秘書検定の受験方法|試験実施日・受験料・申し込み期限

秘書検定の受験方法
秘書検定を受験するにあたって、まずは試験の基本情報を把握することが準備の第一歩です。
秘書検定は年に3回、定期的に実施されている検定試験です。
秘書検定の試験は、実施される月によって受験できる級が異なります。
受験を検討している級の試験がいつ行われるのか、事前に確認しておきましょう。
秘書検定の試験実施日
秘書検定は、毎年6月、11月、2月に実施されます。
6月と11月には3級、2級、準1級、1級のすべての級の試験が行われます。
一方、2月の試験では3級と2級のみが実施され、準1級と1級の試験は行われません。
そのため、準1級または1級の取得を目指している方は、6月か11月の試験を選択する必要があります。
準1級と1級の面接試験日
準1級と1級の試験には、筆記試験(1次試験)と面接試験(2次試験)があります。
面接試験は筆記試験の約1ヶ月後に別日程で実施されるため、スケジュールの確認が必要です。
例えば、6月に筆記試験を受けた場合、面接試験は7月頃に行われることになります。
試験の準備をする際には、この日程の違いも考慮に入れておきましょう。
秘書検定の受験料
秘書検定の受験料は級によって異なり、複数の級を同時に受験する「併願」も可能です。
受験料は以下の通りです。
- 3級:2,800円
- 2級:4,100円
- 準1級:5,300円
- 1級:6,500円
各級を併願受験する場合
複数の級を同時に受験する併願の場合は、それぞれの級の受験料を合算した金額になります。
例えば、3級と2級を併願する場合は2,800円と4,100円を合わせた6,900円、2級と準1級を併願する場合は4,100円と5,300円を合わせた9,400円が必要となります。
併願受験には、学習効率の面でメリットがあります。
例えば、2級と準1級は出題範囲に共通する部分が多いため、同時期に学習して併願受験することで、効率的に準備を進めることができます。
また、上位の級に合格できなくても、下位の級には合格できる可能性があるため、リスク分散の意味もあります。
秘書検定の申込方法
秘書検定の申込方法には、大きく分けて集団申込と個人申込の2種類があります。
集団申込
専門学校や短期大学、大学などの教育機関に在籍している場合は、学校が一括して申し込みを受け付けていることがあります。
学内の掲示や案内に従って申し込むことができます。
学校を通じて申し込むと、手続きが簡単で、試験会場が学内に設定されることもあるという利点があります。
多くの大学では学生課や教務課、あるいは大学生協などで申込みを受け付けています。
申込期間や方法は各学校によって異なるので、掲示板やウェブサイトで確認しておきましょう。
個人申込
個人で申し込む場合には、書店受付、インターネット受付、郵送申込の3つの方法があります。
・書店受付
全国の特約書店で申し込むことができます。
最寄りの書店が特約書店かどうかは、実務技能検定協会のウェブサイトで確認できます。
書店で申込用紙を入手し、必要事項を記入して受験料と一緒に提出する形になります。
・インターネット受付
公益財団法人実務技能検定協会のビジネス系検定ホームページから申し込むことができます。
オンライン申込フォームに必要事項を入力し、受験料はクレジットカード決済またはコンビニエンスストアでの支払いが選択できます。
24時間いつでも申し込める利便性があります。
・郵送申込
実務技能検定協会に願書を請求し、必要事項を記入した後、現金書留で受験料と一緒に送付する方法です。
願書の請求方法は協会のウェブサイトに掲載されています。
秘書検定の申込期間
どの申込方法を選択する場合も、申込期間は通常、試験日の2ヶ月前から1ヶ月前までとなっています。
例えば、6月の試験であれば、4月頃から5月初旬までが申込期間となります。
ただし、正確な日程は試験回ごとに異なるので、必ず公式サイトで確認することが大切です。
申し込み後の学習計画
試験日程と申込方法を把握したら、次は具体的な学習計画を立てることが有効です。
秘書検定の筆記試験は、「必要とされる資質」「職務知識」「一般知識」「マナー・接遇」「技能」の5分野から出題されます。
準1級と1級には面接試験もありますので、それぞれの対策が必要となります。
計画の立て方
学習計画を立てる際は、試験日から逆算して、各分野にどれくらい時間を割くかを決めると良いでしょう。
特に苦手分野や配点の高い分野に重点を置いた学習が効果的です。
また、過去問題や模擬試験を活用して実践的な対策を行うことも助けになります。
試験形式に慣れることで、本番での緊張を軽減し、時間配分も適切に行えるようになります。
秘書検定の最新情報の確認
秘書検定に関する最新情報は、「公益財団法人実務技能検定協会」の公式ウェブサイト(http://jitsumu-kentei.jp/)で確認することができます。
このサイトでは、試験日程、申込期間、試験会場、合格発表日など、詳細な情報が掲載されています。
試験内容や出題範囲の変更が行われることもありますので、定期的に公式サイトをチェックすることで最新の情報を入手できます。
まとめ
秘書検定は、ビジネスマナーや一般常識、事務処理能力など、社会人として求められる基本的なスキルを測る試験です。
この検定で学ぶ内容は、実際の職場でも役立つ知識やスキルが多く含まれています。
試験の準備を通じて、これらのビジネススキルを身につけることは、就職活動や実際の職場での活動にも良い影響を与えるでしょう。
秘書検定の取得は、自己のスキルアップや履歴書に記載できる資格として価値があります。
試験日程、受験料、申込方法を正確に把握し、計画的に準備を進めることで、合格への道が開かれます。