【2025年】卵スイーツの人気ランキングと実際の喫食頻度の実態
キユーピー株式会社とキユーピータマゴ株式会社が2025年8月に実施した「たまご白書2025」から、卵を使った菓子・スイーツ・デザートに関する調査データを詳しく解説します。全国の20歳から69歳の男女2,060名を対象としたWebアンケート調査で、卵スイーツの好意度、喫食状況、手作りの実態、購入場所などが明らかになっています。
卵スイーツの人気ランキングから見える定番志向
好きな卵スイーツ上位ランキング
卵を使ったスイーツの中で、最も「好き」と回答されたのはプリンでした。続いてシュークリーム、チーズケーキが並び、上位3つはいずれも半数以上の支持を集めています。
上位3項目は前年と比較すると、いずれも数値がやや低下しています。ただし、順位そのものは変わっていません。
この結果は、「定番が飽きられた」というよりも、スイーツ全体の選択肢が増え、好みが分散している状況を示していると考えられます。強い一強ではなく、複数のスイーツが並列で選ばれている状態です。
プリンはなぜ安定して選ばれ続けるのか
年代別・プリンを好む割合(女性)
| 年代 | 割合 |
|---|---|
| 40代 | 63.6% |
| 50代 | 67.5% |
| 60代 | 67.5% |
| 全体平均 | 58.5% |
女性におけるプリンの好意度は、40代以降で全体平均を上回っています。特に50代・60代では、約3人に2人がプリンを好むと回答しました。
この結果から読み取れるのは、プリンが一過性の流行スイーツではなく、年齢を重ねた層にも自然に選ばれ続けている点です。
なぜ好まれているのかを断定することはできませんが、味わいが過度に重くなりにくく、量の調整もしやすい点は、生活の中で取り入れやすい要素の一つです。プリンは、「特別なご褒美」よりも「日常に無理なく入るデザート」として位置づけられている可能性があります。
家族構成が卵スイーツの選択に与える影響
同居する子どもがいる世帯では、卵スイーツ全般で好意度や喫食率が高くなる傾向が見られました。この差は、個人の好みの強さというより、家庭内での食シーンが影響していると考えられます。卵スイーツは、家族で分けやすく、子どもにも出しやすい点が特徴です。結果として、家庭がある層ほど接触機会が増えやすい構造になっています。
同居する子どもがいる世帯では、「手作りしていない」の回答が少なくなっています。この結果は、スイーツ作りが特別な行事ではなく、日常的な調理行動の一部になっている家庭が一定数存在することを示しています。
よく食べている卵スイーツの実態
「よく食べている卵スイーツ」のランキングでも、上位はプリン、シュークリーム、チーズケーキという結果でした。好意度と実際の喫食が大きく乖離していない点は、定番スイーツの強さを示しています。
ただしチーズケーキは、2021年以降「よく食べている人」の割合が低下しています。嫌われているわけではなく、「好きだが頻繁には食べない」位置づけに近づいている可能性があります。
価格帯やボリューム感など、日常性との距離が影響していると考えられますが、ここでも重要なのは「急激な変化ではない」という点です。
家庭で作られる卵スイーツの傾向
1年以内に作られたスイーツ
自宅で作られる卵スイーツは、パンケーキ・ホットケーキ、フレンチトーストといったシンプルなメニューが中心です。これらは「特別なお菓子作り」というより、朝食や軽食としても成立するメニューです。材料が少なく、調理工程もシンプルなため、日常生活に無理なく組み込まれていることが数字から分かります。
これらの数値は前年から大きな変化がありません。新しい手作りスイーツが増えているというより、作り慣れたメニューが安定して選ばれている状況です。家庭でのスイーツ作りは、挑戦よりも再現性が重視されていると読み取れます。
卵スイーツの購入場所と中食の変化
中食利用
これらは、購入して自宅で食べる「中食」として利用されやすいスイーツです。しかし前年と比較すると、多くの卵スイーツで中食利用率が低下しています。プリンやシュークリーム・エクレアをスーパーやコンビニで購入する人も、2021年から減少傾向にあります。
スーパーでの購入
卵スイーツをスーパーで購入しない人は、全体の約3割を占めています。この結果は、卵スイーツ自体が敬遠されているというよりも、購入場所が分散している状況を示していると考えられます。専門店、外食、手作りなど、選択肢が広がった結果とも読み取れます。
電子レンジ調理はどこまで広がっているのか
| 実際に作っている | 8.6% |
|---|---|
| 作ってみたい | 18.0% |
電子レンジで卵スイーツを作っている人は1割未満にとどまっています。一方で、「作ってみたい」と考えている人はその2倍以上存在します。この差は、電子レンジ調理が知られていないわけではなく、まだ日常的な選択肢として定着していない段階にあることを示しています。方法や失敗リスクへの不安など、心理的なハードルが残っている可能性があります。
まとめ|卵スイーツは「静かに変わっている」
- 卵スイーツの中心は依然として定番
- 年代や家族構成によって関わり方が異なる
- 手作り・購入ともに無理のない選択が重視されている
- 新しい調理法への関心は芽生えているが、定着はこれから
出典:たまご白書2025(キユーピー株式会社・キユーピータマゴ株式会社)
調査期間:2025年8月1日〜8月2日
調査対象:全国の20歳〜69歳の男女2,060名
調査方法:Webアンケート調査





