【調査結果】スイーツを習慣的に食べている人は幸福度が高い傾向にある

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株式会社モンテールが実施した「スーパー・コンビニ スイーツ白書2025」では、スイーツを食べる習慣と人々の幸福度(ウェルビーイング)の関係性が初めて調査されました。この調査では、立命館大学食マネジメント学部の和田有史教授の監修のもと、心理学的な測定手法を用いて分析が行われています。

この調査結果からは、スイーツを食べる習慣と幸福度の間に明確な関連性があることが示されました。スイーツをほぼ毎日食べる人は、食べる習慣がない人と比べて12%高い割合で「とても幸せだ」と感じています。また、幸福度が高い人は、家族やパートナーと一緒にスイーツを楽しむ一方で、一人でゆっくり味わう時間も大切にしており、状況に応じて柔軟に楽しみ方を選択していることがわかりました。SNSへのアップよりも、その場での体験そのものを重視している点も特徴的です。これらの結果は、スイーツが単なる嗜好品ではなく、現代人の心の健康や幸福度を支える存在であることを示しています。

調査は2段階で実施されました。まず、20代から60代までの男女16,052人を対象にしたスクリーニング調査で、スイーツを食べる頻度と最近30日間の心理状態を測定しています。次に、月に1回以上スーパー・コンビニのスイーツを購入する2,000人を対象にした本調査で、スイーツの楽しみ方について詳しく聞いています。

目次

スイーツを毎日食べる人は57.7%が「とても幸せ」と回答

スイーツを食べる頻度「とても幸せだ」と感じる割合
ほぼ毎日57.7%
毎週56.7%
月に数回51.2%
月1回以上の合計55.1%
食べる習慣なし45.7%

スイーツをほぼ毎日食べる人は57.7%が「とても幸せだ」と回答しました。これに対して、スイーツを食べる習慣がない人では45.7%となっており、12%の差が見られました。この差は統計的に意味のある大きさであり、スイーツを食べる習慣と幸福感の間に関連性があることを示しています。

この調査では「感情的well-being尺度(短縮版)」という心理学的な測定手法を使用しています。この尺度は、中原純氏によって開発されたもので、最近30日間の心理状態を7つの項目で測定します。ポジティブな感情として「満足している」「気分がいい」「とても幸せだ」の3項目、ネガティブな感情として「落ち着かない、そわそわする」「すべてが骨折り損であると感じる」「緊張で神経が高ぶっている」「悲しすぎて、何をしても全然元気が出ない」の4項目で構成されています。

食べる頻度が高いほど幸福度も高い傾向

スイーツを毎週食べる人では56.7%、月に数回食べる人では51.2%が「とても幸せだ」と回答しています。この結果から、スイーツを食べる頻度が高いほど、幸福度も高くなる傾向があることがわかります。

月1回以上スイーツを食べる人全体では55.1%が「とても幸せだ」と回答しており、食べる習慣がない人の45.7%と比較して9.4%高くなっています。この差は、スイーツを食べる習慣そのものが幸福感と関連している可能性を示唆しています。

ここで注意が必要なのは、この調査結果が示しているのは「関連性」であって、必ずしも「因果関係」ではないという点です。スイーツを食べるから幸福度が高くなるのか、それとも幸福度が高い人がスイーツを楽しむ余裕があるのか、両方の可能性が考えられます。

ただし、後述する心理状態の変化に関する調査では、スイーツを食べることで実際に気分が改善することが測定されています。これらの結果を総合すると、スイーツを食べる習慣が幸福感に何らかの影響を与えている可能性は高いといえるでしょう。

感情の種類月1回以上食べる人食べる習慣がない人
満足している56.4%47.1%9.3%
気分がいい57.1%47.4%9.6%
とても幸せだ55.1%45.7%9.4%

「とても幸せだ」だけでなく、他のポジティブな感情についても、スイーツを食べる習慣がある人の方が高い割合を示しています。「満足している」では9.3%、「気分がいい」では9.6%の差があり、すべてのポジティブな感情において約9%から10%の差が見られました。

これらの結果は、スイーツを食べる習慣が全般的な心理的満足度や幸福感と結びついていることを示しています。単に甘いものが好きという嗜好の問題だけでなく、生活の中でスイーツを楽しむ時間を持つことが、心の健康に良い影響を与えている可能性があります。

スイーツを楽しむ余裕と幸福度

月1回以上スイーツを食べる人が全体的に高い幸福度を示している背景には、スイーツを楽しむ余裕があることが考えられます。時間的な余裕、経済的な余裕、精神的な余裕を持っている人ほど、日常の中でスイーツを楽しむ機会を作ることができるのかもしれません。

また、スイーツを食べることを自分へのご褒美として位置づけている人も多く、自分を労る習慣を持つことが幸福度の向上につながっている可能性もあります。

ネガティブな感情では逆の傾向が見られる

感情の種類月1回以上食べる人食べる習慣がない人
落ち着かない、そわそわする33.8%38.2%-4.4%
すべてが骨折り損であると感じる32.9%39.1%-6.2%
緊張で神経が高ぶっている29.4%34.1%-4.7%
悲しすぎて、何をしても全然元気が出ない23.7%32.1%-8.4%

ネガティブな感情については、スイーツを食べる習慣がある人の方が低い割合を示しています。すべてのネガティブな感情項目において、食べる習慣がない人の方が高い割合となっており、差は4.4%から8.4%の範囲にあります。

「悲しすぎて、何をしても全然元気が出ない」という項目では8.4%の差が見られ、これは4つのネガティブな感情の中で最も大きな差となっています。この結果は、スイーツを食べる習慣が深刻な気分の落ち込みを軽減する可能性を示唆しています。

ネガティブな感情が低いという結果は、スイーツが日常的なストレス対処の手段として機能している可能性を示しています。多くの人がスイーツを食べる理由として「疲れを癒すため」「ストレスが解消されるから」と答えていることからも、スイーツが精神的な負担を軽減する役割を果たしていることがうかがえます。

幸福度が高い人のスイーツの楽しみ方

77.2%が「家族と一緒に食べたい」と回答

楽しみ方幸福度が高い人の割合
家族と一緒に食べたい77.2%
恋人やパートナーと一緒に食べたい72.0%
なるべくひとりでゆっくり楽しみたい62.4%
友人と一緒に食べたい60.2%
同僚と一緒に食べたい39.4%
自分なりのアレンジをして食べたい30.0%
SNSにアップして楽しみを共有したい21.3%

ここからは、月に1回以上スーパー・コンビニのスイーツを購入する人を対象にした本調査の結果を見ていきます。幸福度が高い人(感情的well-being尺度で「とても幸せだ」の項目に「あてはまる」「ややあてはまる」と回答した1,086人)に、スイーツの楽しみ方を聞きました。

最も多かったのは「家族と一緒に食べたい」で77.2%でした。幸福度が高い人の7割以上が、スイーツを家族と共有する楽しみとして捉えていることがわかります。家族との時間を大切にする姿勢と、スイーツを通じたコミュニケーションが、幸福度の高さと結びついているようです。

2位は「恋人やパートナーと一緒に食べたい」で72.0%となっており、大切な人と一緒にスイーツを楽しむことが重視されています。家族やパートナーといった親密な関係の人々と、スイーツを通じて時間を共有することが、幸福度の高い人の特徴といえます。

一緒に食べることの意味

家族やパートナーと一緒にスイーツを食べることは、単に味を楽しむだけでなく、コミュニケーションの機会を作ることにもつながります。スイーツを囲んで会話をしたり、お互いの好みを共有したりすることで、関係性が深まる可能性があります。

幸福度が高い人は、こうした人間関係を大切にする傾向があることが、多くの研究で示されています。スイーツを一緒に食べることが、そうした関係性を維持・強化する一つの方法として機能しているのかもしれません。

62.4%が「ひとりでゆっくり楽しみたい」とも回答

3位には「なるべくひとりでゆっくり楽しみたい」が62.4%でランクインしています。これは一見すると、家族やパートナーと一緒に食べたいという回答と矛盾するように思えるかもしれません。しかし、この結果は矛盾ではなく、幸福度が高い人が状況に応じて柔軟にスイーツの楽しみ方を選択していることを示しています。

幸福度が高い人の多くは、誰かと一緒にスイーツを楽しむ時間も、一人でゆっくり味わう時間も、どちらも大切にしています。時には家族との団らんの中でスイーツを楽しみ、時には一人の時間にじっくりとスイーツを味わうという、多様な楽しみ方をしていることがわかります。

一人時間の重要性

一人でゆっくりスイーツを楽しむ時間は、自分自身と向き合う時間でもあります。忙しい日常の中で、スイーツを食べながら一息つくことが、心のバランスを保つために重要な役割を果たしているようです。

幸福度が高い人は、社会的なつながりを大切にしながらも、同時に一人の時間も確保できているという特徴があります。スイーツを楽しむ時間が、そうした一人時間の質を高める要素となっている可能性があります。

SNSへのアップより「その場を楽しむ」人が多数

「スイーツを食べる際は、SNSにアップして楽しみを共有したい」と回答した人は21.3%で、7つの選択肢の中で最も低い割合となりました。これは、幸福度が高い人の多くが、SNSでの共有よりも、実際にその場でスイーツを楽しむことを重視していることを示しています。

現代社会では、食事やスイーツの写真をSNSにアップすることが一般的になっていますが、幸福度が高い人は必ずしもそうした行動を取っていません。むしろ、目の前の体験や、一緒にいる人々との時間そのものに集中している傾向が見られます。

「自分自身が楽しむため」のスイーツ

SNSへのアップを重視しないという結果は、幸福度が高い人が「見せるため」ではなく「自分自身が楽しむため」にスイーツを食べていることを示唆しています。他者からの評価や反応を求めるのではなく、純粋にスイーツそのものを味わい、その時間を楽しんでいるといえるでしょう。

この姿勢は、幸福度の研究でしばしば指摘される「今この瞬間に集中する」マインドフルネスの概念とも関連しています。SNSのことを気にせず、目の前のスイーツと向き合うことが、より深い満足感につながっているのかもしれません。

60.2%が「友人と一緒に食べたい」

「友人と一緒に食べたい」は60.2%で4位となっています。家族やパートナーほどではありませんが、友人とスイーツを楽しむことも幸福度が高い人に支持されています。友人との時間も、幸福度を高める要素の一つとなっているようです。

「同僚と一緒に食べたい」は39.4%で5位となっており、職場の人間関係においてもスイーツが一定の役割を果たしていることがわかります。ただし、家族や友人と比べると割合は低く、より親密な関係の人々とスイーツを楽しむことが優先されていることがうかがえます。

関係性の深さによる違い

これらの結果から、幸福度が高い人は関係性の深さに応じてスイーツの楽しみ方を変えていることがわかります。最も親密な家族やパートナーとは高い割合で一緒に食べたいと思い、友人とはその次、同僚とはさらにその次という順序になっています。

この傾向は、人間関係の質が幸福度に与える影響の大きさを示しています。親密な関係の人々と時間を共有することが、幸福度を高める重要な要素となっているのです。

30.0%が「自分なりのアレンジをして食べたい」

「自分なりのアレンジをして食べたい」は30.0%で6位となっています。この割合は決して高くありませんが、約3割の人が自分なりの工夫をしてスイーツを楽しんでいることがわかります。

スイーツにトッピングを加えたり、飲み物と組み合わせたり、温めたり冷やしたりといったアレンジは、スイーツをより自分好みにカスタマイズする行為です。こうした創造的な楽しみ方も、一部の人々にとっては幸福度を高める要素となっているようです。

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