アメリカ人の4人に3人が砂糖を控えている|2025年の調査で見る甘いものとの付き合い方
砂糖のとりすぎに気をつける動きは、日本だけのものではありません。アメリカの国際食品情報評議会(IFIC)は、20年にわたって消費者の食と健康についての意識を調べてきました。この記事では、その2025年の調査結果をもとに、アメリカ人が砂糖をどう気にかけ、どう控え、甘いものとどう付き合っているのかを整理します。
アメリカ人は、砂糖をどれくらい気にしている?
砂糖の量を気にする人は、2015年より8ポイント下がった

IFICは、食べる砂糖の量と種類を気にしているかどうかを、2006年、2015年、2025年の3回たずねています。量・種類ともに2015年がいちばん高く、2025年は最初の2006年に近い水準に戻りました。それでも、6割を超える人が砂糖の量を気にかけています。
※「とても気にしている」と「やや気にしている」の合計です。
参考:2025 IFIC Food & Health Survey: A Focus On Sugars & Sweeteners|International Food Information Council(IFIC)
どれくらいの人が、砂糖を控えている?
4人に3人が、砂糖を控えるか避けている

合計の割合は2019年がもっとも高く、その後は7割台で推移しています。2025年は、砂糖を完全に避けている人が前の年より3ポイント増えました。一方で、控えても避けてもいない人も、4人に1人います。
※合計は資料の公表値で、四捨五入のため内訳の合計と一致しない年があります。
参考:2025 IFIC Food & Health Survey: A Focus On Sugars & Sweeteners|International Food Information Council(IFIC)
控えている人の6割あまりが減らしているのは、「加えられた砂糖」
| 減らしている砂糖の種類 | 2023年 | 2024年 | 2025年 |
|---|---|---|---|
| 加えられた砂糖(加工食品や飲み物に加えられた砂糖など) | 59% | 60% | 63% |
| 食品にもともと含まれる砂糖(果物や無糖の乳製品の砂糖など) | 14% | 11% | 13% |
| その両方 | 27% | 30% | 24% |
砂糖を控えている・避けていると答えた人の多くは、加工食品や飲み物に加えられた砂糖を減らそうとしています。果物などにもともと含まれる砂糖だけを減らす人は、少数でした。両方を減らす人は、2024年から6ポイント下がっています。
※砂糖を控えている・避けていると答えた2,185人が対象です。
参考:2025 IFIC Food & Health Survey: A Focus On Sugars & Sweeteners|International Food Information Council(IFIC)
どうやって、砂糖を控えている?
いちばん多い方法は「カロリーのある飲み物の代わりに水を飲む」

この方法は、2017年以降の6回の調査すべてでいちばん多い答えでした。2021年と比べると、栄養成分表示で加えられた砂糖の少ないものを選ぶ人や、特定の食べ物・飲み物を控える人が増えています。ただし、2017年と比べると、水を選ぶ人は64%から下がりました。
※複数回答です。砂糖を控えている・避けていると答えた人が対象です。
参考:2025 IFIC Food & Health Survey: A Focus On Sugars & Sweeteners|International Food Information Council(IFIC)
甘いものとは、どう付き合っている?
特別な日なら、82%が砂糖を加えた食べ物も「よい」と答えた
IFICが2025年9月に行った別の調査では、砂糖を加えた食べ物や飲み物について、特別な日なら8割あまりが「とってもよい」と答えました。毎日となると、その割合は6割弱まで下がります。ふだんは控えつつ、特別な日の甘いものは楽しむという考え方の人が多いことがうかがえます。
※2025年9月25日に、アメリカの18歳以上の1,002人に行ったオンライン調査です(誤差は±3.1ポイント)。上で紹介した2025年3月の調査とは対象も時期も違うため、数字を並べて比べることはできません。
参考:IFIC Spotlight Survey: Americans’ Perceptions Of Added Sugars & Sweeteners|International Food Information Council(IFIC)
甘いものが食べたいときに選ぶのは、チョコレートとアイスクリームが上位

同じ調査で、甘いものが食べたいときに選ぶものをたずねたところ、チョコレートとアイスクリームが半数を超え、果物が続きました。甘いものが欲しくなる場面は「夕食後のごほうびやデザート」(46%)と「おやつ」(45%)が多く、朝食・昼食・夕食の食事中は2割台にとどまります。
※いずれも複数回答です。
参考:IFIC Spotlight Survey: Americans’ Perceptions Of Added Sugars & Sweeteners|International Food Information Council(IFIC)
日本と比べると、どう違う?
1人あたりの砂糖の消費量は、アメリカが日本のおよそ2倍
ISO(国際砂糖機関)のまとめでは、アメリカの1人あたりの砂糖の消費量は、日本のおよそ2倍です。多くの人が砂糖を控えようとしているアメリカですが、量そのものは日本よりかなり多いことになります。ただし、IFICの調査は意識や行動をたずねたもので、消費量の統計とは調べ方がまったく違います。
※粗糖に換算した暦年の値で、工業用などに使う砂糖も含みます。
参考:令和7砂糖年度における砂糖及び異性化糖の需給見通し(第3回)|農林水産省
データを読むときに気をつけたい3つの点
まとめ
この記事で使った資料
資料の一覧と、数字の数え方を見る
| 資料名 | 2025 IFIC Food & Health Survey: A Focus On Sugars & Sweeteners |
|---|---|
| 発信元 | International Food Information Council(IFIC、国際食品情報評議会) |
| 公表日 | 2025年12月3日 |
| 調査の対象 | アメリカの18~80歳の3,000人 |
| 調査の方法 | オンライン調査(2025年3月13~27日)。年齢・学歴・性別・人種・地域で、アメリカの人口構成に合わせて重み付け。調査はGreenwald Researchが実施 |
| 資料名 | IFIC Spotlight Survey: Americans’ Perceptions Of Added Sugars & Sweeteners |
|---|---|
| 発信元 | International Food Information Council(IFIC、国際食品情報評議会) |
| 公表日 | 2025年12月3日 |
| 調査の対象 | アメリカの18歳以上の1,002人 |
| 調査の方法 | オンライン調査(2025年9月25日)。誤差は95%の信頼水準で±3.1ポイント |
