スイーツの人気ランキング|食感・フレーバーのランキング【購入場所・年代別評価】
株式会社モンテールが2025年に発表した「スーパー・コンビニ スイーツ白書」は、創業70周年を記念して実施された調査です。2007年から毎年継続している調査に加えて、今回初めて「スイーツの喫食と幸せの関係性」という視点を取り入れました。
立命館大学食マネジメント学部の和田有史教授の監修のもと、月に1回以上スーパーやコンビニでスイーツを購入する20代から60代までの男女2,000人を対象に詳細な調査を行っています。この調査から、スイーツが単なる嗜好品ではなく、現代人の心の健康を支える存在であることが明らかになりました。
スイーツの人気ランキング
シュークリームは71.1%の購入率で1位を獲得し、前年から4.8%増加しています。プリンは44.3%で2位となり、この2つの商品は18年連続でトップ2を維持しています。
この安定した人気の背景には、どの世代にも親しみやすい味わいと手頃な価格設定があります。シュークリームもプリンも、スイーツの定番として長く愛され続けている商品です。
ロールケーキとエクレアの順位変動
3位のロールケーキは43.1%で、前年4位から順位を上げました。4位のエクレアは40.0%で、前年3位から一つ順位を下げています。ロールケーキとエクレアの差は3.1%となっており、近年のロールケーキ人気の高まりがこの順位変動につながったと考えられます。
5位のワッフルは20.5%で、男女ともに前年よりランクアップしています。食感や食べごたえを重視する傾向が反映された結果といえるでしょう。
人気の食感トップ3
- 1位:なめらかな(37.8%)
- 2位:ふわふわ(32.9%)
- 3位:もっちり(30.0%)
食感では「なめらかな」が10年連続で1位を維持しています。プリンやムース系のスイーツに代表されるこの食感は、幅広い世代に好まれています。
「もっちり」が前年10位から3位へと大きく順位を上げました。もっちりとした食感を持つ商品の開発や人気が高まっていることが背景にあると考えられます。
人気のフレーバートップ3
- 1位:バニラ
- 2位:ミルク
- 3位:チョコ
フレーバーでは前年と同じトップ3が並びました。バニラ、ミルク、チョコは定番として長く愛されているフレーバーです。前年からランクアップした注目フレーバーは「キャラメル」と「苺」で、季節感や特別感を演出できるフレーバーへの関心が高まっています。
スイーツの購入場所
| 順位 | 購入場所 | 割合 |
|---|---|---|
| 1位 | スーパー | 59.5% |
| 2位 | コンビニ | 51.4% |
| 3位 | 専門店 | 21.6% |
| 4位 | ドラッグストア | 11.7% |
| 5位 | 百貨店 | 9.6% |
スーパーは59.5%で11年連続1位を獲得しました。前年と比較すると2.2%減少していますが、依然として最も選ばれる購入場所です。コンビニは51.4%で2位、専門店は21.6%で3位となっています。
前年からの変化を見ると、ドラッグストアが0.8%上昇して11.7%となり、購入場所の選択肢として徐々に存在感を増しています。専門店は3.9%減少しており、日常的なスイーツ購入においては価格を重視する傾向が強まっているようです。
10代のスーパー購入率が大幅上昇
| 年代 | スーパー | コンビニ | 専門店 |
|---|---|---|---|
| 10代 | 68.8% | 66.8% | 9.9% |
| 20代 | 59.0% | 54.1% | 9.7% |
| 30代 | 66.8% | 59.1% | 15.0% |
| 40代 | 59.1% | 53.1% | 21.4% |
| 50代 | 52.5% | 44.4% | 32.0% |
| 60代 | 57.2% | 34.5% | 38.4% |
10代のスーパーでの購入率は68.8%で、前年の56.9%から11.9%増加しました。前年は10代の1位がコンビニ(61.2%)だったため、大きな変化といえます。この結果により、10代から60代まで全世代でスーパーが最も選ばれる購入場所となりました。
10代はスーパー(68.8%)とコンビニ(66.8%)の両方で全年代の中で最も高い購入率を示しています。若年層の間でも価格を重視する傾向が強まっている一方で、コンビニの利便性も引き続き活用されていることがわかります。
一方で40代と50代のスーパー購入率は減少傾向にあります。40代は前年の65.1%から59.1%へ、50代は前年の60.5%から52.5%へと下がっています。
スーパーは価格が最大の魅力
| 順位 | 魅力 | 割合 |
|---|---|---|
| 1位 | 価格 | 76.6% |
| 2位 | 味・おいしさ | 63.7% |
| 3位 | 手軽に買える | 44.8% |
| 4位 | ボリューム | 30.4% |
| 5位 | 品揃えの良さ | 19.1% |
スーパーの魅力として「価格」を挙げる人は76.6%で、12年連続1位を獲得しています。前年から6.4%上昇しており、物価上昇が続く中で消費者が経済的な選択を求めていることがうかがえます。
「ボリューム」は30.4%でこの12年間で最高値を記録しています。前年から0.6%上昇しており、安くてボリュームのあるものが求められている傾向が見られます。
スーパーでは「品揃えの良さ」(19.1%)や「定番ものの安心感」(17.5%)、「安全性」(12.3%)といった項目も評価されています。
コンビニは味・おいしさが最大の魅力
| 順位 | 魅力 | 割合 |
|---|---|---|
| 1位 | 味・おいしさ | 65.3% |
| 2位 | 手軽に買える | 44.7% |
| 3位 | 価格 | 41.5% |
| 4位 | ボリューム | 22.3% |
| 5位 | 新商品が頻繁に出る | 20.5% |
コンビニでは「味・おいしさ」が65.3%で10年連続1位を獲得しています。前年から0.5%上昇しており、コンビニスイーツは高品質な味わいを求める消費者のニーズに応え続けています。
「ボリューム」は22.3%で前年5位から4位にランクアップし、過去最高値を記録しました。前年から2.2%上昇しており、コンビニでもボリュームを重視する傾向が強まっています。
コンビニでは「新商品が頻繁に出る」(20.5%)が5位となっており、スーパーとは異なる評価基準があることがわかります。新商品への期待は前年から2.6%減少していますが、依然として重要な魅力の一つです。
スイーツの購入金額
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 全体平均 | 219円 |
| 男性平均 | 224円 |
| 女性平均 | 215円 |
スーパー・コンビニのスイーツに使う平均金額は219円で、過去最高値を記録した前年の225円から6円減少しました。男性は224円で前年から3円減少、女性は215円で前年から8円減少しています。
この金額は最も低かった2016年の190円と比較すると29円上昇しています。近年の原材料費高騰などによりスイーツ自体の価格も上昇しており、平均金額は増加傾向にありましたが、今年は物価上昇の実感が家計に影響し、やや節約志向が表れた結果といえます。
年代別の購入金額
| 順位 | 年代 | 金額 |
|---|---|---|
| 1位 | 30代 | 241円 |
| 2位 | 10代 | 230円 |
| 3位 | 20代 | 228円 |
| 4位 | 50代 | 211円 |
| 5位 | 40代 | 209円 |
| 6位 | 60代 | 190円 |
30代が241円で最も高く、前年4位から1位に浮上しています。前年から15円上昇しており、若い世代ほどスイーツに使う平均金額が高額である傾向が続いています。
60代は190円で唯一200円を下回り、前年より22円減少しました。年代が上がるにつれて使用金額が低くなる傾向が見られます。
性別でみると、男性の方が女性より9円高い結果となっており、男性の方が高額になる傾向は例年通り変わっていません。
スイーツを食べる理由
| 順位 | 理由 | スーパー | コンビニ |
|---|---|---|---|
| 1位 | 小腹を満たすため | 39.8% | 34.7% |
| 2位 | 自分へのご褒美として | 28.2% | 32.0% |
| 3位 | 疲れを癒すため | 28.1% | 27.4% |
| 4位 | リラックスするため | 27.2% | 24.8% |
スーパー・コンビニのスイーツを食べる理由の上位4項目は共通しています。1位は「小腹を満たすため」で、スーパーは39.8%、コンビニは34.7%となっています。
2位は「自分へのご褒美として」で、スーパーは28.2%、コンビニは32.0%です。スーパーでは前年4位から今年2位に上昇しており、価格を重視する購入場所であるスーパーでも、自分を労う目的でスイーツを選ぶ人が増えています。
購入場所による5位の違い
5位の理由には違いが見られます。スーパーでは「家族での団らんを楽しむため」が26.3%でランクインしており、家族で食べる人が多いことがうかがえます。
コンビニでは「リフレッシュするため」が24.4%で5位となっており、仕事や勉強の合間など、ひとり時間でのリフレッシュを目的に食べる人が多いと考えられます。購入場所によって食べる目的が異なることがわかります。
スイーツを食べるシーン
自宅で食べる人が大多数
スイーツを食べる場所は「自宅」が95.8%で、12年連続1位となっています。外出先ではなく、くつろげる環境でスイーツを楽しみたいという消費者の意識が明確に表れています。
男女で異なる食べる時間帯
| 性別 | 最も多い時間帯 | 割合 |
|---|---|---|
| 全体 | 午後 | 49.8% |
| 男性 | 夜 | 45.0% |
| 女性 | 午後 | 56.9% |
全体では午後が最も多い一方で、男性と女性では好む時間帯に違いが見られます。男性は夜が45.0%で最も多く、女性は午後が56.9%で全体より高くなっています。この違いは生活リズムや食事のタイミング、スイーツに求める役割の違いを反映していると考えられます。
購入場所別の食べるシーン
スーパーで購入したスイーツを食べるシーンは「家族で団らんしているとき」が28.8%で1位となりました。スーパーのスイーツは家族との時間を豊かにする役割を担っているようです。
コンビニで購入したスイーツの場合は「自宅でテレビを見ながら」が26.8%で1位となっており、より個人的なリラックスタイムに選ばれる傾向があります。購入場所によって食べるシチュエーションが異なることがわかります。
スイーツと幸福度の関係性
スイーツを食べる頻度と幸福度
| スイーツを食べる頻度 | 「とても幸せ」と感じる割合 |
|---|---|
| ほぼ毎日 | 57.7% |
| 食べる習慣なし | 45.7% |
スイーツを「ほぼ毎日」食べる人は57.7%が「とても幸せ」と感じているのに対し、「食べる習慣なし」の人は45.7%で、12.0%の差があります。スイーツを食べる頻度が高いほど「とても幸せ」と回答する人が多いことが明らかになりました。
この結果は、スイーツを頻繁に食べる習慣そのものが幸福感と関連している可能性を示唆しています。ただし、もともと幸福度が高い人がスイーツを楽しむ余裕があるという逆の因果関係も考えられます。
幸福度が高い人の楽しみ方
幸福度が高い人の7割以上が「家族やパートナーと一緒に食べたい」と回答しており、スイーツを共有の楽しみとして捉えている様子がうかがえます。同時に約6割が「なるべくひとりでゆっくり楽しみたい」とも答えており、状況に応じて柔軟にスイーツタイムの楽しみ方を選択していることがわかります。
スイーツがもたらす心理的変化
調査では二次元気分尺度という心理学的手法を用いて、スイーツを食べる前と後の気分の変化を測定しました。この手法では「快適度」と「心の安定度」という2つの軸で心理状態を評価します。
結果として、スイーツを食べると「快適度」と「心の安定度」が上がり、「落ち着いた・リラックスした」心理状態になることを約9割以上の人が実感していることが明らかになりました。
ポジティブな心理状態の上昇
| 心理状態 | スイーツを食べた後の実感率 | 変化 |
|---|---|---|
| リラックスした | 94.7% | +21% |
「リラックスした」と感じる人は21%上昇し、94.7%に達しました。「落ち着いた」「活気にあふれた」「イキイキした」といった他のポジティブな心理状態を感じる割合も高まっています。
ネガティブな心理状態の減少
| 心理状態 | スイーツを食べた後の実感率 | 変化 |
|---|---|---|
| イライラした | 25.6% | -34% |
「イライラした」と感じる人は34%減少し、25.6%となりました。「無気力な」「ピリピリした」「だらけた」といった他のネガティブな心理状態の実感も和らいでいます。スイーツが現代人の日常的なストレスや不快感を和らげる役割を果たしていることがわかります。
スイーツを食べることで得られる幸せ
約9割が幸せを感じる
スイーツを食べることで「幸せを感じる」と回答した人は88.3%にのぼり、約9割の人がスイーツから幸福感を得ていることが明らかになりました。
幸せを感じる理由
| 順位 | 理由 | 割合 |
|---|---|---|
| 1位 | 甘いものが好きだから | 72.6% |
| 2位 | 特別感やご褒美感を味わえるから | 43.1% |
| 3位 | ストレスが解消されるから | 35.5% |
最も多かった理由は「甘いものが好きだから」で72.6%となっており、味覚的な嗜好そのものが幸福感の源泉となっています。
2位の「特別感やご褒美感を味わえるから」は43.1%で、スイーツが日常の中で自分へのご褒美として機能していることを示しています。
3位の「ストレスが解消されるから」は35.5%で、前述の心理状態の変化と一致する結果です。
理想と現実の喫食頻度
| 項目 | 回数 |
|---|---|
| 理想の喫食頻度 | 週3.5回 |
| 実際の喫食頻度 | 週2.5回 |
| ギャップ | 週1回 |
スイーツを食べたいと思う理想の頻度は週に3.5回であるのに対し、実際の平均喫食頻度は2.5回となっています。多くの人が望むほどにはスイーツを食べられていない実態が浮かび上がりました。
約半数の人は希望通りの回数のスイーツを食べることができていますが、31.0%の人が週に2回以上我慢している状況です。健康面や経済面での配慮が背景にあると考えられます。
スイーツを食べることを我慢しないシチュエーションの1位は「自分へのご褒美をするとき」で51.9%でした。努力や達成の後にスイーツを食べることで、自分を労う習慣を持つ人が多いことがわかります。
幸せスコアによる測定
スイーツは旅行と同等の幸福度
調査では「幸せスコア」という10点満点の指標を用いて、さまざまな日常行動がもたらす幸福度を測定しました。
「スイーツを食べること」が最も高いスコアを獲得し、「お気に入りのレストランでの食事」や「旅行に行く」のと同じくらいの幸せ度であることが判明しました。多くの時間や費用を必要とする旅行や高級レストランでの食事と同等の幸福感を、手軽で身近なスイーツから得られることを意味しています。
購入頻度と幸福度の関係
| 購入頻度 | 10点満点と評価した割合 |
|---|---|
| ほぼ毎日購入 | 50% |
スーパー・コンビニのスイーツ購入頻度が高い人ほど、スイーツを食べることで感じる幸せ度が大きいという結果が出ています。ほぼ毎日購入する人の2人に1人が、「スイーツを食べる」ことの「幸せスコア」を10点満点と評価しています。
スイーツを日常的に取り入れることで、より深い満足感や幸福感を得られるようになる可能性を示しています。
スイーツの幸せ3大要素
| 順位 | 要素 | スコア(10点満点) |
|---|---|---|
| 1位 | お手頃価格 | 6.3点 |
| 2位 | 季節感・季節限定 | 6.0点 |
| 3位 | ボリューム | 5.9点 |
「お手頃価格」が6.3点で最も高く、経済的負担が少ないことが幸福感を高める要素となっています。「季節感・季節限定」が6.0点で続き、特別感や期間限定の価値が幸せにつながることがわかります。「ボリューム」は5.9点で、満足感を得られる量があることも幸福度に影響しています。
スイーツを楽しむ方法と幸福度
| 順位 | 楽しみ方 | スコア(10点満点) |
|---|---|---|
| 1位 | 特別なことは何もしないでそのまま食べる | 6.5点 |
| 2位 | スイーツに合うドリンクを用意する | 6.2点 |
| 3位 | 時間をかけてゆっくり食べる | 5.9点 |
スイーツを食べるためのひと工夫として幸せスコアが最も高かったのは「特別なことは何もしないでそのまま食べる」で6.5点でした。自然体で楽しむことが最も幸福感を高めるという結果です。
同時に「スイーツに合うドリンクを用意する」が6.2点、「時間をかけてゆっくり食べる」が5.9点と、飲み物を用意したり、ゆっくり楽しんだりすることも高い幸せ実感につながっています。
幸福度が高い時間帯とシチュエーション
| 順位 | 時間帯 | スコア(10点満点) |
|---|---|---|
| 1位 | 15時~18時 | 6.0点 |
| 2位 | 12時~15時 | 5.9点 |
15時から18時の時間帯が6.0点で最も高く、12時から15時が5.9点で続きました。午後の時間帯にスイーツを食べると感じる幸せ度が高いことがわかります。この時間帯は一般的に「おやつの時間」として認識されており、文化的背景や生活リズムが幸福感に影響していると考えられます。
スイーツを食べるシチュエーションで最も幸せスコアが高かったのは「食後」で6.4点でした。食事の後のデザートとしてスイーツを楽しむことが、最大の幸福感をもたらすようです。食後のスイーツは満腹感と甘味の相乗効果により、食事全体の満足度を高める役割を果たしていると考えられます。
モンテール・スイーツの日
株式会社モンテールは創業70周年を機に、毎月第2水曜日を「モンテール・スイーツの日」として一般社団法人日本記念日協会に登録し、制定しました。「スイ」を「水」、「ーツ」を「2」に見立てた語呂合わせです。
2025年の最初の「スイーツの日」は3月12日水曜日となります。この記念日の制定により、スイーツを楽しむ文化がより広く認識されることが期待されます。




