目次
消費期限と賞味期限の違い
項目 | 消費期限 | 賞味期限 |
---|---|---|
対象食品 | 生菓子、惣菜など傷みやすい食品 | ビスケット、チョコなど日持ちする食品 |
表示の目的 | 安全に食べられる期限 | おいしく食べられる目安 |
期限切れ後の対応 | 食べないことが原則 | 食べられる場合もある(見た目や匂いを確認) |
食品に表示される「期限」には、主に2つの種類があります。
消費期限とは【食品表示における意味】
「この日までに食べないと危険になるかもしれない」という、安全面を重視した期限です。傷みやすい食品に付けられます。
食品例
- お弁当
- サンドイッチ
- 生クリームを使ったケーキ
- 豆腐
特徴
- 数日〜1週間以内と短い
- 日付を過ぎたら食べるべきではない
- 冷蔵保存が必要なことが多い
賞味期限とは【食品表示における意味】
「この日までなら、おいしく食べられる」という味の保証期間です。
多少期限を過ぎても、すぐに食べられなくなるわけではありません。
食品例
- チョコレート
- クッキー
- スナック菓子
- 缶ジュース
特徴
- 数週間〜数ヶ月と比較的長い
- 開封前が条件。開けたら早めに食べることが必要」
消費期限・賞味期限の書き方
食品には、製造日からの期間に応じて「年月日」または「年月」で表示されます。
【1】製造から3か月以内の食品
品質が変わりやすいため、日付まで細かく表示されます。
表示例:
- 令和6年11月30日(和暦)
- 2024.11.30(西暦)
- 06.11.30(令和6年を省略)
※印字の都合で「.(ドット)」を使わずに「061130」と表示されることもあります。
【2】製造から3か月を超える食品
長持ちするので、年月のみの表示でもOK。
表示例:
- 令和6年11月
- 2024.11
- 06.11
※月や日が1ケタのときも、「06.01.05」のように2ケタ表示が基本です。
お菓子やスイーツの場合の表示例
スクロールできます
商品の例 | 表示される期限 | 表記形式 |
---|---|---|
生クリーム入りケーキ | 消費期限 | 年月日(例:2024.04.10) |
チョコレート | 賞味期限 | 年月(例:2024.11) |
クッキー、ビスケット | 賞味期限 | 年月または年月日 |
冷凍スイーツ(アイス等) | 賞味期限 | 年月日または年月(-18℃以下) |
なぜ期限表示が大切なの?
- 食品の安全性を守るため(特に消費期限)
- おいしさの目安として(特に賞味期限)
- アレルギーや体調不良を防ぐため
- 信頼できる商品選びにつながる
とくにお菓子は、子どもから高齢者まで幅広い世代が口にするため、誰にでもわかりやすく、正確な表示が求められます。