ヨーグルト・チーズ・バターを食べない人が増えている?乳製品の利用の変化

牛乳だけでなく、ヨーグルトやチーズ、バターの食べ方にも変化が見られます。この記事では、一般社団法人Jミルクが公表した「牛乳乳製品に関する食生活動向調査2025」をもとに、乳製品の利用の変化と値上がりの感じ方を整理しました。あわせて、2026年9月に大手乳業メーカーが実施した価格改定も紹介します。
ヨーグルト・チーズ・バターの利用
ヨーグルト・チーズ・バターを「まったく利用しない」人が、2年続けて増えている
食べるヨーグルトと飲むヨーグルトは、どちらも「全くなし」と答えた人が2年前から増え続けています。チーズとバターについても、同じ傾向が見られました。牛乳だけでなく、乳製品全体で利用しない人が増えている形です。
参考:牛乳乳製品に関する食生活動向調査2025 ~ 一次調査結果について ~|Jミルク
ヨーグルトを増やした理由のトップ3は「乳酸菌」「腸活」「カルシウム」
| 順位 | ヨーグルト類を増やした理由 |
|---|---|
| 1位 | 乳酸菌 |
| 2位 | 腸活/腸内環境の改善 |
| 3位 | カルシウム |
2位の「腸活/腸内環境の改善」と3位の「カルシウム」は、前年からの伸びが目立ちました。牛乳と同じく、ヨーグルトでも健康や栄養を意識して選ぶ人が増えているようです。
参考:牛乳乳製品に関する食生活動向調査2025 ~ 一次調査結果について ~|Jミルク
乳製品の値段の動き
乳製品では、食べるヨーグルトの値上がりを感じる人が増えた
乳製品の中では、食べるヨーグルトの値上がりを感じる人が増えた一方で、バターやチーズは減りが目立ちました。なお、全食品の中で値上がりを最も強く感じられているのは、前年に続いて「ご飯・米料理」です。
※2025年10月の一次調査の結果です。
参考:牛乳乳製品に関する食生活動向調査2025 ~ 一次調査結果について ~|Jミルク
2026年9月には、大手乳業メーカーがバターやチーズの価格を改定した
| メーカー | 主な対象 | 改定率 |
|---|---|---|
| 雪印メグミルク | バター、マーガリンなど、プロセスチーズ、ナチュラルチーズ、練乳(75品目) | 1.8~10.0% |
| 森永乳業 | 家庭用バター、家庭用チーズ、アイス、育児用ミルクなど(59品) | 2.5~6.7% |
Jミルクの調査のあとも、乳製品の値上げは続いています。どちらも2026年9月1日から実施され、両社とも原材料や包装資材、人件費、物流費などのコスト上昇を理由に挙げました。
※雪印メグミルクは、発酵乳やデザートなどの市乳商品も同じ日から改定しています。改定率は商品によって異なり、雪印メグミルクの値はメーカー希望小売価格の改定率です。
参考:家庭用乳食品・市乳商品 価格改定のお知らせ|雪印メグミルク
参考:一部商品価格改定のお知らせ|森永乳業
データを読むときに気をつけたい3つの点
- 2025年10月の一次調査の結果です。 2026年9月の値上げより前の調査のため、その後の値上がりの感じ方は反映されていません。
- この記事では、報告書の文章による説明を中心に紹介しています。 多くの結果はグラフでのみ示されているため、割合の数字は一部にとどめ、増減の傾向を中心にまとめました。
- 意識や自己申告の結果です。 「増えた」「減った」は回答者自身の感覚で、実際の購入量や消費量を測ったものではありません。
まとめ
この記事で使った資料
資料の一覧と、数字の数え方を見る
| 資料名 | 牛乳乳製品に関する食生活動向調査2025 ~ 一次調査結果について ~ |
|---|---|
| 発信元 | 一般社団法人Jミルク |
| 公表日 | 2026年3月27日 |
| 集計の対象 | 全国の15~79歳の男女1万人(インターネット調査、2025年10月10~12日) |
| 集計の単位 | 毎年の調査を前年・2年前と比較 |
| 資料名 | 家庭用乳食品・市乳商品 価格改定のお知らせ |
|---|---|
| 発信元 | 雪印メグミルク |
| 公表日 | 2026年7月30日 |
| 集計の対象 | 家庭用の乳食品・市乳商品など138品目 |
| 集計の単位 | 2026年9月1日からの価格改定 |
Jミルクは、毎年10~11月ごろに一次調査を、翌年1~2月ごろに一次調査を補う二次調査を行っています。記事中の「前年」は2024年の調査、「2年前」は2023年の調査との比較です。

