定番チョコレート菓子20選|長年愛されるロングセラー商品を紹介
コンビニやスーパーで必ず見かけるチョコレート菓子たち。子どもの頃から馴染み深いお菓子も多いのではないでしょうか。この記事では、日本で長く愛されている定番のチョコレート菓子20種類を紹介します。それぞれの商品の特徴や発売の背景を知ることで、いつものお菓子がもっと美味しく感じられるかもしれません。
定番チョコレート菓子20選の紹介
明治ミルクチョコレート
1926年に発売された明治ミルクチョコレートは、日本で最も歴史のある板チョコレートです。明治の創業者・相馬半治が神奈川県川崎市に近代的な工場を開設し、ドイツからチョコレート技師を招いて生産技術を向上させました。ピュアチョコレートとして定められた基準に適合しており、カカオ成分としてココアバターとカカオマスのみを使用しています。100年近い歴史を持ち、伝統のレシピを守りながら時代ごとに変化する嗜好に合わせた進化を続けてきました。
スニッカーズ
1930年にアメリカのマーズ社が発売したスニッカーズは、ピーナッツ、ヌガー、キャラメルをチョコレートで包んだバータイプのお菓子です。商品名はマーズ家が好んだ所有馬に由来します。日本では1980年代後半に「おなかがすいたらスニッカーズ」というキャッチコピーでテレビCMが放送され、小さなサイズで高カロリーという特徴を携行用のカロリー補助食品としてアピールしています。ナッツの食感とキャラメルの甘さが特徴で、満腹感が得られるお菓子として長年親しまれています。
マーブルチョコレート
1961年に明治から発売されたマーブルチョコレートは、日本初の粒状チョコレートです。「七色揃ったかわいいチョコレート」というキャッチフレーズで発売され、7つの色のチョコレートとして人気となりました。夏でも売れるチョコを目指し、当時日本にはなかった糖衣チョコレートとして開発され、カラフルなコーティングで手が汚れにくい設計になっています。発売当初よりシールをおまけとして付けることが話題になり、初代は鉄腕アトムのシールで、その後、動物、「今日は何の日」、都道府県、世界の旅シリーズなど、さまざまなテーマのシールが付けられてきました。
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ルックチョコレート
1962年に不二家から発売されたルックチョコレートは、1箱で4種類の味が楽しめるアソートタイプのチョコレートです。発売当時のフレーバーはコーヒー、苺、バナナ、キャラメルで、現在はバナナ、アーモンド、ストロベリー、パイナップルが定番となっています。商品名はファッション用語の「マリンルック」「ペアルック」から新しい語感として採用され、「ア・ラ・モード」もフランス語で「流行の」を意味します。黄色いパッケージに黒文字で「LOOK」と書かれたデザインはインダストリアルデザイナーのレイモンド・ローウィによるもので、60年以上にわたって愛されているロングセラー商品です。
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チロルチョコ
1962年に松尾製菓(現チロルチョコ)から発売されたチロルチョコは、子どもが買える廉価なチョコレートとして開発されました。当初は3つ山連ねた形でしたが、1979年に1個10円の1粒タイプに変更されています。商品名はオーストリアのチロル州に由来し、2002年に社員旅行でチロルを訪れた際、日本へチロルの名を広めた功績に対して州観光局より感謝状が贈呈されました。これまでに400種類以上のフレーバーが発売され、定番のコーヒーヌガー、ミルク、ストロベリー、ホワイト&クッキー、きなこもちなど、年間20〜30種類の新商品が誕生しています。
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チョコベビー
明治から発売されているチョコベビーは、小さな円柱状の粒チョコレートで、発売開始から40年以上のロングセラー商品です。赤いパッケージが特徴で、チョコレート色のくまさん(チディ・ベアとイディ・ベア)がマスコットとなっています。アポロ、マーブルとともに「明治の小粒チョコ3兄弟」を形成しており、市販されているものは32g入りの通常サイズと102g入りのジャンボサイズの2タイプがあります。中には定型の粒以外に、円柱の中に星やスマイルマークが入ったものも含まれています。
ガーナミルクチョコレート
ロッテは1961年頃にチョコレート分野への進出を決め、1964年2月に浦和チョコレート工場が完成してガーナミルクチョコレートの製造を開始しました。スイス人技師マックス・ブラックの協力を得て開発され、真っ赤なパッケージが特徴的です。1974年には原料へのこだわりを示すためカカオポッドがデザインに取り入れられ、2003年にはより鮮やかな赤色に変更されました。2024年に発売60周年を迎え、厚さを0.5ミリメートル増やすなど11年ぶりの刷新を行い、ミルク、ブラック、ローストミルクの3種類が定番として販売されています。
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ポッキー
1966年に江崎グリコから発売されたポッキーは、プリッツにチョコレートをコーティングした商品です。「手を汚さずに食べられるチョコ菓子」という発想から生まれ、一部分にチョコレートを塗らず持ち手を残したことが画期的でした。製品名は食べる時に聞こえる擬音語「ポキンポキン」からつけられており、当初は「チョコテック」という名前で大阪府寝屋川市でテスト販売されましたが、商標登録の問題で「ポッキー」に改められました。2020年にギネス世界記録に認定され、「世界で最も売れたチョコレートでコーティングされたビスケット」となっています。
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チョコボール
1965年に森永製菓から「チョコレートボール」として発売され、1967年にマスコットを「キョロちゃん」に変更しました。1973年10月に「チョコボール ピーナッツ」と「チョコボール キャラメル」として現在の形で発売され、1974年に箱上部に「くちばし」を引き起こす現行の意匠になっています。赤いパッケージ(ピーナッツ)と青いパッケージ(キャラメル)が定番で、箱に描かれた「エンゼルマーク」を集めると景品と交換できるキャンペーンが長年続いており、金のエンゼル1枚または銀のエンゼル5枚で「おもちゃのカンヅメ」がもらえます。
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アポロ
1969年8月7日に明治から発売されたアポロは、円錐形でギザギザが入った三角形のチョコレートです。形状は1969年7月に人類初の月面着陸に成功したアポロ11号の司令船がモチーフとなっており、下部はミルクチョコレート、上部はイチゴ味のチョコレートで2層になっています。まれに上下が逆になった「逆さアポロ」や星型の「ラッキースター」が入っていることがあり、見つけると嬉しい気持ちになります。アポロの製造ラインを活用して1975年に「きのこの山」が誕生しました。
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キットカット
1973年に日本で発売されたキットカットは、サクサクのウエハースとミルクチョコレートの組み合わせが特徴です。半分に割ってパクッと食べられるため、家事や仕事のブレイクタイムに適しています。バランスのとれたミルクチョコレートとサクサクとしたウエハースの食感が楽しめます。日本では受験シーズンに「きっと勝つ」という語呂合わせで応援用のお菓子としても定着しており、抹茶味やストロベリー味など日本限定のフレーバーが数多く開発されています。
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きのこの山
1975年に明治から発売されたきのこの山は、アポロの製造ラインを活用して開発されました。サクサクのクラッカーにチョコレートを組み合わせており、パッケージはのどかな里山をイメージしたものです。アポロにクラッカーをつけるというアイデアから5年にわたる試作を経て完成しました。発売から50年近く経つ現在も、後に発売された「たけのこの里」とどちらが好きかをめぐって議論が続いており、2001年には「きのこ党」と「たけのこ党」が人気を競う総選挙キャンペーンが実施されました。
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たけのこの里
1979年に、きのこの山の第2弾として「たけのこの里」が発売されました。クラッカーを使用したきのこの山に対し、たけのこの里はクッキー生地を採用しており、型を整えながら焼く「型焼」という手法が用いられています。チョコレートとクッキーの一体感があり、サクサクとした食感が楽しめます。きのこの山とは兄弟商品の関係にありながらも、それぞれに熱心なファンがおり、「きのこ派」「たけのこ派」という論争が今も続いています。
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チョコパイ
1983年にロッテから発売されたチョコパイは、マシュマロとチョコレートをパイ生地で挟んだケーキ風のお菓子です。しっとりとしたマシュマロとパイ生地の組み合わせが特徴で、個包装されているため持ち運びにも便利です。発売当初から現在まで基本的な構造は変わっておらず、プレーン味のほかに季節限定フレーバーや地域限定商品も展開されています。「冬のチョコパイ」などのキャッチコピーとともに、長年にわたって親しまれているロングセラー商品です。
カントリーマアム
1984年に不二家から発売されたカントリーマアムは、「外サックリ、中しっとり」という独特の食感が特徴のソフトクッキーです。それまでになかった「しっとりクッキー」というジャンルを生み出し、焼きたてのような食感を再現しています。バニラ味とココア味が定番で、チョコチップが入っており、発売から40年近く経つ現在も幅広い世代に愛されています。季節限定フレーバーやコラボ商品も多数展開されており、ロングセラー商品として進化を続けています。
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メルティーキッス
1992年に明治から発売されたメルティーキッスは、冬季限定で販売される生チョコレートタイプの商品です。口の中でとろけるようななめらかな食感が特徴で、商品名は「とろける(Melt)」と「キス」を組み合わせた造語となっています。ココアパウダーがまぶされた一口サイズのチョコレートで、プレミアム、くちどけラム&レーズン、フルーティー濃いちごなど複数のフレーバーが展開されています。冬の定番商品として毎年9月頃から翌年4月頃まで販売されています。
ダース
1993年に森永製菓から発売されたダースは、12粒(1ダース)入りの一口サイズチョコレートです。ミルク、ビターなど複数のフレーバーが展開されており、箱型のパッケージで個包装ではなく12粒が並んだ状態で入っています。手軽に食べられる一口サイズで、シェアしやすい設計になっています。商品名の「ダース」は英語で12を意味する「dozen」に由来しており、12粒という内容量がそのまま商品名になっています。
アルフォート
1994年にブルボンから発売されたアルフォートは、全粒粉入りのダイジェスティブビスケットに帆船を型どったチョコレートを組み合わせた商品です。チョコレート面には美しい帆船のレリーフが成型されており、「アルフォート」という名前はブルボンが作った造語で、「冒険」「夢」「ロマン」といったイメージを込めています。お菓子市場という大海に夢とロマンをもって漕ぎ出していくという思いが表れており、通常サイズとミニチョコレートタイプがあり、チョコ味とリッチミルク味の2種類が定番として販売されています。
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ブラックサンダー
1994年に有楽製菓から発売されたブラックサンダーは、ザクザクとしたクランチ食感が特徴のチョコレート菓子です。ココアクッキーを砕いたものとチョコレートを混ぜ合わせており、一口サイズのバー状になっています。発売当初は九州地方限定でしたが、2000年代以降に全国展開され、若い世代を中心に支持を集めました。「おいしさイナズマ級!」というキャッチコピーで知られ、手頃な価格とボリューム感で人気を獲得しており、一本満足バーなどの後続商品にも影響を与えています。
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トッポ
1994年にロッテから発売されたトッポは、プレッツェルの中にチョコレートを詰めた構造が特徴です。ポッキーとは逆の発想で、外側がプレッツェル、内側がチョコレートになっており、最後まで手を汚さずに食べられる設計になっています。チョコレートが溶けにくい構造になっているため、暑い季節でも扱いやすく、プレッツェルのカリッとした食感とチョコレートの甘さのバランスが楽しめます。
まとめ
今回紹介した20種類のチョコレート菓子は、それぞれに歴史と特徴があります。1926年発売の明治ミルクチョコレートから、1994年発売のブラックサンダーやアルフォート、トッポまで、時代ごとにさまざまな商品が誕生してきました。
板チョコ、スティックタイプ、粒チョコ、ビスケットタイプなど、形状や食感も多様です。それぞれの商品には開発者の工夫やこだわりが詰まっており、長年愛され続けている理由があります。
普段何気なく食べているチョコレート菓子の背景を知ることで、また違った味わい方ができるのではないでしょうか。コンビニやスーパーでお菓子を選ぶ際の参考にしてみてください。






