アフィリエイト市場の規模と推移|2025年度は4,598億円、伸び率と今後の見通し

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ブログやSNSで商品を紹介し、そこから購入などにつながると報酬が支払われる「アフィリエイト広告」。その市場は、いったいどのくらいの大きさなのでしょうか。この記事では、矢野経済研究所が毎年発表している市場調査をもとに、市場規模の移り変わりとこれからの見通しを整理します。

この記事で分かること

  • 国内のアフィリエイト市場は、2025年度に4,598億円となる見込みで、6年で約1.5倍に広がった
  • 伸び率は2022年度の9.4%をピークに下がり、成長の見通しも年10%から約6%台になった
  • AIによる検索の変化で、検索からの集客に頼るメディアには影響が出始めている
目次

アフィリエイト市場の大きさ

2025年度は4,598億円の見込みで、6年で約1.5倍に広がった

2019年度から2025年度までの国内アフィリエイト市場規模の棒グラフ。2019年度3,099億円、2020年度3,221億円、2021年度3,505.3億円、2022年度3,836.3億円、2023年度4,113.4億円、2024年度4,379億円、2025年度4,598億円(見込値)と、毎年増えている。

国内のアフィリエイト市場は2019年度から毎年大きくなり、前年度を下回った年は一度もありません。2020年の調査では、広告主がアフィリエイト広告に予算を移したことや、スマートフォン経由の通販が増えたことが、広がった理由に挙げられていました。

※2025年度は見込値です。各年度は、その年度を扱った調査のうち、もっとも新しいものの値を使っています。

参考:アフィリエイト市場に関する調査を実施(2020年)|矢野経済研究所
参考:アフィリエイト市場に関する調査を実施(2026年)|矢野経済研究所

伸び率は2022年度の9.4%をピークに、少しずつ下がっている

年度前年度からの伸び率
2020年度4.0%
2021年度8.8%
2022年度9.4%
2023年度7.2%
2024年度6.5%
2025年度5.0%(見込)

2020年度は、新型コロナウイルスの影響で広告を減らした業種と、巣ごもり需要で伸びた業種に分かれ、伸びが小さくなりました。その後は持ち直したものの、2023年度からは伸び率が少しずつ下がっています。2026年の調査は、市場が成長の時期から「成熟・再編」の時期へ移りつつあるとの見方です。

※伸び率は、それぞれの調査に書かれている前年度比です。

参考:アフィリエイト市場に関する調査を実施(2021年)|矢野経済研究所
参考:アフィリエイト市場に関する調査を実施(2022年)|矢野経済研究所
参考:アフィリエイト市場に関する調査を実施(2024年)|矢野経済研究所
参考:アフィリエイト市場に関する調査を実施(2025年)|矢野経済研究所
参考:アフィリエイト市場に関する調査を実施(2026年)|矢野経済研究所

伸びている分野・伸び悩む分野

金融やECの伸びが落ち着き、オンラインクリニックが新たに伸びた

調査伸びが目立ったもの伸び悩んだもの
2021年調査金融、オンラインのサービス旅行、エステなど店に来てもらう業種
2022年調査金融、オンライン講座映像配信や食品宅配など、巣ごもりで急に伸びた分野
2024年調査FXや投資などの金融美容・健康系のEC
2025年調査オンラインクリニック金融、EC
2026年調査ECモール型、特定の分野検索からの集客に頼るメディア

金融は2024年の調査まで伸びた分野に挙げられ、為替の変動を受けてFXや投資が大きく伸びた年もありました。しかし2025年の調査では、クレジットカードやカードローンなどで一部の広告主が予算を減らし、伸びが鈍っています。代わりに伸びたのが、オンライン診療に関する法改正をきっかけに需要が広がったオンラインクリニックです。

参考:アフィリエイト市場に関する調査を実施(2021年)|矢野経済研究所
参考:アフィリエイト市場に関する調査を実施(2022年)|矢野経済研究所
参考:アフィリエイト市場に関する調査を実施(2024年)|矢野経済研究所
参考:アフィリエイト市場に関する調査を実施(2025年)|矢野経済研究所
参考:アフィリエイト市場に関する調査を実施(2026年)|矢野経済研究所

これからの見通し

成長の見通しは年10%から約6%台に下がり、同じ規模に届く時期も遅くなった

矢野経済研究所の各年の調査で示された将来予測の横棒グラフ。2020年調査は2024年度4,951億円、2021年調査は2025年度5,146億円(年10%前後)、2022年調査は2026年度5,639億円(年平均10.0%)、2024年調査は2027年度5,862億円、2025年調査は2028年度5,835億円(年平均7.2%)、2026年調査は2029年度約5,883億円(年平均約6%台)。比較のため、2026年調査で示された2024年度の市場規模4,379億円の位置に縦の破線を引いている。

2022年の調査では年平均10.0%の成長が見込まれていましたが、2026年の調査では約6%台に下がりました。また、2024年の調査は2027年度に約5,862億円と予測していた一方、2026年の調査では2029年度に約5,883億円とされています。同じくらいの規模に届く時期が、2年ほど後ろにずれた形です。

※年平均成長率は、調査ごとに計算の起点となる年度が違います。到達の時期の比べ方は、当サイトによるものです。

参考:アフィリエイト市場に関する調査を実施(2022年)|矢野経済研究所
参考:アフィリエイト市場に関する調査を実施(2024年)|矢野経済研究所
参考:アフィリエイト市場に関する調査を実施(2026年)|矢野経済研究所

新しい広告主やECモール型が、これからの伸びを支えるとみられている

  • 新しいジャンルの広告主や、新しいASP(広告主とアフィリエイターを仲立ちする事業者)の参入
  • SNSを中心に活動する、若い世代のアフィリエイターの増加
  • ECの利用の広がりを受けた、ECモール型の成長
  • ルールの整備で市場が健全になり、ほかのネット広告の予算が流れてくる可能性

2024年から2026年の調査では、こうした点が伸びを支える要因に挙げられています。2026年の調査によると、これからはASPごとの戦略の違いで、業績の差が広がる見通しです。AIへの対応力や有力なメディアとのつながりが、競争の分かれ目になるとされました。

参考:アフィリエイト市場に関する調査を実施(2024年)|矢野経済研究所
参考:アフィリエイト市場に関する調査を実施(2025年)|矢野経済研究所
参考:アフィリエイト市場に関する調査を実施(2026年)|矢野経済研究所

AIの要約で検索からの流入は減り始めたが、ASPの売上への影響はまだ限られている

プラスの面:広告づくりや分析の手間が減り、仕事の効率が上がる

マイナスの面:検索結果にAIの要約が出るようになり、ブログなどへのアクセスが減る

2026年の調査によると、2025年までのところ、AIがASPの売上を大きく減らした例は多くありません。AIの要約の引用元にアフィリエイトメディアが含まれることや、SNSや動画からの集客が落ち込みを補っていることが理由です。ただ、検索からの集客に頼る一部のメディアでは成果が減りつつあり、本格的な影響はこれから表れるとみられています。

参考:アフィリエイト市場に関する調査を実施(2026年)|矢野経済研究所

データを読むときに気をつけたい3つの点

  1. 見込値は、後の調査で変わります。 たとえば2023年度は、2024年の調査では約4,116億円の見込みでしたが、2025年の調査では約4,113億円とされました。
  2. 予測は、確定した数字ではありません。 2020年の調査は2024年度を4,951億円と予測していましたが、後の調査で示された値は4,379億円でした。
  3. 市場規模は、調査会社による推計です。 ASPなどへの聞き取りやアンケートをもとに、成果報酬や手数料などを合計した金額で、ほかの調査とは数え方が違う場合があります。

まとめ

国内のアフィリエイト市場は、2025年度に4,598億円となる見込みで、毎年大きくなってきました。ただし伸び率は2022年度をピークに下がっており、2026年の調査では年約6%台の安定した成長が見込まれています。

伸びる分野は年ごとに入れ替わり、AIの広がりによる検索の変化という新しい動きも出てきました。数字の大きさだけでなく、何が伸びを支えているのかに目を向けると、市場の今の姿が見えてくるのではないでしょうか。

この記事で使った資料

この記事の数値は、2026年10月8日時点で確認できた公表資料にもとづいています。

資料の一覧と、数字の数え方を見る
資料名アフィリエイト市場に関する調査を実施(2020年・2021年・2022年・2024年・2025年・2026年)
発信元矢野経済研究所
公表日2021年2月17日、2022年3月11日、2023年4月19日、2024年4月24日、2025年3月19日、2026年3月18日
集計の対象ASP型・モール型・独自型・プラットフォーム型の4つの形態
集計の単位年度ごとの金額(成果報酬額、手数料、初期費用や月額費用などの合計)

市場規模は、ASPや業界団体などへの面談、アンケート、文献調査をもとにした推計です。4つの形態は、次のとおりです。

  • ASP型:広告主とサイト運営者を仲立ちし、広告主から広告料や手数料を受け取る
  • モール型:ネット上のショッピングモールが、出店者の商品を宣伝するために行う
  • 独自型:通販サイトを持つ会社が、自社の商品を宣伝するために行う
  • プラットフォーム型:成果の計測や分析のための仕組みを提供する

同じ年度の数字が調査によって違う場合は、もっとも新しい調査の値を使いました。

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この記事を書いた人

【あいさつ】
こんにちは、ゴンザレス美と申します。お菓子ライブラリの運営者です。
お菓子・食品関連業界の事業会社にて新規事業の立ち上げに携わる、お菓子業界の現役従事者です。Webコンテンツ制作・SEO対策・販促物制作・営業活動・食品展示会の出展準備と運営など、業界の事業活動を実務として日々経験しています。

【これまでの経歴】
大学卒業後、外食産業にて店舗運営に従事し、調理・接客・スタッフマネジメント・売上管理など、現場運営の基礎を積みました。その後Web業界へ転身し、SEOコンサルティング会社にてWebライティング・編集・進行管理に携わったのち、美容・健康分野のWebマーケティングを担当。検索意図の読み解きからコンテンツ設計・データ改善までを一貫して経験してきました。
現在はお菓子・食品関連業界に身を置き、新規事業の立ち上げに参画した他、Web制作・SEO記事執筆・販促カタログ制作・営業支援・食品展示会への出展準備と運営など、お菓子・食品業界の事業活動を多面的に経験しています。

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