ラ・メゾン・デュ・ショコラとは|1977年パリ創業のショコラティエ、日本のブティックと選び方

ラ・メゾン・デュ・ショコラ(La Maison du Chocolat)は、1977年にパリで生まれたチョコレート専門のメゾンです。創業者のロベール・ランクスは「ガナッシュの魔術師」と呼ばれ、砂糖と生クリームに頼らず、カカオの香りを生かしたチョコレートを表現しました。
日本では、東京の丸の内・松屋銀座・六本木ヒルズなど7店と、大阪の2店にブティックがあり、公式オンラインブティックからも買えます。この記事では、ブランドの基本情報、パリからの歩み、チョコレートの作り方、主な商品と値段、日本のお店、選び方を、公式サイトの情報をもとに紹介します。
ラ・メゾン・デュ・ショコラの基本情報
| ブランド名 | ラ・メゾン・デュ・ショコラ(La Maison du Chocolat) |
|---|---|
| 創業 | 1977年10月26日(パリ・フォブール・サントノレ通り225番地) |
| 創業者 | ロベール・ランクス |
| シェフ・パティシエ・ショコラティエ | ニコラ・クロワゾー(2012年就任。2007年にM.O.F.〈フランス国家最優秀職人章〉ショコラティエ部門) |
| チョコレートをつくる場所 | パリ近郊ナンテールのアトリエ(職人の手作業) |
| 日本の輸入・発売元 | ラ・メゾン・デュ・ショコラ・ジャポン株式会社(東京都千代田区九段南2-9-4-7F、代表取締役 フィリップ・ティルアール) |
| 日本のブティック | 東京7店・大阪2店 |
| 公式サイト | https://www.lamaisonduchocolat.com/ja_jp/ |
表の内容は、2026年11月7日に公式サイトの日本語版で確かめたものです。日本の会社の資本金や従業員数は、公式サイトに載っていないため入れていません。
チョコレートは日本でつくっているのではなく、パリ近郊のアトリエで職人がつくったものを、ラ・メゾン・デュ・ショコラ・ジャポンが輸入して売っています。日本の通販の利用規約には、この会社が「日本における輸入・発売元」と書かれています。
参考:メゾンのチョコレートはどのように作られているでしょう?|ラ・メゾン・デュ・ショコラ
参考:利用規約|ラ・メゾン・デュ・ショコラ
パリからの歩み
| 1977年 | ロベール・ランクスが、フォブール・サントノレ通り225番地にチョコレートだけを扱う専門店を開く |
|---|---|
| 1990年 | 初めての海外のお店をニューヨークに開く。その後、東京・ロンドン・香港にもブティックができる |
| 1994年 | パリで開かれた第1回サロン・デュ・ショコラに参加 |
| 1996年 | ニコラ・クロワゾーがメゾンに入る |
| 2000年 | フランスの高級ブランドが集まるコルベール委員会のメンバーになる |
| 2007年 | 創立30周年。ロベール・ランクスがレジオン・ドヌール勲章を受け、ニコラ・クロワゾーがM.O.F.を受ける |
| 2012年 | ニコラ・クロワゾーがシェフ・パティシエ・ショコラティエになる |
| 2018年 | 生クリームとバターを使わないガナッシュのコレクション「ビヤンネートル」を出す |
年表は、公式サイトの「メゾン」のページにある歴史から、おもなできごとを抜き出したものです。
「ガナッシュの魔術師」ロベール・ランクス
ロベール・ランクスは48歳のとき、1977年10月26日にパリのフォブール・サントノレ通り225番地で、チョコレートだけを扱う専門店を開きました。場所はコンサートホールのサル・プレイエルの向かいで、公式サイトはこれを「チョコレートのみを扱う初の専門店」と紹介しています。
当時のチョコレートは砂糖と生クリームを多く使うのが主流でした。ランクスはそれをやめ、アロマの繊細さが際立つ味わいを表現したことで、のちのショコラティエたちに大きな影響を与えたとされています。
ニコラ・クロワゾーが受け継ぐ
いまのクリエイションを率いるのは、フランス・ブルターニュ生まれのニコラ・クロワゾーです。1996年にメゾンに入り、ランクスがクロワゾーのために新しく設けたアートピース制作の担当を経て、2007年にM.O.F.を受けています。
2012年4月からは、シェフ・パティシエ・ショコラティエとして、すべての商品づくりの指揮をとっています。公式サイトによると、年に約200種類の試作レシピをつくり、35人の職人と見習いを率いる立場です。
世界への広がり
1990年にニューヨークへ出たのを皮切りに、東京・ロンドン・香港の一等地にもブティックが開かれました。1994年の第1回サロン・デュ・ショコラでは、ランクスが開催を支える「メンター」の役を担い、デザイナーのジャン=ルイ・シェレルと組んで、チョコレートでつくったドレスも発表しています。
参考:職人の熟練の技(メゾン)|ラ・メゾン・デュ・ショコラ
参考:パリ生まれのメゾン|ラ・メゾン・デュ・ショコラ
チョコレートのつくり方と味わい
| カカオを探す | ソーサーと呼ばれる専門家が、世界でも少ないカカオ豆を探す |
|---|---|
| 育てる | カカオは農家が育てる |
| 焙煎・コンチング | クヴェルチュリエと呼ばれる専門家が行う |
| チョコレートにする | ショコラティエが、パリ近郊ナンテールのアトリエで手作業でつくる |
| 味を確かめる | ニコラ・クロワゾーとメゾンの10人のテイスター |
公式サイトでは、チョコレートができるまでを上のように分けて説明しています。カカオの栽培から焙煎までを専門家が受け持ち、メゾンのショコラティエは最後の「チョコレートにする」工程を手作業で行う形です。
味づくりで大事にしているのは、カカオ本来の香りと配合のバランスです。テイスティングでは「複雑さ」「力強さ」「アクセント」「新鮮さ」「滑らかさ」といった言葉で味を細かく言い分け、わずかな違いを見分けていると紹介されています。
参考:メゾンのチョコレートはどのように作られているでしょう?|ラ・メゾン・デュ・ショコラ
参考:情熱とこだわりのあじわい|ラ・メゾン・デュ・ショコラ
主な商品と値段
| 商品 | 内容 | 値段(税込) |
|---|---|---|
| アタンション 2粒入 | ガナッシュなどの詰め合わせ | 1,323円 |
| アタンション 6粒入 | 同じシリーズの6粒 | 3,672円 |
| アタンション 10粒入 | 同じシリーズの10粒 | 5,670円 |
| プラリネ 2粒入 | ナッツを使ったプラリネ | 1,323円 |
| トリュフ プレーン 2粒入 | トリュフチョコレート | 1,323円 |
| タブレット ノアール エキリブレ | ダークの板チョコレート(75g) | 1,674円 |
| デギュスタシオン セット | 食べ比べのセット | 3,888円 |
| フィナンシェ 3個入 | 焼き菓子 | 1,674円 |
| マロングラッセ 4粒入 | 栗の砂糖漬け | 3,996円 |
| オランジェット 50g | オレンジピールのチョコレートがけ | 3,726円 |
| グラス & ソルベ 5個詰合せ | アイスクリームとソルベ | 4,266円 |
値段は、2026年11月7日に公式オンラインブティックの商品ページで確かめたものです。季節のコレクションは時期によって入れかわるため、ここでは通年で見かけやすい品を中心に選びました。
ガナッシュ・プラリネ・トリュフ
一粒のチョコレートは、なめらかなガナッシュ、ナッツを使ったプラリネ、丸いトリュフに分けて並んでいます。2粒入から用意されているので、少しだけ贈りたいときにも選びやすい構成です。
タブレットと焼き菓子・アイス
板チョコレートのタブレットは、カカオの産地の名前がついたものや、パリの地名がついたものがあります。チョコレートのほか、フィナンシェやマロングラッセ、アイスクリームとソルベの詰め合わせも公式オンラインブティックで買えます。
参考:アタンション 10粒入|ラ・メゾン・デュ・ショコラ
参考:デギュスタシオン セット|ラ・メゾン・デュ・ショコラ
日本のブティック
| 東京 | 丸の内店、松屋銀座店、六本木ヒルズ店、ニュウマン新宿店、新宿小田急店、虎ノ門ヒルズ店、西武池袋店 |
|---|---|
| 大阪 | 梅田阪急店、大阪タカシマヤ店 |
店舗は、2026年11月7日に公式サイトのブティックのページで確かめたものです。お店によって扱う商品が違うと案内されているので、欲しい品が決まっている場合は、出かける前に確かめておくと安心です。
東京のブティックでは、定番のチョコレートやパティスリーに加えてアイスも扱っています。大阪の2店では、ガナッシュやトリュフ、マカロン、アントゥルメ、エクレールなどがそろうと紹介されています。
参考:東京のブティック|ラ・メゾン・デュ・ショコラ
参考:大阪のブティック|ラ・メゾン・デュ・ショコラ
選び方のポイント
| 場面 | 選びやすいもの | 確かめたいこと |
|---|---|---|
| ちょっとしたお礼 | 2粒入のアタンション・プラリネ・トリュフ | 渡す日と持ち歩く時間 |
| 手土産・贈り物 | 6粒・10粒入の箱 | 相手の人数と好み |
| 自分用・食べ比べ | タブレット、デギュスタシオン セット | ダークかミルクか |
| 秋冬の贈り物 | マロングラッセ | 取り扱いの時期 |
表は、公式オンラインブティックの品ぞろえをもとにした目安です。予算や相手の好みによって合う品は変わるので、ひとつの考え方として使ってください。
一粒のチョコレートは温度の変化に弱いので、暑い時期は届いたら涼しい場所に置きましょう。贈る日が決まっているときは、通販のお届け日の目安もあわせて見ておくと安心です。



