日清シスコとは|ココナッツサブレとシスコーンの100年企業

日清シスコとは、大阪府堺市に本社を置く菓子・シリアルメーカーです。半世紀を超えるロングセラー「ココナッツサブレ」と、コーンフレークの国民的ブランド「シスコーン」の二枚看板で知られています。ルーツは大正時代の堺の菓子工場にあり、「シスコ」の名はカップヌードルの日清食品よりもずっと古いお菓子の歴史を背負っています。ビスケットとシリアル、二つの朝とおやつを支えてきた会社——このページでは、日清シスコの歩みと代表商品を掘り下げて紹介します。
日清シスコの基本情報
| 会社名 | 日清シスコ株式会社 |
|---|---|
| 創業 | 1924年(堺の播磨屋製菓所として) |
| 会社設立 | 1948年(播磨屋製菓株式会社として) |
| 代表者 | 代表取締役社長 山田道明 |
| 本社 | 大阪府堺市 |
| 事業内容 | 菓子とシリアルの製造・販売 |
| グループ | 日清食品グループ(1991年〜) |
| 主なブランド | シスコーン、ごろグラ、ココナッツサブレ、チョコフレーク、エースコイン |
ブランド欄には、朝のシリアル(シスコーン・ごろグラ)と、おやつのビスケット(ココナッツサブレ・エースコイン)がきれいに並びます。コインの形をしたビスケット「エースコイン」も、じつは半世紀を超えるロングセラー。二本柱の会社であることが、一覧からも見て取れるのではないでしょうか。
日清シスコの歩み|大正の堺から100年
日清シスコのルーツは、1924年(大正13年)に大阪・堺で生まれた「播磨屋製菓所」にさかのぼります。昭和に入るとチョコレートの製造を始め、戦後はビスケット生産にも進出。1955年に「シスコ製菓株式会社」へと社名を変え、洋菓子の量産メーカーとして成長しました。そして1991年、日清食品がグループに迎え入れ、現在の「日清シスコ」が誕生します。カップヌードルで知られる日清食品グループの中で、お菓子とシリアルを担う100年企業です。
日清シスコのあゆみ年表
| 年 | 出来事 |
|---|---|
| 1924年 | 大阪・堺に播磨屋製菓所が誕生 |
| 1934年 | チョコレートの製造を開始 |
| 1948年 | 播磨屋製菓株式会社を設立し、ビスケット生産へ |
| 1955年 | シスコ製菓株式会社に社名変更 |
| 1963年 | 「シスコーン」を発売 |
| 1965年 | 「ココナッツサブレ」を発売 |
| 1991年 | 日清食品グループ入りし、「日清シスコ」に社名変更 |
大正の菓子屋が、シリアルの先駆けになり、日清グループの一員へ。100年の年表には、日本の朝食とおやつの近代史が詰まっています。
ココナッツサブレ|1965年生まれの「52枚」
1965年(昭和40年)に発売された「ココナッツサブレ」は、ココナッツの香ばしさとサクサク食感で愛され続けるロングセラーです。当時まだ珍しかったココナッツを使った南国風味のビスケットは、発売から半世紀を超えて、日本のビスケット棚の定番であり続けています。時代に合わせて内容量や小分けパックの形は変わりましたが、素朴な味わいは健在。発酵バター仕立てやアイスとのコラボなど、還暦を過ぎてなお攻め続けるブランドです。
シスコーン|日本の朝を変えたコーンフレーク
1963年(昭和38年)に発売された「シスコーン」は、日本のコーンフレークの草分けであり、国内売上ナンバーワンを誇る国民的シリアルブランドです。牛乳をかけるだけで朝食になる手軽さと、子ども向けの甘い味付けで、日本の朝の風景を変えました。パッケージのキャラクター「シスコン坊や」も、世代を超えて親しまれています。シリアルの歴史やコーンフレーク誕生の物語は、シリアルの記事で詳しく紹介しています。
ビスケットとシリアルの二刀流
日清シスコの強みは、おやつのビスケットと、朝食のシリアルという二つの柱を持つことです。サクサクのチョコフレークのような「お菓子とシリアルの中間」も得意分野。健康志向の高まりを受けて、糖質や栄養バランスに配慮したシリアルにも力を入れており、大正生まれの菓子屋の技術が、現代の食卓ニーズに応え続けています。
まとめ
日清シスコは、大正時代の堺の菓子工場から100年、ココナッツサブレとシスコーンという二つの国民的ブランドを育てた会社です。おやつと朝食、その両方で日本人の暮らしに寄り添ってきました。素朴なサブレ一枚にも、一世紀の菓子づくりの歴史が息づいています。

