シナモンロールとは|発祥と歴史、スウェーデンの「シナモンロールの日」

シナモンロールとは、シナモン入りのフィリングを生地に巻き込み、渦巻き模様に焼き上げた菓子パンです。北欧スウェーデンでは「カネルブッレ(kanelbulle)」と呼ばれる国民的なおやつで、第一次世界大戦後に生まれ、1950年代から広く親しまれるようになったとされています。このページでは、シナモンロールの発祥と歴史、スウェーデン流の特徴、10月4日の「シナモンロールの日」までを解説します。
| 発祥 | スウェーデン(第一次世界大戦後に誕生したとされる) |
|---|---|
| 現地での呼び名 | カネルブッレ(kanelbulle) |
| 主な材料 | 小麦粉、砂糖、卵、バター、シナモン、カルダモン |
| 記念日 | 10月4日「シナモンロールの日(Kanelbullens dag)」 |
シナモンロールの発祥と歴史
スウェーデン政府観光局(Visit Sweden)の解説によると、カネルブッレは第一次世界大戦のあとに生まれました。ただ、小麦粉や砂糖、卵、バター、シナモン、カルダモンといった材料は当時どれも高価で手に入りにくく、誕生してすぐに広まったわけではありません。家庭のおやつとして定着したのは、暮らしが豊かになった1950年代からとされています。
いまではスウェーデンを代表する焼き菓子となり、コーヒーと一緒にひと休みする現地の習慣「フィーカ」の定番として愛されています。
参考:Cinnamon buns and where to get the best ones|Visit Sweden
スウェーデン流カネルブッレの特徴
スウェーデンのカネルブッレらしさは、シナモンだけでなく、生地に練り込まれたカルダモンのさわやかな香りにあります。甘さは控えめで、コーヒーや紅茶に合わせやすい味わいです。
一方、アメリカのシナモンロールは大ぶりで、たっぷりのアイシングやクリームチーズフロスティングをかけた濃厚なスタイルが主流です。同じ渦巻きでも、国によって個性が大きく分かれます。
10月4日は「シナモンロールの日」
スウェーデンには、シナモンロールを祝う記念日があります。1999年に、製菓・製パン材料の生産者などで作る「スウェーデン家庭製パン協議会」が、10月4日を「シナモンロールの日(Kanelbullens dag)」と定めました。この日には家庭やベーカリーでカネルブッレを用意して楽しむ人が多く、国を挙げてのお菓子の記念日として定着しています。
参考:Cinnamon buns and where to get the best ones|Visit Sweden
日本や世界での広がり
日本でも、ベーカリーやコーヒーチェーン、北欧系の店舗などでシナモンロールを見かける機会が増えています。北欧スタイルの素朴なタイプと、アメリカスタイルの濃厚なタイプのどちらに出会えるかは店しだいで、食べ比べも楽しみ方のひとつです。
シナモンを使ったお菓子や、渦巻き型の焼き菓子は世界中にあります。あわせて読むと、シナモンロールの位置づけがより見えてきます。
まとめ
シナモンロールは、スウェーデン生まれの渦巻き型の菓子パンで、現地ではカルダモン香る「カネルブッレ」として親しまれています。1999年に制定された10月4日の「シナモンロールの日」は、いまや国民的な行事です。
北欧の素朴な味とアメリカの濃厚な味、二つの顔を知っておくと、パン屋さんでシナモンロールを選ぶ時間がもっと楽しくなります。

