カカオの産地で何が起きているのか|チョコレートの値段が上がる3つの段階

チョコレートの値札を見て、去年との違いに気づいた方は多いのではないでしょうか。
農林水産省の「食品産業動態調査 令和7年度年報」を開くと、その理由が数字で追えます。令和7年、チョコレートは輸入の段階で44.7%、企業間の取引で32.6%、店頭で35.7%値上がりしました。食料全体の上昇率は6.8%ですから、けたがひとつ違います。
なぜチョコレートだけが、これほど上がったのでしょうか。答えの起点は日本ではなく、西アフリカのカカオ農園にありました。ここでは産地の状況から店頭の価格まで、5つの動向に分けて追いかけます。
この記事で読み解く資料
- 食品産業動態調査 令和7年度年報 第1章農林水産省 輸入・企業・消費者の3段階の物価を使います
- 令和7年 菓子の生産数量・生産金額等(推定)全日本菓子協会|2026年4月1日公表
- What is the demand for cocoa on the European market?CBI(オランダ外務省輸入促進センター) 欧州市場が対象です
- 【LINEリサーチ】好きなチョコの味TOP2は「ミルク」「ビター」!女性の7割弱が「季節限定(期間限定)」に惹かれて買いたくなると回答LINEヤフー|2026年2月13日配信
この記事で読み解く4つの資料
この記事で読み解く資料
- 食品産業動態調査 令和7年度年報 第1章農林水産省 輸入・企業・消費者の3段階の物価を使います
- 令和7年 菓子の生産数量・生産金額等(推定)全日本菓子協会|2026年4月1日公表
- What is the demand for cocoa on the European market?CBI(オランダ外務省輸入促進センター) 欧州市場が対象です
- 【LINEリサーチ】好きなチョコの味TOP2は「ミルク」「ビター」!女性の7割弱が「季節限定(期間限定)」に惹かれて買いたくなると回答LINEヤフー|2026年2月13日配信
産地の話と日本の話を、別々の資料でたどります
| 資料 | 発信元 | この記事での役割 |
|---|---|---|
| 食品産業動態調査 令和7年度年報 第1章 | 農林水産省・食品需給研究センター | 日本の物価3段階 |
| 令和7年 菓子の生産数量・生産金額等(推定) | 全日本菓子協会 | 日本のチョコレート生産・販売 |
| What is the demand for cocoa on the European market? | CBI | 産地の減産と価格 |
| 好きなチョコの味TOP2は「ミルク」「ビター」! | LINEヤフー | 買う人の好み |
産地の状況を伝える一次資料は、日本の官公庁にはほとんどありません。そこでこの記事では、オランダ外務省の輸入促進センター(CBI)が公表しているカカオ市場の情報を使います。
ただしCBIの資料は欧州市場を対象としたものです。日本の数字ではない点は、読み進めるうえでの前提として押さえておきましょう。
動向1:西アフリカの2カ国で減産が起きました

| 産地 | 前のシーズンからの減少量 |
|---|---|
| コートジボワール | 50万1,000トン減 |
| ガーナ | 20万4,000トン減 |
CBIによると、2023年から2024年にかけてのシーズンで、コートジボワールの生産量は前のシーズンより50万1,000トン、ガーナは20万4,000トン減りました。
欧州のカカオ豆は4カ国に頼っています
減産が起きた2カ国は、欧州にとって主要な仕入れ先です。CBIは、コートジボワール・ガーナ・カメルーン・ナイジェリアの4カ国で、欧州のカカオ豆輸入の78%を供給しているとしています。
供給がこれだけ偏っていると、産地の天候や病害がそのまま価格に響きます。CBIは2025年から2026年にかけての西アフリカの収穫についても、10%の減少を見込むと記しました。
欧州へ入るカカオの9割はバルクです
CBIによれば、欧州へ輸出されるカカオの約9割は「バルクカカオ」と呼ばれる汎用品です。産地や品種で差別化された高級品ではなく、量でやり取りされる商材が中心ということになります。
汎用品であるぶん、価格は需給でまっすぐ動きます。減産がそのまま相場に出る構造だと読み取れるでしょう。
動向2:カカオ豆の価格は2年で3倍前後になりました

| 時期 | 1トンあたりの価格 |
|---|---|
| 2023年 | 2,000〜3,000ユーロ |
| 2024〜2025年 | 7,000〜10,000ユーロ |
CBIは、カカオ豆の価格が2023年の1トンあたり2,000〜3,000ユーロから、2024年から2025年にかけて7,000〜10,000ユーロへ上がったと記しています。幅で示されているのは、時期によって相場が動いたためです。
ドル建てでは1万2,000ドルまで上がった局面がありました
同じ資料には、ドル建ての記述もあります。2023年の1トンあたり2,000〜3,000ドルから2024年には1万2,000ドルへ急騰し、2025年の半ば以降は6,000〜10,000ドルの範囲で動いたという内容です。
ピークからは下がったものの、値上がり前の水準には戻っていない、という読み方になります。
使う側は量を減らして対応しました
CBIは、カカオ豆をすりつぶして中間原料にする「グラインディング」の量が減ったことにも触れています。2024年の第4四半期は5.4%減、2025年の第1四半期は3.7%減、第2四半期は7.2%減という数字です。
原料が高くなれば、使う量を抑えるか、価格に乗せるかのどちらかになります。CBIは、企業が値上げか内容量の削減で対応したとも記しました。
動向3:日本の値段は3つの段階を通って上がりました

| 段階 | チョコレートの対前年上昇率 | その段階の全体 |
|---|---|---|
| 輸入物価 | 44.7%増 | 3.6%増(飲食料品・食料用農水産物) |
| 企業物価 | 32.6%増 | 4.4%増(飲食料品) |
| 消費者物価 | 35.7%増 | 6.8%増(食料) |
海外の相場が日本の店頭に届くまでには、輸入・企業間取引・小売という3つの段階があります。農林水産省の年報は、その3つすべてについて令和7年の上昇率を載せていました。
輸入の段階では45.5%上がりました

| 品目 | 対前年上昇率 |
|---|---|
| コーヒー豆・カカオ豆 | 45.5% |
| チョコレート | 44.7% |
| 茶・コーヒー | 15.8% |
| 鶏肉 | 14.4% |
| 乾燥果実・ナッツ類 | 13.0% |
令和7年に輸入物価が上がった品目を並べると、上位2つをカカオ関連が占めました。3位の茶・コーヒーが15.8%ですから、上位2品目だけが大きく離れています。
「コーヒー豆・カカオ豆」は2つを合わせた区分です
ここで注意が必要なのは、45.5%という数字が「コーヒー豆・カカオ豆」という1つの区分に対するものだという点です。カカオ豆だけを取り出した数値ではありません。
年報の同じページには、飲食料品・食料用農水産物全体の輸入物価が3.6%上昇したこと、円安の進行が輸入価格を押し上げていることも記されています。為替レート指数は令和2年を100として140.1、輸入物価指数は170.6でした。産地の相場だけでなく、円建てに直す段階でも金額が膨らんでいることになります。
企業間の取引では32.6%上がりました

| 品目 | 対前年上昇率 |
|---|---|
| 荒茶 | 33.6% |
| チョコレート | 32.6% |
| コーヒー | 22.2% |
| すし・弁当・おにぎり | 11.7% |
| ジュース | 10.1% |
企業物価では、チョコレートが荒茶に次ぐ2番目でした。飲食料品全体が4.4%の上昇にとどまるなかで、7倍を超える上がり方です。
このグラフには、お菓子そのものや、お菓子の材料になる品目もいくつか入っています。米菓8.1%、バター7.5%、ショートニング9.7%、アイスクリーム6.6%。チョコレートほどではないものの、菓子まわりの材料が広く上がっていたことが読み取れるでしょう。
店頭では35.7%上がりました

| 品目 | 対前年上昇率 |
|---|---|
| うるち米A | 67.9% |
| うるち米B | 67.3% |
| しょうが | 58.8% |
| コーヒー豆 | 39.8% |
| チョコレート | 35.7% |
消費者物価では、チョコレートは5番目でした。上位を占めたのは米としょうがで、令和7年の食料の値上がりが米を中心に起きていたことが分かります。
それでも食料全体の6.8%と比べれば、チョコレートの35.7%は5倍を超える水準です。年報は、食料の消費者物価が令和6年の4.3%から令和7年は6.8%へと、近年にはない上昇幅になったとも記しました。
賃金は追いついていません
同じ年報によると、令和7年の名目賃金指数は2.3%の上昇にとどまり、物価の変動を除いた実質賃金指数は0.0%と前年並みでした。家計調査の食料支出も、名目では5.5%増えた一方、実質では1.2%減っています。
値段が上がったぶん払ってはいるものの、買えている量は増えていない。家計から見た菓子の動きについては家計から見た菓子の買われ方の記事で詳しく取り上げました。
動向4:日本のチョコレートは数量が減り、金額が増えました
| 指標 | 2024年 | 2025年 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 生産数量 | 23万1,477トン | 21万736トン | 9.0%減 |
| 生産金額 | 4,307億円 | 4,867億円 | 13.0%増 |
| 小売金額 | 6,312億円 | 7,105億円 | 12.6%増 |
全日本菓子協会の資料によると、2025年のチョコレートは生産数量が9.0%減った一方、小売金額は12.6%増えました。協会の資料自身が「例年にない大きな対前年増減率」と記しています。
数量が減った理由は2つ挙げられています
協会が挙げたのは、カカオ原料の調達不足による生産調整と、度重なる価格改定による販売数量の伸び悩みです。産地の減産が日本の生産計画に届いていた、と読める内容になっています。
インバウンドによる土産需要は貢献したものの、それを上回る下押し要因が働いたとも記されました。
生地の比率を下げる動きが起きました
全日本菓子協会の凡例によると、チョコレート製品(Ⅰ)は板チョコや粒チョコのようにチョコレート生地が100%のもの、製品(Ⅱ)はナッツチョコなど生地が60〜100%未満のものを指します。
価格上昇を抑えるため、製品(Ⅰ)から製品(Ⅱ)へ移る動きが見られました。分類上は製品(Ⅰ)の生産数量が落ち込む一方、価格改定もあって販売金額は前年を上回っています。カカオ豆を減らした商品開発や、植物油脂への代替も進みました。
「チョコレート生地」は規約で決まっています
チョコレート生地の比率という言い方は、全日本菓子協会が独自に定めたものではありません。チョコレート類の表示に関する公正競争規約が、カカオ分やココアバターの割合でチョコレート生地と準チョコレート生地を定義しています。
規約にもとづく区分については、チョコレートと準チョコレートの違いの記事であらためて整理しました。なお「純チョコレート」という言葉は規約で別の意味を持つため、製品(Ⅰ)の言い換えには使えません。
動向5:買う人の好みは、値上がりでは動いていません
LINEヤフーが2026年2月13日に公表した調査結果からは、値上がりのなかでも好みそのものは変わっていない様子が読み取れます。
好きな味の1位はミルク、2位はビターでした
| 順位 | 味 | 割合 |
|---|---|---|
| 1位 | ミルク | 5割台後半 |
| 2位 | ビター | 5割強 |
| 3位 | ホワイト | 3割強 |
| 3位 | ダーク・ハイカカオ | 3割強 |
| 3位 | ストロベリー | 3割強 |
LINEリサーチの調査によると、好きなチョコの味は1位がミルクで5割台後半、2位がビターで5割強でした。3位には3割強でホワイト・ダーク/ハイカカオ・ストロベリーが並んでいます。
年代で見ると、10代から50代まではミルクが1位で、10代では6割台後半にのぼりました。60代だけはビターが1位です。抹茶は10代から20代で4割前後と高く、20代女性では5割弱で2位に入りました。
買いたくなる理由は「季節限定」でした
| 順位 | 表現 | 割合 |
|---|---|---|
| 1位 | 季節限定(期間限定) | 5割台半ば |
| 2位 | 濃厚・リッチな味わい | 4割台 |
| 2位 | なめらか食感 | 4割台 |
| 2位 | とろける口どけ | 4割台 |
チョコレートを買いたくなる表現としては、「季節限定(期間限定)」が5割台半ばで1位でした。女性に限れば7割弱に達しています。
男性では、パリッとした食感やサクサク食感を挙げる傾向が見られました。同じチョコレートでも、惹かれるポイントは性別で分かれています。
値段の話は出てきません
LINEリサーチの調査で聞かれているのは味と表現であって、価格ではありません。値上がりによって買う量が変わったかどうかは、この調査からは分からない点に注意が必要でしょう。
読み取れるのは、原料が3倍前後になっても、消費者が求めるものはミルク味であり季節限定であるという事実です。作る側が生地の比率を下げたり植物油脂へ替えたりしても、選ばれる基準そのものは動いていないことになります。
欧州でも同じことが起きています
CBIの資料には、産地の話だけでなく、欧州の市場で何が起きているかも書かれていました。日本の動きと重なる部分があります。
砂糖を減らすとカカオへの依存が増えます
CBIは、バリーカレボーが2024年に実施した調査を引きながら、砂糖を控える動きが広がっていると記しています。世界の消費者の41%が砂糖を制限しようとし、14%は完全に避けているという内容です。
ここに矛盾があります。砂糖を減らしたレシピは、そのぶんカカオの比率が上がるためです。カカオが高いときに、消費者はカカオの多いチョコレートを求めている、という構図になります。
日本では逆に、生地の比率を下げて価格上昇を抑える動きが起きました。同じ原料高に対して、市場によって別の方向へ動いている点は押さえておきたいところです。
乳製品を使わない選択肢も求められています
CBIによると、欧州の消費者の半数近くが、すべてのチョコレートブランドに植物性・ヴィーガン・乳不使用の選択肢を用意してほしいと考えているとされます。ファイバーやビタミン、プロバイオティクスを含む機能性チョコレートの新商品投入も、2024年の欧州で18%増えました。
2026年末から森林規制が始まります
| 対象 | 義務化の時期 |
|---|---|
| 大規模・中規模の企業 | 2026年12月30日 |
| 小規模・零細企業 | 2027年6月30日 |
EUの森林減少防止規則(EUDR)は2023年6月29日に施行され、企業規模に応じて段階的に義務が始まります。2020年12月31日より後に森林を転用した土地で作られた産品は、EU域内で扱えなくなるという内容です。
カカオは対象品目に含まれます。産地では生産量を追跡する仕組みが必要になりますから、供給側のコストを押し上げる要因になりうるでしょう。ただし日本向けの取引に直接かかる規制ではない点は、あわせて押さえておく必要があります。
同じチョコレートでも、資料によって見え方が変わります
このサイトには、チョコレートを別の角度から扱った記事もあります。数字の向きが逆に見える箇所があるので、あらためて整理しておきましょう。
「需要は落ちなかった」と「数量9.0%減」は矛盾しません
| 資料 | 対象 | 指標 | 2025年の動き |
|---|---|---|---|
| 富士経済 パン&スイーツ市場の全貌・課題分析 2025 | チョコレート専門店 | 金額 | 需要は落ち込まなかった |
| 全日本菓子協会 | 菓子全体のチョコレート | 生産数量 | 9.0%減 |
| 全日本菓子協会 | 菓子全体のチョコレート | 小売金額 | 12.6%増 |
チョコレート専門店市場の記事では、価格が上がったにもかかわらず需要が落ち込まなかったと書きました。いっぽうこの記事では、生産数量が9.0%減ったと書いています。
読み比べると逆に見えますが、測っているものが違います。専門店市場の調査は金額ベースで専門店に絞ったもの、全日本菓子協会のデータは菓子全体のチョコレートを重量でとらえたものです。
そして協会のデータ自体も、金額では12.6%増えています。数量は減り、金額は増えた。数量と金額を分けて読めば、2つの資料は同じ方向を向いていることになります。
貿易のデータでもチョコレートが目立ちます
全日本菓子協会の通関実績では、チョコレート菓子3区分の合計が輸出で189億円(輸出額の37.5%)、輸入で535億円(輸入額の48.4%)を占めました。輸入のホワイトチョコレートは、平均単価が3年で65.9%上がっています。
品目ごとの相手国や単価の動きは菓子の輸出入データを読み解く記事にまとめました。菓子市場全体のなかでのチョコレートの位置づけは2025年のお菓子市場を統計で読み解く記事をご覧ください。
読むときに気をつけたい5つの点
数字の出どころが国内外にまたがるテーマなので、前提を確認しておきましょう。
CBIの資料は欧州市場のものです
CBIはオランダ外務省の輸入促進センターで、公表している情報は欧州市場を対象としています。日本の輸入量や価格を示したものではありません。産地の状況として読むぶんには使えますが、日本の数字として引用することはできないでしょう。
CBIが引用している調査は二次引用になります
砂糖を控える消費者の割合や、植物性の選択肢を求める割合は、CBIがバリーカレボーの調査から引いた数値です。この記事はそれをさらに引いていますから、二次引用にあたります。原調査の設計や対象者は、CBIの記述からは分かりません。
「コーヒー豆・カカオ豆」はまとめた区分です
輸入物価の45.5%は、コーヒー豆とカカオ豆を合わせた区分の数値です。カカオ豆だけの上昇率ではありません。日本銀行の輸入物価指数の区分にしたがったものですから、カカオ単体の動きを知りたい場合は別の資料にあたる必要があります。
3つの物価は測っている段階が違います
輸入物価・企業物価・消費者物価は、それぞれ通関の段階、企業間取引の段階、小売の段階を測ったものです。44.7%・32.6%・35.7%という数字を引き算して「途中で誰かが吸収した」と読むことはできません。対象になる商品の範囲も、それぞれの指数で異なります。
LINEリサーチの調査は好みを聞いたものです
好きな味や買いたくなる表現を聞いた調査であり、購入量や支出額を測ったものではありません。回答者はLINEユーザーで、性別年代の構成比を市場に合わせてウェイトバック集計した数値である点も添えておきます。
まとめ|カカオの産地から日本の値札まで
読み取れる動向を、あらためて整理しました。
- 2023〜2024年シーズンに、コートジボワールで50万1,000トン、ガーナで20万4,000トンの減産が起きた
- 欧州のカカオ豆輸入は、その2カ国を含む4カ国で78%を占める
- カカオ豆の価格は2023年の1トン2,000〜3,000ユーロから、2024〜2025年に7,000〜10,000ユーロへ上がった
- 日本では輸入物価44.7%増、企業物価32.6%増、消費者物価35.7%増と、3段階すべてで突出した
- 食料全体の消費者物価は6.8%増。チョコレートはその5倍を超える
- 日本のチョコレートは生産数量9.0%減・小売金額12.6%増。全日本菓子協会は「例年にない」と記した
- 価格上昇を抑えるため、チョコレート生地の比率を下げる動きが起きた
- 欧州では逆に、砂糖を減らしてカカオを増やしたチョコレートが求められている
- 買う人が好きな味は1位ミルク・2位ビターで、買いたくなる理由の1位は季節限定だった
原料の値段が3倍前後になり、その影響が輸入・企業間取引・店頭の3段階すべてに表れました。作る側は生地の比率を下げ、量を絞って対応しています。
いっぽうで、選ぶ側が求めているものは変わっていません。ミルク味で、季節限定で、なめらかな口どけ。産地で起きたことと売り場で起きていることのあいだには、まだかなりの距離がありそうですね。