グミとは|発祥起源や日本と海外の違いなど

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目次

グミとは

発祥ドイツ
語源ドイツ語の「Gummi(ゴム)」
誕生1920年代
主な原料水あめ・砂糖・果汁・ゼラチン
日本初登場1980年(明治製菓「コーラアップ」)

グミとは、ゼラチン砂糖、果汁などを原料とし、弾力のある噛み応えが特徴のキャンデーの一種です。ドイツを発祥とするお菓子で、現在では世界中で親しまれています。

名前の由来はドイツ語で「ゴム」を意味する「Gummi」です。ゴムのように噛み応えのある食感がそのまま商品名の由来となっています。現在の日本では、コンビニやスーパーで多種多様な商品が並ぶ定番のお菓子です。

グミの原料と食感のしくみ

主な原材料

原材料役割
ゼラチン弾力ある食感をつくる主成分
水あめ・砂糖甘みと保湿性を加える
果汁風味と色を与える
酸味料酸味のアクセントをつける
ゲル化剤(ペクチンなど)食感を補助する

グミはこれらの原材料を組み合わせて作られます。

ゼラチンは、牛・豚の皮や骨、魚の皮・うろこに含まれるコラーゲンを熱処理して抽出したものです。冷やすとゼラチン同士が網目状に絡み合って固まる性質があり、これがグミ特有の弾力を生み出します。

国内で生産されているグミの原材料表示は「砂糖、水、果汁、ゼラチン」となる場合がほとんどです。ゼラチンはあくまでグミ全体の一部であり、量としては砂糖や水あめが多くを占めています。

食感を左右するのは「水分量」の差

お菓子ゼラチン5gに対する水分量の目安
ゼリー約250ml
グミ約83ml以下(ゼリーの3分の1以下)

グミゼリーは同じゼラチンを使っていますが、含まれる水分の量が大きく異なります。

農林水産省の公式情報によると、ゼリーを作る際はゼラチン5グラムに対して水250ミリリットルを加えますが、グミの水分量はその3分の1以下とされています。水分が少ないほど硬く弾力が増し、逆に多いほど柔らかくなります。ゼラチンの量を変えることで硬さを細かく調整できるため、ソフト系からハード系まで幅広い食感のグミが生まれているのです。

参考:新感覚登場!スイーツなグミ|農林水産省

グミとゼリーの違い

比較項目グミゼリー
水分量少ない多い
食感弾力があり噛み応えがあるなめらかで柔らかい
主な原料動物性ゼラチンが中心ゼラチン・寒天・ペクチンなど
形状動物・果実などの立体形が多い容器入りや果実形が多い

グミゼリーは見た目が似ているため混同されることがありますが、両者には明確な差があります。

最もわかりやすい違いは食感です。ゼリーが水分を多く含んでとろけるような口当たりなのに対し、グミゼラチンに対する水分量が少ないため、しっかりと噛む必要があります。この「噛む体験」こそが、グミならではの楽しさといえるのではないでしょうか。

グミの発祥と起源

1920年代のドイツで誕生した背景

グミはおよそ100年前、1920年代のドイツで誕生しました。当時のドイツでは硬い食べ物を噛む機会が減り、歯の病気にかかる子どもが増えていました。そこで、しっかり噛むことを促す目的で硬いグミが作られたとされています。

現在私たちが口にするグミよりも、当時のものははるかに固かったようです。噛む力そのものを鍛える道具としての側面が強かったといえます。

ハリボーが生んだ「ゴールドベア」

1920年代、ドイツのお菓子メーカー「ハリボー(HARIBO)」が熊の形をしたグミ「ゴールドベア(Gold-Bear)」を発売しました。これが現在のグミの原型として世界中に広まり、グミというお菓子のシンボル的な存在となっています。

ハリボーの社名は、創業者「ハンス・リーゲル(Hans Riegel)」の名前と、出身地「ボン(Bonn)」の頭文字を組み合わせたものです。

日本におけるグミの歴史

1980年:日本初のグミ「コーラアップ」

日本にグミが登場したのは1980年(昭和55年)です。明治製菓(現・明治)が発売した「コーラアップ」が、国内初のグミとされています。子ども向けのお菓子として開発されましたが、発売当初の反響は限定的なものにとどまりました。

グミという食感は当時の日本人には新鮮であり、浸透するまでには時間が必要でした。

1988年:「果汁グミ」が市場を大きく変えた

転機となったのは1988年(昭和63年)です。同じく明治製菓が発売した「果汁グミ」が女子中高生を中心にヒットを記録し、グミ市場は急速に広がります。この成功を機に多くのメーカーが市場に参入し始め、今日のグミ文化の礎が作られました。

この頃から日本独自の「柔らかいグミ」という方向性が明確になり、国内のグミは海外とは異なる進化を遂げていきます。

日本と海外のグミの違い

海外のグミの特徴

ドイツをはじめとする欧米のグミは、比較的硬い食感のものが主流です。グミが誕生した背景として「しっかり噛む」という目的があったため、長時間楽しめる噛み応えが重視されてきました。現在も、欧米の主力商品はしっかりとした弾力を持つタイプが中心です。

日本のグミの特徴

日本のグミは「柔らかい食感」を軸に発展してきました。明治製菓が果汁グミの開発にあたって日本人の嗜好に合わせてソフトな食感に改良したことが、定着の大きな要因です。果汁の風味を活かした商品が支持を集め、日本独自のグミ文化が形成されてきました。

近年は逆に、噛み応えのあるハード系グミの需要も高まっています。集中力の維持や気分転換につながると感じる人も多く、年代を超えた幅広いニーズに対応するかたちで、ソフト系とハード系の両軸が共存しています。

グミの種類

食感による分類

食感の種類特徴
もちもち系弾力があり、しっかりとした噛み応えのあるタイ
ぷるぷる系ゼリーに近い、柔らかく軽い食感のタイ
シャリシャリ系表面に砂糖がコーティングされ、ザクっとした食感のタイ
ハード系固めの弾力で長時間噛めるタイ

現在の日本のグミ市場では、さまざまな食感の種類が展開されています。

ゼラチンやペクチン、寒天などの原料を使い分けることで、メーカーはさまざまな食感を実現しています。近年は米粉を用いたもちっとした食感のグミも登場しており、素材の幅も広がっています。

フレーバーの多様化

グミのフレーバーは、発売当初のコーラ・果汁中心から大きく広がってきました。

現在では主に以下のカテゴリが展開されています。

フレーバーの選択肢が増えたことで、消費者に「食べる楽しみ」と「選ぶ楽しみ」の両方が提供されるようになりました。

形状のバリエーション

グミの形状は、クマやフルーツの定番形状に加え、地球・恐竜・文字・キャラクターなど多岐にわたります。カラフルで個性的な見た目はSNSとの相性がよく、投稿映えする商品が話題になりやすい傾向があります。

グミ市場の現状(2024年〜2025年)

市場規模(概算)
2017年約555億円
2021年約635億円
2022年約781億円
2024年約1,138億円

2024年に市場規模が1,000億円を突破

グミ市場の規模は近年急速に拡大しています。

調査会社インテージによると、2024年のグミ市場規模は前年比17%増の1,138億円となり、初めて1,000億円を突破しました。2021年の635億円から3年間で約1.8倍という急拡大です。また2025年の消費者物価指数(CPI)改定において、グミが新項目として追加されました。かつての「子ども向けのお菓子」という位置づけから、生活消費の一部として社会的に定着したことを示す出来事といえるでしょう。

参考:近年大注目のグミ!市場の盛り上がり実態を深掘り|インテージ「知るギャラリー」

2021年にガム市場を逆転

グミ市場は2021年、チューインガム市場を金額ベースで初めて上回りました。「口寂しいときのお供」といえばガムが主流でしたが、その役割をグミが担う時代に変わりつつあります。

背景には新型コロナウイルスの流行があります。食べた後にゴミが出ず、手を汚さずに食べられるグミは衛生的なお菓子として再評価されました。外出時でも家庭内でも手軽に食べられる利便性が、広い世代に受け入れられた理由のひとつです。

市場が拡大し続ける背景

グミ市場の成長には、複数の要因が重なっています。

食感の多様化は大きな柱です。ハード系からぷるぷる系まで選択肢が広がったことで、これまでグミを手にしなかった年代にも受け入れられるようになりました。40代以上の男性層での購入率が高まっているという報告も出ています。

SNSとの親和性も追い風です。グミを噛む音を楽しむASMR動画や、カラフルな見た目を活かした投稿が若年層の間で広まり、複数ブランドを食べ比べするニーズも拡大しています。UHA味覚糖が制定した9月3日「グミの日」は、メーカーの垣根を超えた共同プロモーションの場として定着し、グミを購入する新たなきっかけになっています。

機能性グミの登場

種類配合成分の例
美容系コラーゲン・ヒアルロン酸
栄養補助系ビタミンC・鉄・カルシウム
機能性系GABA(ストレス緩和)・プロテイン
腸活系食物繊維・乳酸菌

近年は、健康成分を配合した「機能性グミ」が新たなカテゴリとして広がっています。

これらの商品はお菓子としての楽しみに加え、栄養補助食品としての役割も担います。「食べたい成分をおいしく摂る」という発想で選ばれることが増えており、サプリメントの代替として活用される場面も出てきました。食感・フレーバー・形状に続く「機能」という軸が加わることで、グミはお菓子の枠を超えた広い可能性を持ち始めています。

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この記事を書いた人

お子さまの成長を応援します。我が子大好きアラサーです。