゃくちゃ大事で、肌ツヤとか、疲れにくさとか、集中力にも関係してくるの。
逆に血液がドロドロだと、流れが悪くて酸素も栄養も届きにくくなって、細胞が元気なくなっちゃうんだよ〜。
老廃物をちゃんとデトックスできる
血液のもうひとつの大切な役目、それが老廃物の回収!
体の中でいろんな活動をすると、二酸化炭素とか、代謝のゴミみたいなものが出てくるんだけど、それを回収してくれるのが血液なの。
サラサラな血液なら、こういう不要なものをスイスイ運んで、肺や腎臓、肝臓でちゃんと処理してくれるから、体の中がクリーンな状態に保たれるの。
逆にドロドロ血液だと、回収スピードが落ちて、老廃物が体に残っちゃう。これがむくみや疲労感の原因になることもあるから、地味だけど超大事!
血管へのダメージを減らせる
さらにね、血液がサラサラだと、血管への負担もめちゃくちゃ少なくなるんだ。
ツルッと流れるから、血管の内側を傷つけることもないし、心臓も無理にギュッて血を押し出さなくていいの。
でもドロドロな血液だと、心臓が一生懸命押し出そうとするから、血管にかかる圧力(血圧)がググッと上がっちゃうのよ。
それが長く続くと、血管が傷ついて、動脈硬化になったり、最悪の場合は脳梗塞や心筋梗塞につながることも。
サラサラ血液は、そういうリスクを遠ざけてくれるってわけ!
心臓の不調を回避しやすくなる
心臓って、ずーっと24時間フル稼働してるじゃん?
だからこそ、ちゃんと酸素や栄養を送ってくれる血液の流れが大事なの。
でもね、心臓に栄養を送ってる“冠動脈”が詰まっちゃうと、心筋梗塞とか狭心症っていう超ヤバい病気になっちゃう。
これ、血液がドロドロしてると起きやすいのよ。
でも逆に、血液がサラサラならその血管もスムーズに通ってくれるから、心臓病のリスクをグッと減らせるってわけ!
脳のトラブルも予防
脳って、ちょっとでも血の流れが止まるとアウトな器官なの。
血管が詰まると「脳梗塞」って病気が起きるんだけど、これマジで突然くるし、後遺症が残ることもある。
でも、血がサラサラだと脳の細い血管にもスムーズに血液が流れてくれるから、詰まりにくくなる!
つまり、脳梗塞のリスクも自然と減らせるってわけね。
全身のコンディションが良くなる
血液って、酸素や栄養を運ぶだけじゃなくて、老廃物も回収してくれてるめちゃくちゃ大事な存在なのよ。
血がスムーズに流れてれば下記みたいに、「なんか最近元気かも!」っていう毎日がつくれるの!
- 各臓器がちゃんと働ける
- 疲れにくくなる
- 免疫力もキープしやすい
逆にドロドロしてると、酸素も栄養も届きにくいから、肌もくすむし疲れも抜けにくいし、いいことなし!
血液が「ドロドロ」ってどういう状態?
じゃあさ、「血液サラサラ」が良いってことは、逆に「ドロドロ」な血液ってどういう状態なの?って気になるよね。
これ、ザックリ言うと血液の流れが悪くなっちゃって、体にいろんな不調を呼び寄せる状態のこと。
しかもその原因って、実はけっこう身近なところにあるの。
油断してたらドロドロになっちゃうかもだから、ちゃんと知ってこ!
血糖値が高いと「ネバネバ血液」
まず一番わかりやすい原因、それが血糖値の上昇!
甘いものとか炭水化物を食べすぎると、血液の中にブドウ糖が増えすぎちゃうんだけど、それが血液の中の赤血球に悪さするんだよね。
赤血球って本当は、柔らかくてムニムニ動いて、細〜い血管もすいすい通れるんだけど、糖が多くなると赤血球の膜が固くなっちゃうの。
そうなると血管に引っかかりやすくなるし、赤血球同士がペタッてくっついて、塊になったりする。
これが、ネバネバした血液の正体!
つまり、糖質の摂りすぎって見た目だけじゃなくて、体の中の血流にも悪影響出しちゃうから、要注意なんだよ〜!
ストレスが多いと「ベタベタ血液」
次に注意したいのが、ストレス・寝不足・疲れの蓄積。
これが続くと白血球っていう免疫を担当してる細胞がやたらと元気になっちゃって、いろんなところにくっつきやすくなるんだ。
白血球同士がベタッてくっついたり、血管の壁にピタッと張りついたりして、血の流れを邪魔しちゃうんだよね。
これがベタベタ血液の状態。
つまり、体も心もお疲れなときって、実は血液の流れもバテバテになってるってこと!
ちゃんと寝て、ちゃんと休んで、メンタルのケアも大事ってことだよ〜!
飲みすぎ・食べすぎで「ザラザラ血液」
最後に気をつけたいのが、お酒や甘いものの摂りすぎ!
糖やアルコールを摂りすぎると、今度は血液の中にある「血小板」っていう成分が固まりやすくなっちゃうの。
これが必要以上にくっつくと、血の中に小さなカタマリができて、血流のジャマになる。
これが、ザラザラ血液!
つまり、暴飲暴食しちゃうと、血液の中も荒れちゃうってわけ。
たまにパーッとやるのはOKだけど、日常的にやりすぎると大変だから、ちょっとずつ気をつけてこ!
血液をサラサラにする方法
血液は、突然じゃなくて毎日の生活習慣が少しずつ積み重なって変化するもの。
普段からちょっとしたことを意識しておけば、サラサラ状態をちゃんとキープできるんだよね。
では、良好な血液状態に保つために、気をつけたいポイントをしっかり伝えるよ〜!
しっかりお水を飲んでね
実は、血液の約6割が水分。これ知ってた?
身体の中の水が足りなくなるってことは、血液の中の水分も減って、血が濃くなっちゃうの。
これがドロドロの始まり!
特に夏とか運動した後とか、汗で水分が出ちゃった後は、ちゃんと補給しないと危ない!
「喉乾いた~」って感じる前に、こまめに常温のお水をチビチビ飲むのがコツ。
一気飲みするより、体に優しく吸収されるよ。
1日2リットルの水分が必要って言われてるけど、これは食べ物の中の水分も入ってるから、目安として1.2〜1.5Lくらいは飲み物からとると安心って感じ!
脂っこい食事を控えよう
血の中には脂(脂質)も流れてるんだけど、そのバランスが崩れると血液がギトギト気味になってくるの。
とくに「悪玉コレステロール(LDL)」と「中性脂肪」が多すぎると、血管の壁にくっついちゃって血の流れがジャマされる!
そこでポイントなのが、脂を全部NGにするんじゃなくて、“良い脂”を選ぶこと。
たとえば青魚(サバ・イワシ・アジとか)に入ってるEPAやDHAっていう脂は、血液サラサラにめっちゃいいって言われてるんだよ。
逆に、お肉の脂身とか揚げ物、スナック系を食べすぎると、中性脂肪がモリモリ増えて、血液が固まりやすくなっちゃうから注意してね!
血糖値の急上昇に気を付けて
血糖値が急にバーンと上がったり下がったりする生活をしてると、身体に良くないんだよね。
赤血球がガチガチに硬くなって、毛細血管を通りにくくなるの。
それがドロドロ血の原因!
だからこそ、血糖値はなるべくゆっくり穏やかに上がるように、習慣を意識しよう。
方法としては下記が重要だよ。
- 食べる順番に気をつける(最初に野菜、次にたんぱく質、最後にごはん)
- 食事時間をバラバラにしない(リズムが崩れると血糖値も不安定になる)
- 間食の選び方を変える(砂糖たっぷりのお菓子よりナッツや無糖ヨーグルトがベター)
糖質は完全にカットする必要はないけど、「質」と「摂り方」を意識するだけで血液のコンディションってだいぶ変わるよ!
血液の状態を知る方法
「血液サラサラにしよう!」って思っても、そもそも今の自分の血ってサラサラなの?ドロドロなの?って気になるじゃん?
でもね、血液の状態は外から見たんじゃわからないの。
肌がキレイでも、疲れてなくても、血がドロついてることもあるのがコワイところ。
だからこそ、ちゃんと検査でチェックすることが大事!
ここでは、自分の血の流れ具合を知る方法を紹介してくね。
定番はやっぱコレ!「血液検査」
これはもう鉄板ね。会社の健康診断とか、人間ドックでもやるやつ!
血液検査では、こんな項目を見てくれるよ。
- コレステロール値(特にLDL・HDL)
- 中性脂肪
- 血糖値(空腹時のやつとか、HbA1cってやつ)
このへんが基準内なら、「うん、わりと血サラしてるかも」って判断できるよ。
逆に、数値が高かったり低すぎたりすると「あれ?血の流れ悪くなってるかも…」ってこと。
定期的に調べておけば、自分の体の変化にもすぐ気づけるし、早めに対策できるのがポイント!
特殊な検査装置!「MC-FAN」
医療機関によっては、MC-FAN(エムシーファン)っていうスゴい装置もあるの。
これは、人工的に作っためっちゃ細い“毛細血管”みたいな管に自分の血を流して、その動きをリアルに観察できちゃうっていう装置。
顕微鏡でガチで目で見て確認できるの!
- 血がちゃんとスムーズに流れてるか?
- 赤血球が変な形してないか?
- くっついたり固まったりしてないか?
病院によってはこの検査も受けられるところがあるから、気になる人は聞いてみるといいか
まとめ
「血液サラサラ」って、なんとなくイメージで捉えがちだけど、実はめっちゃ大事な体の状態だったってわかったよね?
血液がスムーズに流れてると、酸素も栄養も全身にしっかり届くし、老廃物もしっかり回収されて、体の中のめぐりがバッチリ整うの。
それだけじゃなくて、心臓や血管への負担も少なくなるし、心筋梗塞や脳梗塞みたいな怖い病気の予防にもなるんだから、本当に侮れないよ!
でも逆に、血がドロついてると、体にいろんな不調が出やすくなるし、気づかないうちにリスクがどんどん積み重なっちゃう。
だからこそ大切なのが、普段の生活をちょっとずつ整えること!
水分をちゃんと摂ったり、食べすぎ飲みすぎに気をつけたり、睡眠やストレスケアも忘れずに。難しいことじゃなくて、今日からできることをコツコツ続けるだけで、血液はちゃんと応えてくれるよ。
見た目のキレイももちろん大事だけど、中からキレイで元気なカラダを目指して「血液サラ活」、今日からゆるっと始めてみてね!